My ordinary days

ようこそいらっしゃいました!
ふと思い立ち第2のキャリアを始めてしまった、流されがちなひとの日々を綴るブログです

もうすぐ一年NZの地震からも一年

2012-02-21 14:54:47 | 日記
クライストチャーチで起きた大地震からちょうど一年がたちました。
この地震にも驚きましたね・・・ビルの倒壊、そして生き埋め状態の人々。現地のビル跡はまだ立ち入り禁止のままのようです。あの地震の時も各国のレスキューがニュージーランドに入り人命救助にご尽力いただいていましたが
その後の東日本大震災では
地震による倒壊、の被害者よりなにより津波の被害者が多く、救助と言うよりご遺体の発見が主となってしまい、彼らが活躍する映像というものはほとんど見ることがなかった気がします。

最近また地震が多くなっているような気がします。まだまだ終わらない、終わっていないんだよね。


この支援プロジェクト代表の方の「構造構成主義」って気になるなあー。

GACKTからAmazonまで次々支援!日本最大級の支援プロジェクトはどうやって生まれたのか?(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース2012年2月20日(月)14:00

Amazonの「ほしい物リスト」を援用し、2万4000個の物資を被災地へ届けたり、自立支援の一環である「重機免許取得プロジェクト」で計200人以上の重機免許取得者を出したりと、誰も思いつかないアイディアを次々実行。糸井重里氏も驚く成果をあげている一人の学者がいる。西條剛央(37)、ボランティア経験なしの早大大学院(MBA)専任講師だ。日本最大級の支援組織「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表として、行政や日本赤十字社もできない支援を行っている。猪瀬直樹東京都副知事、柿沢未途衆議院議員から、GACKT氏、宮本亜門氏、市村正親氏、大竹しのぶ氏、木村佳乃氏、佐藤隆太氏、成宮寛貴氏、藤原紀香氏、別所哲也氏、松田美由紀氏、南果歩氏、森公美子氏、森山未來氏など、事務所の垣根を越え、有名人からも続々支援の手が差し伸べられているのはなぜか。『人を助けるすんごい仕組み』を刊行したばかりの著者に、その秘密を明かしてもらう連載が本日からスタート! 第1回目は、知られざるGACKT氏からAmazonまでの支援の舞台裏を探る。

──事務所や倉庫の設備費や1円の人件費もかけることなく、日本最大級のボランティア組織をつくられた西條さんに、その秘訣をお聞きしていきたいと思っています。どういった支援をされてきたのでしょうか?
西條 物資支援プロジェクトだけで、3000か所以上の避難所や個人避難宅、仮設住宅まで支援を広げて、3万5000回以上、15万5000品目に及ぶ物資支援を実現しました。また、「家電プロジェクト」では行政や日本赤十字社の支援が受けられない個人避難宅をはじめとして2万5000世帯以上に家電を送ることができました。その他にも20以上のプロジェクトや支部を立ち上げました。スタッフはフェイスブックに登録されているだけで2000名ほどでしょうか。

──本来政府や日本赤十字社がやるような規模のすごい支援ですね。これほど広まることは予想していましたか?
西條 全国に「自分にできることがないだろうか」と思っている人はたくさんいると確信していましたが、まさかここまでとは思いませんでした。

──早稲田大学大学院の学者である西條さんが、どうやってGACKTさんとつながったのですか?
西條 GACKTさんとつなげてくれたのは、ファンの方なんです。GACKTさんと僕に対してツイッターの「メンション」といって@のあとに名前を入れることで、その人にある種のメッセージとして送れる機能を使い、何度も「つながってほしい」と。それを見たGACKTさんが「はじめまして」と電話をくれたんです。
 その後、演出家の宮本亜門さんも直接連絡くださって、南三陸町に一緒に行ったりしています。そのつながりで、市村正親さん、大竹しのぶさん、木村佳乃さん、佐藤隆太さん、成宮寛貴さん、藤原紀香さん、別所哲也さん、南果歩さん、森公美子さん、森山未來さんなどの著名人の方々からもご支援をいただいています。

──すごいですね。西條先生はそういった芸能人の方と以前から交流されていたのかと思っていました。
西條 いや、そんなことはまったくありません。初めて話した芸能人がGACKTさんだったといってもいいくらいです(笑)。ツイッターで次々と著名人とつながって、事務所も何もないまま、瞬く間に広がっていったんです。

──そもそもその題材となる「ふんばろう東日本支援プロジェクト」(以下「ふんばろう」)を立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか?
西條 僕は仙台出身でして、今回の津波でおじさんが行方不明となってしまいました。最初に南三陸町に物資を持っていったのですが、文字どおり壊滅していたんですね。車でずっと走り続けるわけですが、すべてが破壊されているんです。これがそのときの動画です。テレビもいろいろ見ていたのでほんの少しは知ったつもりになっていたのですが、テレビではこれほどまでに伝わらないのかと、愕然としました。
言葉を失って呆然と歩いていると、偶然、地元の名士で「さかなのみうら」さんの三浦保志さんに出会ったんです。「さかなのみうら」のお店は骨組みだけになって、3階建ての屋上に漁網がかかって凄まじい状態だったのですが、そこに唯一のカラーで「ふんばろう南三陸町 力をあわせて一歩ずつ」と書いてあったんですね。それを見て、これだけ悲惨な目に遭っていても、前を向こうとしている人がいる。多くを失っていない僕たちが本気になれば何だってできるんじゃないかと思い、「できることはすべてやろう」と、自分の中の“リミッター”を外したんです。

──なぜそれほど広がったのでしょうか。
西條 まず、遠方からでも誰でも参加できる仕組みをつくったから、というのがあると思います。それと立ち上げてまもなくは、とにかくツイッターの力が大きかったですね。ツイッターのリツイートランキングで2位、3位を何十回も取りましたし、津田大介さん、岩上安身さん、GACKTさん、といったツイッターで10万単位のフォロワーのいる方々が広めてくださいました。
「大きな拠点避難所には物資が山積みになっていて、持っていっても追い返されるだけだから、物資の届かない小さな避難所を案内してくださる」というので、案内してもらって6か所の避難所に物資を届けてきたんです。
 南三陸町のマイナーな避難所には物資が全然行き渡っていませんでした。それこそ、リーダーがペン1本持っていない、震災から3週間も経つのにお風呂どころか、身体を拭くものももらったことがない、というわけです。
 家族も友人も街も、すべてを失った人たちが、数週間経つのにろくに物資も届かず、さらなる苦境に立たされていた。これはなんとかしなければ! と思いました。
 でも、物資を持っていっても、あっというまになくなってしまいます。東京~大阪間に匹敵する400kmにもわたって壊滅しているわけですから、もう「個」の力では限界がありすぎる。これは全国の人の力を集める仕組みをつくるしかないと思ったんです。

──それで物資支援の仕組みをつくったんですね。
西條 はい、僕の専門としている「構造構成主義」では、方法がないなら新しくつくってしまえばいいと考えます。この仕組み自体もとてもシンプルなんですよ。
 ホームページに、現地でヒアリングしてきた必要な物資とその数を掲載し、それをツイッターにリンクして拡散し、全国の人から直送してもらう。各地から送ったという報告だけは受けるようにして、必要な個数が送られたら、その物資に線を引いて消しておくという方法です。
 こうすれば必要以上に届くこともないですし、仕分ける必要もなければ、大きな避難所や倉庫で物資が滞ることもありません。必要としている人に必要な物資を必要な分量、直接送ることができるわけです。すると、その24時間以内に、そこに掲載した物資はすべて送られたんですね。

──直接送れるからこその、スピード感ですね。
西條 はい、現地で「さかなのみうら」の三浦さんがニーズを聞いて、配ってくれますから、困っている人に必要なものを確実に送ることができたんです。

──Amazonの仕組みもいち早く導入されたようですが、それはどういう経緯だったのでしょうか?
西條 ツイッターから陸前高田市消防団にボランティアに入っていた人からダイレクトメッセージで連絡がきたんです。1か月経過してもお風呂にすら入れていないので、簡易お風呂をつくるための材料やチェーンソーなどを掲載してもらえないかという依頼を受けたので、それをすぐに掲載してツイッターで拡散したんです。
 すると、それを見たAmazonの渡辺弘美さんから「『ほしい物リスト』というのがあるんですが、それを活用してみませんか」と連絡がきたんです。「ほしい物リスト」とは、元々誕生日プレゼントをほしい人が、自分がほしいものを掲載しておくことで、希望のプレゼントがもらえるという仕組みなんです。それを避難所への支援として応用したわけです。このAmazonを通した仕組みだけで、家電や自転車なども含めて2万4000個以上の物資が送られています。

──山積みになっていた行政の物資はどうなったんでしょうか?
西條 県や市など、まだ余っているところはたくさんあるはずです。なかには進んで連絡をくれる自治体もあるのですが、新聞記事などに報道されるまでは黙っているパターンも多いみたいですね(笑)。僕らは、岐阜県、愛知県、宮城県、福島県、大分県、大阪市、仙台市、横浜市などで行き場をなくした物資を、10tトラックで40台分以上をマッチングして、被災地で必要としている人たちに送っています。
「物資支援」とひと言でいっても、
(1)家にあるものを送ってもいい仕組み
(2)Amazonを通した仕組み
(3)行政で行き場のなくした膨大な物資をマッチングする仕組み
といったように、方法はいくつもあります

──これを読んでいる方で「何かしたいけど、日本赤十字社はどうかと思って一歩が踏み出せなかった」という人はすぐに支援することができるわけですね。
西條 そうですね。Amazonを使えば必要としている人にいますぐにでも送ることができるので、関心のある方やぜひ実行して、この仕組みを実感してもらえたらと思いますね。