今日は姉といっしょに、松屋銀座で開催されている「ミヒャエル・ゾーヴァ展」に行きました。
ミヒャエル・ゾーヴァはドイツの画家・風刺画家・イラストレーターです。
絵本の挿絵や風刺画を描いたり、映画の美術に参加もしています。
日本だと絵本『魔笛』や映画『アメリ』に出てくる絵が有名でしょうか。
さて、なぜ卒業制作のことを書くブログにゾーヴァさんの話がでてくるのかというと、
昨日の「本のマガジン」の全体会議で、
「自分が本を読むようになったきっかけの人は誰だ」という話が出たことにあります。
会議のとき、私は図書館の司書さんと答えたのですが、
高校生のときにゾーヴァさんの絵に魅かれて『ちいさなちいさな王様』を買ったのを思い出しました。
挿絵目当てで買い、せっかくだからと文章も読んでみておもしろいと思い、その作家が好きになる。
私はライトノベルなどの本もイラストレーターで選ぶことが多いです。
作家としては自分の文章ではなく、絵で選ばれるのは、複雑なのかもしれませんが、
本を読まない人、とくにマンガは読むけど小説はちょっと苦手という人にとっては
「絵」が本を読むきっかけになることが多いのではないかなと思いました。
ちなみに初日の今日はゾーヴァさんのサイン会がありました。
始発で出かけたかいあって、御本人にお会いすることができ、図録にサインをしていただきました。
家宝がひとつ増えてうれしい!ですが、始発はもうしばらく乗りたくないです……!
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「ミヒャエル・ゾーヴァ展」
4月29日(水・祝)‐5月11日(月) 松屋銀座8階大催場
開場=午前10時‐午後8時 入場料=一般1000円・高大生700円
『ちいさなちいさな王様』
アクセル・ハッケ 作/ミヒャエル・ゾーヴァ 絵
那須田淳/木本栄 共訳
講談社 定価:本体1300円(税別)