前回からの続き
ウナギを飲み込みきれない成鳥に対し、若いカワウが激しく追いかけ餌の奪取を試みます。
成鳥も向き直って威嚇するのですが、そのたびにウナギがはみ出してきます。
ついに吐き出した直後、若いカワウがウナギを奪い、飛び立ちました。成鳥も頭をくわえて抵抗しますが・・・。
ウナギをぶら下げて飛び去るカワウ。くわえている位置に注目、上の写真では胴を持っていますが、下ではえらぶたの後ろに持ち替え、しっかり押さえています。この間2秒ほど。
このあと、大きなウナギをあっさり飲み込んでしまいました。コンディションの違いなのか、もしかすると性別の違い（カワウはオスの方が大きい）なのかも知れません。
三面張りされた水路にカワウが1羽。
くちばしから垂れ下がっていたのはウナギでした。ここにウナギが生息していた事自体が意外。
なかなか飲み込めず、何度もトライしては吐き出すことを繰り返していました。下の写真は水中でくわえ直す様子。ウナギはすでに絶命しているのか動く様子がありません。
もたもたしている所にもう1羽のカワウ（左）が飛来。羽色から前シーズン生まれの若い個体と思われます。この時は完全にウナギを飲み込んだように見えましたが・・・。
続く （気を持たせる程のオチはありません）
東京湾内で久しぶりにウミウを見ました。今シーズン初の幼鳥です。酷い画像ですが、分かる人には分かるかと。
よく見ると、右の口角付近にピンク色の異質な物体が。ルアーが引っかかっているようです。これで採食は出来るのでしょうか、ちょっと心配です。
掲載誌情報です。
雑誌「バーダー5月号」に、ウの識別に関する記事を書きました。ここ最近はまっているカワウとウミウの話です。
箕輪義隆，2008．あれはカワウ？ それともウミウ？．バーダー22(5)19-21．
特集ページではヒタキ類のイラストを描いています。見開き2ページ、カラーです。
