手術当日

2011-10-17 18:10:29 | 日記
10月5日(水)
なかなか寝付けなかったのに朝6時に自然に目が覚めました。
そういえば昨日も目が覚めたの6時だったなあ。
6時15分に看護師さんが来て検温と血圧測定。
手術は、普通8時半からなのだけど、今日はちょっとした処置が前に入っているので9時半からと説明されました。
7時までに排便がない場合は座薬を入れて、それでもダメなら浣腸するとのことでしたが、とりあえず排便あったので(少量ですが)浣腸は免れました。
肺塞栓予防のための弾性ストッキングをはいて準備万端。

予定より早く手術室が空いたとかで、9時10分頃手術着に着替えて病棟の看護師さんとダンナと一緒に歩いて3階の手術室まで移動。手術室の前でダンナと別れて病棟の看護師さんから手術担当の看護師さんに引継ぎ。
更に奥の手術室まで歩いていって小さな台の上に寝るように言われて、下着をとってT字帯まかれて。(紙パンツはいてたのでそのまま捨ててもらいました)
この頃から緊張で頭真っ白。手に点滴用の留置針刺されたのはこのときだったか…。
麻酔科の先生と看護師さんたちがばたばたと準備を始めて、「ではエビのように横向きで丸くなってください」って言われて、とうとう硬膜外麻酔打つのね。と更に緊張。
背中に針が入った感触があり、何かが奥の方まで入ってるな…と思ったとき、「大丈夫ですか。手足のしびれとかないですか。」と聞かれて、「ないです」と答える。
「このまま意識がなくなりますからねー」え。もう?てか、執刀のI先生の顔見ないまま手術なの?…………と思う間もなく意識なくなりました。

………目が覚める。ちょっと前まで夢見てたような…朝がきたのかな…。と思った瞬間に名前呼ぶ声が聞こえて天井の煌々とした明りが目に入る。
「手術無事に終わりましたよ。大丈夫でしたよ。」とsatake先生の声。いつの間にか酸素マスクしてる。
そうか…手術終わったんだ…。今までとは違う体になっちゃったんだな…。どんな風になったんだろう…。朦朧とした頭で考えながらとりあえず何か質問を探す。
「センチネルは大丈夫だったんですか」「大丈夫だったよ」
「今何時ですか」「6時半ですよ」
「これから病室に戻りますからねー」
先生方何人かでシーツを持って「せーの」で病棟のベッドに移動。
ここから病室までガラガラと引っ張っていかれるのね。
気持ち悪くならないよう、にゃちさんの教えを守って絶対に頭を動かさないようにしなければ。
って思ってちゃんと頭固定してたのに、方向転換やら段差やらダメ押しのエレベーターのゆれでもう気持ち悪くて吐きそう(´д`)
病室に戻ってダンナと母親の顔を見た…はずだけど声しか記憶にない。
少しずつ吐き気も治まってホッとしたところに、なにやら先生方が私の胸を見て騒いでいるような。
「出血してますね」だの「どんどん青くなってきてます」だの不穏な言葉が聞こえてくる…。「これは再手術ですかね」って決定的な言葉。
(ウソでしょ…まさか…そんな…ヤメテ…)
そのうちにsatake先生が「中で出血しているようなので、すぐに局所麻酔で再手術します。」ってダンナと母親に言ってるし。局所麻酔??冗談だよね?冗談って言って!
「大丈夫です。すぐに終わりますから。」って先生落ち着いてるけど、ホントに大丈夫なの??と思う間もなく「手術室準備できました」の声でまたガラガラとベッドごと連れて行かれてエレベーターに乗せられたのでした…。
コメント (2)
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入院初日

2011-10-17 15:41:50 | 日記
10月4日(火)
記念病院での乳がん宣告から4ヶ月、その後市大センター病院を受診してから3ヶ月。
やっと…というか、とうとう入院の日が来てしまいました。
乳がんは自覚症状が全くないから今日まで普通に健康体だったのに。明日からは違ってしまうんだな…。

朝は6時に目が覚めて、洗濯して部屋干し。
1時~1時半が入院受付時間なので早めに車で出発して11時半に病院到着。昼食後、1時に入院とレンタルパジャマ(一日200円)の手続き。

1時半に病棟の看護師さんが1階まで迎えに来て、14階の個室まで案内してくれました。
部屋にトイレ&シャワー室、洗面台、テレビ、冷蔵庫完備。
噂通り、部屋からはみなとみらいが一望。夜景が楽しみだなあ。
なんてのんびり考えてるヒマはなく、すぐに看護師さんが来て、手首に名前のついたバンドを取り付けてくれました。
このバンドを見せて友の会に入ると6階の売店で品物が安く買えると聞いたのでさっそく必要な物を買いに。でも実際は全部の商品ではなくて飲み物が一部安く買えるってだけでした。残念(-_-)
胸帯3枚、T字帯3枚、カット綿、尿取りパット、テレビガイドを買って約1万円。
その後病室に戻ると看護師さんから今後についての説明、身長・体重・血圧測定、検温、採血(⊃д⊂)とけっこう慌しい。
夕方に先生が胸とお腹にマーキングをするので、その前にシャワーを浴びてくださいってことで、4時に個室についてる浴室でシャワー。次はいつ浴びることができるんだろう。(次は退院日でした…)
6時に部屋に食事が運ばれて、手術前の最後の食事をゆっくり頂こう…と思いきや。
食べ始めるとまず形成外科の先生が来て、胸とお腹にマーキング。やれやれと思って食べてると次は乳腺科の先生が来て乳がんの摘出手術について説明(I先生は学会で留守とのことでした。7月に会ったきりだなあ…)センチネルリンパ節生検は一応するとのことで、非浸潤がんでも4%くらいの割合でリンパ節に転移があるそうです。脇の下を切るので傷になっちゃうけど…仕方ないか。
食事の続きしてると今度は交代の看護師さんが来て、「夜眠れそうになかったら睡眠薬出しましょうか」「眠れそうにないのでお願いします」
最後に大御所satake先生が来て、マーキングをちょこちょこと修正。
「食事中だったんですねー。後で手術の説明しますからガシガシいっちゃってください。」ってことで、食事の中断4回、やっと冷め切ったご飯にありついたのでした。
7時過ぎに別室で佐武先生より手術の説明。
最初にI先生が乳がんの摘出手術をして、それが終わってすぐにsatake先生にバトンタッチ。乳房再建手術をします。
お腹の脂肪が思ったよりも少ないので、(ジムで鍛えすぎたか;)血流の悪い部分の脂肪も使うことになること。乳輪回りを丸く切り取るのと、乳輪から脇にかけての部分を切る等の説明をしてもらいました。

7時半頃になってやっと落ち着くことができました。
左おっぱいと最後のお別れ…と思って鏡を見たけど、あちこちマーキングされててどうも感傷に浸れないわ;
食事は夜9時まで、水分は夜12時までとってもいいということで、9時に下剤と睡眠薬を飲んでおやすみなさい。
…って、全然眠れない!たまに見回りにくる看護師さんたちに心配されながらも、テレビをつけたり消したり。明け方4時過ぎになってやっとうとうとし始めたのでした。
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入院前日、初整体。

2011-10-17 15:29:16 | 日記
10月3日(月)
いよいよ明日から入院です。
にゃちさんから手術前に行っておくと絶対いいから。と勧められて整体に行ってきました。
癒し系のお兄さんに体のあちこちをほぐしてもらって、ゆがみを矯正してもらって。なんだか気持ちがいい。
最初に一時間と聞いて長いなーと思ってたらあっという間に過ぎてしまいました。
恐怖の術後48時間がこれで少し楽になるかも。

その後、100円ショップでストロー付ペットボトルキャップ購入。
これは必需品でした。
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再建サロンに参加

2011-10-17 14:57:07 | 日記
9月24日(土)
午前中に美容院に行って、高校卒業以来のショートヘアにしてきました。
それまではデジパーで肩の下あたりでくるくるしてたのですが、(46才ですが何か?)入院中や退院後髪を洗うのも大変かと思って。
後日、職場の後輩から「年相応になったね~」とお褒めの言葉を頂きました(-_-)
…若作りしててスミマセン…。
でも髪の毛洗うのがとってもラクになったので、今後もずっとショートでいいかも。

その後、3時からうきふねさんの再建サロンに参加。
ぎりぎり3時に入室したら参加者の方がいっぱいでほとんど満席状態。
ほとんどが穿通枝皮弁での手術経験者の方と、今後この手術を受けたいと思ってる方で、一人一人のこれまでのいきさつや経験を聞いて、私一人が大変な思いをしているわけではないんだな…ってことを改めて実感しました。
また今回も経験者さんの一人を捕まえて質問攻めにしてしまいました。
再建サロンは毎月末の土曜日に開催しているとのことなので、来月は経験者として参加したいと思ってます。
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