私が大学を出て一般就職し、実家の刺繍屋に戻ったのが20代の半ばでした。
アパレル業界以外に刺繍は売れないか?と模索していて、初めて一人で営業して注文をもらったのが日本エアシステム(旧東亜国内航空)さんです。
機内で配るノベルティの刺繍ワッペン や刺繍キーホルダーは1オーダーで10万個以上でした。
受注金額もかなり大きな金額になり、びっくりしたのを覚えています。
きっかけはツテを使ってこの会社のグッズ担当者を紹介してもらい、アプローチしました。
大企業だけに意外と提案してくる会社は少ないらしく、トントン拍子に商談が進みました。
学生時代によくある「絶対に彼氏がおる」と思われる可愛い子に誰も告白せず、ダメ元でお付き合いを申し込んだら即OK!という感じですかね。
今思うと、怖い物知らずだったのが良かったのかもしれません。
このキーホルダーを見るたび「ダメ元魂」を思い出します。
この人生は一回切り、何事もダメ元で行きましょう。