今日は、ちょいとセレブで貴重な体験をしました。
なあんと、明日から東京上野で始まる「国宝・阿修羅展」の「開会式、レセプション&内覧会」というのに、某所から「ご招待」をいただいてしまったのです
時期的には、とても休暇を取れるような時期ではない(年度末~~)のですが、こんな経験は生涯で二度とないだろうと、後ろ髪をひかれる思いで行ってきました。
こういうときって、きちんとした格好をしていかなくっちゃいけないのかな;;;とか思いながらも、結局いつものビジネススーツで。
天気にも恵まれ、平日というのに上野公園はお花見客ですごい人・・。
そこを超えて「東京国立博物館」に向かうと、やはりご招待を受けた人たちが入口で招待状を見せて入って行きます。さらに黒塗りの車も続々と入場していきます。
おおお、やっぱりセレブな世界なのかもしれない;;
開会式が午後2時からということで、ちょっと前に行ったのですが、すでにたくさんのお客で入口はぎゅうぎゅう。
な~んだ、開会式って、別に講堂みたいなところでやるわけじゃないのね。
20分ほど立ちんぼうで待たされ、ようやく開会式。
主催者:博物館館長や興福寺の管主、朝日新聞・テレビ朝日などのトップのあいさつがあり、テープカットでいよいよ開会。
仏像コラムで有名な、みうらじゅんさんと今回の展覧会のイメージ大使?になった(ジュノン・スーパーボーイ?の)若い男の子もいました。
#みうらさんは、ぱっと見てすぐにわかりました。(あとでミュージアムショップと上野公園の桜の下を帰ろうとしていた時にも、すぐ私の前にいて、この人とは波長があうんだろうかとか思ってしまった(笑))
そのあと、やっと内覧会。
第一会場は、金堂跡から出たこまこました水晶玉とか宝玉とか、そういう文物の展示があり、その後、メインの八部衆・十大弟子といった像のコーナーがあって、ようやくメインの阿修羅像のところに流れていきます。
去年の「日光・月光菩薩」展のときと同じように、拝観ルートにアップダウンがあるので、遠く高いところから阿修羅を見つけ、阪を降りながらだんだん近づき、ぐるりと360度から拝見するというルートになってます。
去年、興福寺でこれらすべてを拝観させていただいたのですが、あのときはガラスケースに入っていたので一面からだけでしたが、今回の360度というのはやはりちょっと興味深いですね。
それ以上に「をを!!」と思ってしまったのは、やはりライティング。
広く薄暗い中に、阿修羅像が「ポッ」と浮かんでいるような感じなので、遠くから見るとまるで光り輝いているようにも見えるのですわ。これは興福寺では見れなかった世界でした。
まあ、仏像は美術品とはちがうのだからと思うものの、こんな風に黄金?に輝いていると・・・やはりいまの私の脳裏では別のものを思い出してしまいます~~(^^;
まあ、それはそれとして、そんな照明効果もあり、去年より大きく立派な感じに見えました。
で、いまさらですが、美しいです。
昔はもっと怖い顔をしているという印象があったんですが、ちょっと愁いのある顔、そして左右の顔も、特にこちらは横顔が美しかったです。
あと、個人的には第二会場にあった「運慶作」といわれる四天王像が、けっこうドギューン!でした。
「か、カッコイイ!!」どうもまだ、闘う仏様に惹かれているんですね~>ワタシ
普通、四天王は四隅に佇立して仏様を守りますが、今回は正面には薬王菩薩立像があって、それを参道で左右から守護するという形に並んでいまして、この一角はかなりツボでした。
などなど、自分の萌えペースで、ゆっくり堪能できたあと、ミュージアムショップで買ってしまったのが写真のフィギュアです

大きさはせいぜい15センチぐらいのもので、非常に小さいです。なので、厨子とはいえないけど、一応仏壇に安置させていただくことにしました。
今回は阿修羅のフィギュアがあるというのは知っていたのですが、「ははは、まさか、そんなフィギュアなんて(マニアックで)買えないよ」と、最初は思っていたんですよね。
でも、これが今回の目玉だったようで、おひとり様2点までって制限もついているし、けっこう、どっかの社長さんみたいな人が、それこそ2点とか買っていくんですよ。
もちろん、限定発売でもありますし、今躊躇していたら、それこそ買えないと思って、1体求めてしまったわけです
いや~~、フィギュアなんて、子供のころのリカちゃん人形を別にすれば、初めて買いましたよ。
しかも、仏像フィギュア;;;
実は・・・昨日発売されたという黄金聖闘士フィギュア(冥衣)サガ(←お気に入り)を買っちゃおうかなと、こっそり思っていた矢先に、それを予感させるような阿修羅との出会いだなあ~~~。ミクシの日記に書いたんですが、この両者・似てるんですよね。顔が左右についていたり、手が複数あったり;;;;
うーむ~~~;;(←悩んでいるらしい)
まあ、それはさておき、初めてのレセプション&内覧会体験。思った以上に招待客が多かったようで、フツーに見に来るときと変わらないかなという混雑ではありましたが、イヤホンガイドは無料で貸してくれたし、帰りには3000円ぐらいするような立派な図録もお土産にもらってきたので、やっぱ来てよかった~。
特別なお客様としておもてなしされると、やっぱり嬉しいものですね。
また興福寺さん、行かないとなあ~。