ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

地域版・地方紙甲子園2019年冬4

2019年01月09日 21時14分56秒 | ニュースあれこれ

地方紙甲子園、第4回戦です。
ここ最近話題となっている南青山の児童養護施設問題ですが、反対の声が多くあり、困惑しているようです。実際のところはどうなのか、週刊新潮から紹介します。この近くで生まれ育った70代女性は
「街の移り変わりというのをずっと見て来ましたから、施設が出来るから雰囲気が変わるとかという議論はまったくナンセンスだと思っています。この地域だってもともとはこれほどお店が沢山あったわけではありませんし、私たちに言わせれば、この一帯はどんなに偉そうなことを言っても他所から来た人たちばかりなんですから。そこの国連大学が出来た時にも反対運動はありましたし、向こうの結婚式場が出来た時にも“景観を損ねる”“知らない人が増える”“ゴミが増える”という話をする人が次々と出て来たんです。焼肉屋さんが出来れば“煙がひどい”、バーが出来れば“酔っ払いがうるさい”と言ってね」
と話します。次いで、14年在住の40代主婦は、
「4年くらい前に閉鎖された『こどもの城』(国立児童館)と似たような子供たちの施設が出来ると聞いていました。しかし、今回の報道で児童相談所が出来ると初めてわかり、驚いています。こどもの城と児童相談所だとかなり違いますし、街の雰囲気が変わるかもしれないと思うと少し心配な気持ちもありますけど、特に反対という気持ちはありません。子供が殺される事件が起きたりするのは都の運営する児童相談所が定員オーバーだからだとか、職員が足りないからだとかっていう話を聞くじゃないですか。行き場のない母子家庭の人だとか、虐待を受けている子供を受け入れるための施設だと言われれば、子を持つ親としては反対することは出来ないですよね。ただ、反対派の人たちが言っているように、使われるのは私たちの税金なんですから、もう少しきちんと説明して欲しいというのはありますよね。都心のこれだけの場所にわざわざ児童相談所を作る必要があるのって思いますし、みんな口にはしにくいけど、他所に作って欲しいって思ってるはず。私の友人の間ではそういう意見が多い。南青山に住むって、それなりに努力して来た人達じゃないですか。お金の面でも、税金の面でも、決して安くないですよ。差別みたいに聞こえるかもしれませんけど、もともとの街の雰囲気とかあるじゃないですか。わかります?」
と論じていました。必要なのかなとも思えることには住民の反発は強そうです。有名人では評論家の大宅映子さんは
「“not in my back yard”、つまり、“私の家の裏庭はやめて”という表現がありますね。自分の住んでいる場所のすぐ近くに火葬場が出来るとか、焼却場が出来るとかならまだ反対する気持ちが分からなくもないけれど、今度建てるのは児童相談所でしょう。児童相談所は、困っている子供たちを救うための場所。それを忌み嫌うことはおかしなことですよ。最近、目黒区のあの可愛いお嬢ちゃん(船戸結愛(ゆあ)ちゃん=当時5歳)が虐待されて亡くなった。“字の練習をするから許して”だなんて、思い出すだけで涙が出てくる悲しい事件がありました。ああやって罪のない子が亡くなっているということは、救えるはずの命をそうできていない状況がこの国にあるわけです。“虐待を受けた子が暴力を振るうかもしれない”なんて偏見には呆れるし、南青山には虐待なんて一件もないと思ってるのかしら。見たくないのか、見えていないだけでしょう」
評論家の呉智英さんは
「高速道路とか原発を作るとかであれば、反対する大義名分があるわけですよ。だけど今回の場合、福祉というものが絡んでくるわけで、“じゃあお前、福祉に反対するのか”と当然言われるわけでしょ。それに真っ向反論出来ないから話が複雑になっているんです。住民がどうしても白紙撤回を求めるなら、“そもそも福祉がなんだ!”って開き直っちゃうか、“国家権力がやることの一切が悪いんだ。そこに何を作ろうと嫌だ”って言っちゃうか、それしかないですね」
もし高級住宅地に同じような児童養護施設を建てたとしたら、イメージも悪くなるのでしょうか。利用する人はそんなことは気にしない可能性もありそうですが、今回の問題に関してはどのように解決したらいいのか、きちんとした議論に期待してもらいたいです。
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-554662.html

 昨年活躍した人に贈られる賞だけで、年末年始を過ごした人もいたかもしれません。愛媛新聞でも愛媛新聞賞と愛媛新聞スポーツ賞が発表され、表彰式が行われました。今治市の戦災を記録する会会長は
▽戦争体験者が減少し、戦災の風化が進んでいるのを実感する。戦災の犠牲を伝えることは永遠の平和と繁栄を祈願する前提だと思う。受賞を機に、記録し伝える活動に対する社会の認識の高まりに期待している。
弓道少年女子愛媛選抜に選ばれ、今治の高校に通う生徒は
▽賞をいただけたのはすごく光栄なこと。今年は成年の団体予選にチャレンジする予定なので、これを励みに頑張りたい。(ちなみに名前に夢とかなえるが入っています)
平昌五輪などでも活躍した選手は
▽受賞は、自分の活動を見てもらえている証しで、ありがたい。今後も自分らしい滑りで、感謝の気持ちを示していきたい。
新居浜工業高校重量挙部の生徒は
▽新聞の1面に載るような大きな賞を受けられ、うれしい。大学でも、社会人になっても日本一になれるような活躍をしていきたい。
とそれぞれ受賞の喜びを話していました。大きな大会での活躍で良い成績を収めて、新聞社からも賞を頂けるのが地方にとっては誇りかもしれません。将来を見据えて、地方の誇りとして何かにはまって頑張れば受賞できるかもしれませんよ。
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201901090052

 続いては無人店舗の話。最近はコンビニでも無人が出てきましたが、青森県では無人販売を行っているリンゴ店(=アップルストア)が現在、「Apple 仙台一番町」店の閉店発表を受けネット上で話題となっているとみんなの経済新聞が伝えました。記事ではアップル社は1月25日で仙台一番店を閉店すると発表しました。「札幌」店は2016年2月に一時閉店しており、北日本や東北エリアにアップルストアがなくなったことになるそうです。ネット上では青森の津軽エリアを中心にある無人のリンゴ販売所を紹介し、
「まだ青森にapple storeがある」「仙台閉店のアップルストア、青森に移転か」「青森にアップルストアいっぱいあるよ」「青森には本物のアップルストアがあるから」(以上、原文ママ)
といった投稿が相次いでいるそうです。無人のリンゴ販売所は収穫時期にリンゴ農園近くに設置されることが多く、2~3個100円といった相場で販売されています。岩木地区で無人販売所を設置している50代男性は
「津軽エリアには100軒近くあるのでは。農家が出荷ではじいた訳ありリンゴを販売することが多く、観光客などが珍しがり買っていく」
と話すそうです。弘前大学付近で無人リンゴ販売所を設置している60代男性は
「家庭用で小さく畑をやっているが残してしまうともったいないので、2年前から始めた。普段食べているリンゴと味が違うと喜ばれることもあるが、盗難などがあり、続けるのは大変」
と話すそうです。アップルショップとはリンゴのことだったということで、大喜利だったら座布団何枚いただけるでしょうか。結構べたな話ではありますが、携帯のアップルがなくなって寂しいと思った人もロスとして購入していることでしょう。いいリンゴの味がするでしょうね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190109-00000050-minkei-l02

 ロシオから来た女性が難病でしたが、解明したのが新潟の病院だったと読売新聞が伝えました。ロシア南西部アルマビルに住む女の子は国立病院機構・西新潟中央病院で年に1回の診察を受けるため、昨年11月27日に5度目の来日をし12月11日まで滞在しました。以前は座ることも言葉を発することもできなかったが、ベッドに腰掛けると、お母さんに「ママ」と呼びかけ、にっこりしたそうです。女の子は1歳半で原因不明のてんかん発作を起こすようになったそうで、それでも2歳半までは順調に成長したが、だんだん言葉や表情の変化が減って歩行が不安定になり寝たきりになったそうです。母国で様々な検査を受けても原因がわからないなか、お母さんはインターネットで調べ、てんかん治療に実績のある病院が外国人を受け入れていることを知ったそうです。「娘を助けてほしい」とメールで懇願し、2014年2月、7歳のときに来日しました。診察した主治医が難病研究で成果を上げていた横浜市立大に血液を送り、遺伝子解析してもらったところ、ビタミンの一種である葉酸の代謝に関わる遺伝子の異常が判明、脳の働きを維持する葉酸の不足を薬で補う治療が効果的であるとわかったそうです。専門家によると、同じ遺伝子異常の患者は日本人で2人しか報告されていないそうで、外国人が日本で診断されたのは初めてでした。帰国して約2か月後、主治医から検査結果と治療薬を伝えられると、お母さんは
「原因がわかり、治療が受けられる日が来るなんて」
と涙をこぼしたそうです。ロシアで投薬を始めると、てんかん発作は治まり、徐々に手足が動くようになったそうで、今では自力で座り、食べ物をスプーンで口に運ぶこともできます。今回入院した病院の統括診療部長は
「海を越え、『わが子を治したい』という熱い気持ちに応えることができた。まれな病気でも見逃さず、治療につなげられるよう努めたい」
と話したそうです。原因不明であきらめずに外国の病院に究明していってよかったですね。きちんとした病院で治療することで、いろんな人に助けているというのを覚えていくものです。女の子もロシアに帰っても頑張って生きてほしいものです。
https://news.goo.ne.jp/article/yomidr/life/20190108-052-OYTET50039.html

 おしまいは本家甲子園です。今年の選抜行進曲には「世界に一つだけの花」「どんなときも。」が選ばれました。日刊スポーツによると、大会主催者は「平成の時代を象徴する歌として選びました。平成最後(の大会)を意識しました」と説明したそうです。かつて選ばれたこともある曲というのもありますが、きっと槇原敬之さんも喜んでいるはずですが、昨年のヒット曲から選ぶというのも、ネタ切れとなりつつあるのかなともいえそうです。もっといい曲はなかったのかな。今回の後進はどうなるのか、うまく合わせるのか、編曲の本領発揮です。
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-190109-0847.html


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