術後３日目

１０月８日（土）
朝が来た。やっと今日から楽になるはず。この苦しさもあと少し。
で、６時頃テレビ見てたら、衝撃的なニュースが！
ＮＥＷＳのヤマピーと亮ちゃんが脱退って？！
びっくりして速攻でジャニ友にメールしてしまった…。
入院中で動けないはずの私から早朝にメールを受け取った友人は、何か起こったのかとかなり焦ったらしい。
コンサート次はいつやるのかとずっと待ってたのに…。もちろん４人のＮＥＷＳでもコンサートには行くけどさ。でもかなり寂しい…。

それはそうと(^_^;)
その後、朝８時に朝食が来て、９０度に起き上がってしっかりご飯見ながら食べました。ベッドでの歯磨きも楽々。
９時２０分、トイレまで歩ければ尿管が外れますと言われて、看護師さんに足のマッサージポンプ外してもらう。
体についてるドレーン５個を長い紐のついた３つの袋に入れて、点滴のスタンドに引っ掛けて、ガラガラと点滴引っ張って腰の曲がったお婆さんのような歩き方でトイレに行って便座に座ってみる。ドレーンの袋が絡まってけっこう難しい。
それでも、「尿管外しても大丈夫そうですね」と言われてホッとする。
それからしばらくベッド脇で立ってたら、だんだん目の前が暗くなって頭がフラフラしてきた。倒れそう。これが貧血ってやつ？
看護師さんに、「ゆっくりベッドに横になってください」って言われてそうしたら、すぐに治まってきました。
寝起きに立ちくらみがすることはたまにあるけど、３日も寝てて起き上がるとさすがに貧血になるのね…。
手術後、ずっと微熱が続いてたし、血圧はいつも上が９０台だったし、そういうのも関係あるのかな。

９時４０分、先生が来て背中の硬膜外麻酔の針と尿管を抜いてくれました。痛くなかった。マッサージポンプも取れてだいぶ身軽に。
体拭きも背中以外は今日から自分で出来ます。
でもトイレ行くのが大変だなあ…。看護師さんはトイレ行く度に呼んでくださいねって言うけど、毎回ナースコールするのも申し訳ないような。。
って交代の看護師さんに言ったら、ドレーンの袋を首にかけた方が簡単かもしれないと言われてやってみたらちょっと重いけど確かにその方が楽。これなら1人でトイレ行かれる。

午後は１時頃にたまたま大阪から出張に来てた友人が別の友人と２人でお見舞いに来てくれました。
午前中までぐったりしてたけど、午後は意外と大丈夫。普通に話しができました。
その後埼玉に住んでる弟一家がお見舞いに。母親も弟に呼び出されてやってきて、なんかにぎやかでした(^_^;)
…ちょっと疲れた。

やっと自分の体を見られるようになると、お腹や太ももが発疹で真っ赤になってる。
背中やお尻もすごいらしい。
今日は痒み止めの塗り薬を塗ってもらって、飲み薬を処方してもらいました。
それでもやっぱり痒い…。
夕方形成外科の先生が見てくれて、もしかしたら薬の影響かもしれないので、リザベンを飲むのをやめてみようと言われました。
やめてしまうと、瘢痕形成予防ができなくなるのでは…と不安でしたが、今は体の発疹のほうが大事だ…。

夜０時から血流確認が４時間毎になって、入院以来初めて夜熟睡することができました。

術後２日目

１０月７日（金）
今日も昨日と同じく一日寝たきりで辛い；；
でも、それも明日の午前中までだ…。寝たままご飯にも少し慣れて完食きるようになったし、持ってきた本の中で、一番薄い文庫本を読むことができました。
知らずに買った小説だったけど、読んでみると主人公の恋人が乳がんで亡くなる話でした…。
そういえば、私は乳がん患者だった。０期だから大丈夫なものと思って再建のことばかり考えてたわ。
肝心の乳がんの方は、手術が終わって私が再建の手術を受けてる間にダンナが乳腺科のＩ先生より説明を受けてました。
取り出したブツを見せられて、（私の乳頭乳輪…(TдT)）「脂肪表面に病巣が出ていないことから、すべて取り切ったと思われます。非常に良い感じで取り切ることができました。」と言われたとのこと。
病理診断を待たないとはっきりとは言えないけれど、今後は無治療でいけるのではないかとのことでした。
とりあえずヨカッタ；後は残った右側のおっぱいに乳がんが発症しないよう（乳がん患者の１０人に１人が対側に乳がんを発症するそう）食生活に気をつけよう…。
食生活と言うよりお酒が一番ダメな気もするけど＾＾；

ＰＭ８時４０分。2日前に手術室から病室に戻ってきた時間の丁度４８時間後に、ベッドを９０度まで起こせると聞いて、ずっとその時間を待ってました。
８時４０分ぴったりに看護師さん来てくれて（嬉しい）ベッドを９０度に上げてくれたので、それまでずっと鬱々としてた気持ちが少し晴れました。
明日の朝ごはんは楽に食べられるなあ～。

しかし…。
夜寝る頃になるとまた昨日の痒みが襲ってきた。今回は薬塗ってもらっても駄目。
どうやら、全身が赤くなってきているよう。
痒み止めと睡眠薬の入った点滴を入れましょうかと聞かれて、昨日は断ったのだけど（また針のところが痛くなると思って）今日はもう限界。点滴お願いしました。
これで眠れると思ったら、今度はいきなり咳が出そうになって、お腹のキズに響くとヤバイと思って何度も水を飲んで止めるの繰り返し。また眠れない…。

それでも夜０時からは胸の血流音の確認が２時間おきになったこともあって、やっと少し眠ることができました。
なぜか腰の痛みはすっかり忘れてました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

術後１日目

１０月６日（木）
眠れないままやっと朝が来ました。今日も１日点滴、１時間毎の血流音確認。
朝から食事が始まります。一昨日の夕飯食べて以来だからお腹すいた。
ベッドの上に乗っている机に食事のトレーを置いてもらいます。
俵型のおにぎりが出ると聞いていたので、手で食べられるようになってるのかと思ったら、お茶碗のなかでご飯がなんとなく俵になってるだけでした。崎陽軒のシューマイ弁当か！と1人ツッコミ。
まあ、普通に盛ってあるよりは食べやすいけど。
その他はどう見ても一般食。お茶にはストロー入れてくれたけど、味噌汁ってどうやって飲むの？
とりあえずベッドを４５度まで起こしてもらって、首のところにタオル置かれて。
「左手は肘から上だけは動かしていいですからね～。頑張って食べてください＾＾」と言い残して看護師さん去る。白衣の天使…甘くない＾＾；
でもまあ、食べさせてもらうのもなんだか気恥ずかしいわね。頑張って自分で食べよう。
ごはんもおかずも全然見えない。四苦八苦しながら箸で食べてみるけどぼろぼろ首のあたりにこぼれて赤ちゃんのよう(⊃д⊂)
出されたものは残さない主義だけど、もういいや…。食べられない。
７割ほど食べてごちそうさま。
今日からリザベンを１日３回服用。この薬を今後３ヶ月続けるらしい。
傷跡をきれいに治すための薬らしいけど、正直３ヶ月も飲むの面倒だな～。
食後はベッドで歯磨き。机に歯磨き粉をつけた歯ブラシ、水とストローを入れたコップ、吐き出し用のトレーを置いてもらってこれもこぼしながらもなんとか終了。
食事と歯磨きだけでものすごい疲れた。
動けないってこんなに辛いことだったのね…。

そして今日も採血。何回されても馴れないわ…。

１０時頃、ドレーンの廃液と体拭きです。
看護師さん二人がかりで暖かいタオルで全身を拭いてくれて、着替えさせてくれました。横を向いて背中を拭いてもらうのがけっこう大変でこれも一苦労。
その後、化膿止めの点滴を追加。…痛い…手の甲の針のところがどんどん痛くなってきた。看護師さんに言うと、「そしたらゆっくり落としますね」って言って調整してくれて、痛みなくなってきました。
この後何度か化膿止めの点滴があったけれどその度痛かった…。

そしてまた夜。相変わらず腰が痛い。今日と明日、この状態で夜を過ごすのかと思うと先の長さにうんざり(-_-)そしてぐったり。
自分でも情けないくらい声が弱々しくなってる。
昨日眠れなかったから今日は眠れるだろうと思っていたら、なんだか背中が痒くなってきた。でも動けないから掻けない(TдT)
看護師さんに言うと背中に冷たいシートを入れてくれました。
でもやっぱり痒い…我慢できない。段々お尻や太ももまで痒くなってきた。
夜中、背中に薬を塗ってもらって少し落ち着きました。
…今度は膀胱が痛い；おしっこが溜まってる感じがする。次に看護師さんが来たら聞いてみようと思ったけど我慢できない。
ナースコールで来てもらう。尿管カテーテルがうまくおしっこを排出できていなかったらしい。
管を調節してもらうと、「どんどん出てきてますよー」と言われて確かに尿意がなくなってきてる。
それで安心したのか、この後一時間ほどうとうとしたのでした。