ぼけぼけ

いつかこの景色を思い出して、君は泣いてしまうかもしれない

かあさんのいす

2010年07月08日 | 
今日の読み聞かせは6年生の教室におじゃましました

「かあさんのいす」
作:ベラ.B.ウィリアムズ
訳:佐野 洋子

毎年読んでいる定番の一冊です

おばあちゃんとおかあさんと私の3人家族が火事にあい
全てなくしてしまいます
けれど大きな瓶にお金をためて、おかあさんが仕事で疲れて
帰ってきたときに座れる椅子を買うという物語。

母子家庭でお母さんが一生懸命働いていること、
主人公も時々お母さんの職場でお手伝いをすること、
おばあちゃんが家にいて面倒を見てくれること
など、が初めに語られ、家族の状況が良く分かります。

この前半部分があるからこそ、
火事で失ったものの大きさを実感できます。

3人は力を合わせてお金をため、とうとう思い描いていた
素敵な椅子を購入するのです


火事のあと近所の人たちや
親戚が好意で家具やカーテンを譲ってくれるのですが、

本当に欲しいものは自分の力で手に入れなければならない。

そんな力強いメッセージを感じました。


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