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箕輪義隆挿絵工房 フィールドノート

見たこと 気になること たまに絵のこと

カワウ 未成鳥

2006年07月24日 | 

海岸沿いにいたカワウ。上面をよく見ると、新しく生えてきた羽毛(青マル、先端が丸い)と、幼羽(オレンジのマル、先端が尖っている)が混在しているのがわかります。おそらく、前の繁殖期に生まれた個体でしょう。写真ではわかりにくいですが、虹彩は灰色味を帯びていて、成鳥の緑色とは異なっています。20060724kawau

土曜日に発注したマット加工が出来上がりました。さて、額装しなければ。


川鵜はKawau?

2006年06月09日 | 

ニュージーランドの鳥類図鑑を見ると、英語名と並んでマオリ語の名前が記述されている事があります。手もとにある図鑑を開くと、日本と同種のカワウPhalacrocorax carboにはKawauと併記されていました。同じ鳥が同じ発音で呼ばれている事になります。単なる偶然なのか、あるいは共通の語源があるのか・・・。ニュージーランド北島にその名もカワウ島(Kawau Island)というのがありますが、ここにカワウがたくさんいるとか? シロハラコビトウはKawaupakaなので、何かウに関係した意味がある言葉なのか・・・? 今度、カワウ関係の人に会ったら聞いてみよう。


20060606kawau

Moon,G.,1992.The Reed Field Guide to New Zealand Birds.Reed Books.


ウ!

2006年05月29日 | 

昨日(5/29)、ハシボソミズナギドリに出会う少し前の話です。

場所は千葉市内。護岸から海を覗き込むと、すぐ近くのテトラポッド上でカワウと一緒にこの鳥が寝ていました。 上面の緑色光沢はもちろん、頸に残る白い生殖羽など、一見して「アヤシイ」印象。というより、ほどんど「あの鳥」です。

20060529umiu2









↓やっぱり! しかも成鳥。こんな時期でも東京湾内にいるんですね。

20060529umiu









ハシボソミズナギドリの次は、またウミウに戻ってしまいました。このブログには、可愛らしい小鳥は滅多に登場しませんね。


行徳でウミウ

2006年05月01日 | 

打合せに出かけたついでに、調べ物のため行徳野鳥観察舎へ寄ってきました。作業が一段落した後、保護区で繁殖しているカワウをしばし観察。カワウの群れを見ると無意識のうちにウミウを探してしまいます。しばらく見ていると、それっぽい変なウが1羽、干潟で寝ているのを発見。時々顔を上げるものの、どうも確信できず、観察舎スタッフの皆様にもお付き合いいただきました。画像が粗く不鮮明ですが、ウミウで良いと思います。

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ウミウ(昨年生まれ?)

上下とも同一個体。目後方の白いパッチが頭頂部に向かって広がっている事、口角が尖っているのがかろうじて分かります。




20060501umiu2 ウミウ(左)同じ汀線際にいたカワウ(右)との比較

ほぼ同じ距離からの画像。ウミウの方が大きい事、頭部の白色パッチの違いが分かります。