ぼけぼけ

いつかこの景色を思い出して、君は泣いてしまうかもしれない

好き過ぎて読めない

2017年01月16日 | 


私が1番好きなファンタジー小説、
佐藤さとるさんの「コロボックルシリーズ」!

佐藤さんはかなりご高齢なので、
新作はもう無いと諦めていたのですが、
これまた私の大好きな有川浩さんの手によるシリーズ最新話が発刊されたのでした。

人の書いたキャラクターやテーマを受け継ぐというのはかなり異例。
バトンを受け取る側もプレッシャーを感じるでしょうし、
渡す側はその人を本当に信頼していないと出来ないことなのではないでしょうか。

この両作家さんの信頼関係に感動すら覚える一方で、
待ちに待ったコロボックルシリーズの新作を、もったいなさ過ぎてなかなか読み進められません。

購入してからもう一年近く経つのに、
主人公がやっとコロボックル(かもしれない生き物)に出会ったところ…

毎日ちょっとづつ噛み締めながら読んでます。

どんだけ好きなんだか…



読み聞かせ再開~!

2012年06月21日 | 

 

小学校の読み聞かせボランティアをしています。

今年度の読み聞かせが6月から始まり、今日が自分の担当の初日でした。

何を読んだかというと

 

                  二見正直作  「もっとおおきなたいほうを」

先祖から受け継いだ大砲を一度打ってみたい王様。

そこへ王様が大好きな魚を勝手に捕っているキツネがいるという知らせが。

念願かなってキツネに向かって大砲を打った王さまでしたが、キツネはもっとおおきな大砲をもってきたのでした・・・

 

意味のない張り合いがどんなに馬鹿げているか、コミカルな絵で難しいことを言わず語ってくれる物語です。

結局、無用の大砲はお風呂にされ、裏表紙で王様も家来もキツネも一緒にお風呂に入っています。

お話は単純なのですが、あえて6年生に持っていきました。

高学年になると、素直に反応したり、笑ったりがはずかしくなってくるので、静かに聞いていましたが、

意地の張り合いのこっけいさをちゃんと感じてくれているなあと思いました。

 

この6年生が1年生のときにボランティアを始めたのでこの学年への思い入れもひとしお。

随分と大人になったなぁと感慨にふけるうーたんでした。

 


いまさらながら・・・

2012年05月10日 | 

 

小学校の一角にPTA図書なるものがあって、

学校に行った保護者および毎日通っている生徒は

紙に記入すれば勝手に自由に借りることができる。

 

本日、また学校を訪れたわたくし。

先生が別件の打ち合わせを行っている最中にここの本を借りてよんでいた。

いまさらながら・・・

「1Q84 BOOK1」

借りちゃいました。


海の底

2011年01月14日 | 

 

有川浩さんの自衛隊3部作の3冊目
やっと読み始めました

以前、図書館で借りて初めの方を読んだんだけど
ちょっとグロくて読みきれずに返してしまった

有川さんは人気作家さんなのでもう一回借りようと思ったら
数十人まちで、私設図書館姉のコレクションから借りてきました

 

昨日から読み始め以前挫折したゲロゲロオカルトな部分まで読み進め
布団に入ったけど、なんとなく眠れず
「やっぱ、寝る前に読む本ではないな~」
などと後悔しておりました。

 

「夢にみたらやだな~」と思っていたけれど、
それより前にネットで物欲しげにチェックしていたカメラを買った夢を見た。

なんだかラッキー


かあさんのいす

2010年07月08日 | 
今日の読み聞かせは6年生の教室におじゃましました

「かあさんのいす」
作:ベラ.B.ウィリアムズ
訳:佐野 洋子

毎年読んでいる定番の一冊です

おばあちゃんとおかあさんと私の3人家族が火事にあい
全てなくしてしまいます
けれど大きな瓶にお金をためて、おかあさんが仕事で疲れて
帰ってきたときに座れる椅子を買うという物語。

母子家庭でお母さんが一生懸命働いていること、
主人公も時々お母さんの職場でお手伝いをすること、
おばあちゃんが家にいて面倒を見てくれること
など、が初めに語られ、家族の状況が良く分かります。

この前半部分があるからこそ、
火事で失ったものの大きさを実感できます。

3人は力を合わせてお金をため、とうとう思い描いていた
素敵な椅子を購入するのです


火事のあと近所の人たちや
親戚が好意で家具やカーテンを譲ってくれるのですが、

本当に欲しいものは自分の力で手に入れなければならない。

そんな力強いメッセージを感じました。