夕方、カワウの塒にて。
海岸沿いにいたカワウ。上面をよく見ると、新しく生えてきた羽毛(青マル、先端が丸い)と、幼羽(オレンジのマル、先端が尖っている)が混在しているのがわかります。おそらく、前の繁殖期に生まれた個体でしょう。写真ではわかりにくいですが、虹彩は灰色味を帯びていて、成鳥の緑色とは異なっています。
土曜日に発注したマット加工が出来上がりました。さて、額装しなければ。
ニュージーランドの鳥類図鑑を見ると、英語名と並んでマオリ語の名前が記述されている事があります。手もとにある図鑑を開くと、日本と同種のカワウPhalacrocorax carboにはKawauと併記されていました。同じ鳥が同じ発音で呼ばれている事になります。単なる偶然なのか、あるいは共通の語源があるのか・・・。ニュージーランド北島にその名もカワウ島(Kawau Island)というのがありますが、ここにカワウがたくさんいるとか? シロハラコビトウはKawaupakaなので、何かウに関係した意味がある言葉なのか・・・? 今度、カワウ関係の人に会ったら聞いてみよう。
Moon,G.,1992.The Reed Field Guide to New Zealand Birds.Reed Books.
打合せに出かけたついでに、調べ物のため行徳野鳥観察舎へ寄ってきました。作業が一段落した後、保護区で繁殖しているカワウをしばし観察。カワウの群れを見ると無意識のうちにウミウを探してしまいます。しばらく見ていると、それっぽい変なウが1羽、干潟で寝ているのを発見。時々顔を上げるものの、どうも確信できず、観察舎スタッフの皆様にもお付き合いいただきました。画像が粗く不鮮明ですが、ウミウで良いと思います。
ウミウ(昨年生まれ?)
上下とも同一個体。目後方の白いパッチが頭頂部に向かって広がっている事、口角が尖っているのがかろうじて分かります。
ほぼ同じ距離からの画像。ウミウの方が大きい事、頭部の白色パッチの違いが分かります。