goo blog サービス終了のお知らせ 

脱東京暮らし

北海道『知床』で母子3人山村留学!!
オホーツク・ブルーのでっかい空の下で「子育て」ついでに「自分育て」

土偶

2005-11-24 09:16:07 | 山村留学への思い'05
10月の休み、某歴史博物館が主催した「土偶づくり」に参加した。数ある土偶の中、ミミズク土偶を作成。こよりで縄の紋様をつけたり、野焼きまでやる本格的なもの。作成から1ヶ月後の野焼きには日程があわず行けなかったので、昨日、出来上がった作品を取りにいった。

ユーが作った土偶と私が作った土偶、同じ材料、同じ見本、同じ野焼きを経たにも関わらず、全然違う。土の厚さや手の長さ、線や模様の付け方、縄の紋様、焼きの具合で、ここまで違うなんてちょっと驚き。ユーのは博物館にありそうな感じ。私のはふた昔くらい前に流行った、だっこちゃん人形のよう…

人間も同じなんだろうね。同じ環境で同じもの与えられても、全然違う。ユーとリ-見ててもそう。大きく違う環境を与えたら、人はどうなるんだろう……間抜けな顔をした土偶を見ながら、ちょっとまじめにこう思った。

負けず嫌い

2005-11-21 09:11:10 | 山村留学への思い'05
昨日はユーの所属する和太鼓団体のステージがあった。本格的なホールでの初めての演奏、やっぱり音が違うねぇ。ユーは2曲出演、いつもより緊張しておらず、何とか形になっていた。よかった、よかった

音楽に関してはあまり表に出て来ないけど、実はユー、人一倍、負けず嫌い。私の血を引いていると思われる。

先々月、ユーの通う合気道教室で試合があったとき、まだ始めて1年にもならないにも関わらず、

「おかしいなあ、とんかつ食べたのに何で勝てなかったんだろう」

と。本気で勝つ気でいたらしい。

先月の学校の読書月間。「絶対1番になるんだ」と、友達と遊ぶ時間も惜しんで75冊の本を読破。先生手作りの賞状をもらって御満悦。

この負けず嫌い、山村留学でどんなふうに発揮されるのだろうか?

今日から持久走週間が始まるといって、張り切っていたユー。来月の持久走大会に向けてがんばれ (高橋尚子の走りをみて涙した、元陸上部の母より)

最も幸せなのは

2005-11-19 06:37:24 | 山村留学への思い'05
18日の産経新聞から。
大阪大学社会経済学研究所の調査によると、日本で最も幸せな日本人像は

「30代、都会暮し、専業主婦」

だそうな。40歳代以上より30歳代以下の若年層の方が幸せを感じているという。欧米では逆の現象が出ているんだって。お年寄りが幸せ感じてないのは悲しいねぇ。
高学歴の方が幸せであり、年収千五百万円までは所得が上がるにつれて幸福度も上昇するが、千七百万円以上になると逆に低下する。持ち過ぎてもいけないってこと。
関東、近畿など政令指定都市などで幸せ度が高い。ノルウェーでは都市部と田舎での幸福度は変わらないらしく、日本人は利便性志向が高いってことかぁ。
ギャンブルや喫煙はしない人の方が幸せ、だけど飲酒は差がないって。そりゃそうだ、お酒は幸せよ

専業主婦ではないけど、幸せ度高そうなポジションにいる私。私みたいな人が一番幸せ感じているんだね。実際、幸せだもんね。

「ワタシじゃ無理だなあ」

山村留学を言うと良く言われる言葉。こんな言葉の裏にも、都会志向利便性重視の日本人像が見えかくれしているんですね(大袈裟かぁ)。


ニュージーランドからの手紙

2005-11-17 08:18:12 | 山村留学への思い'05
 先日、ニュージーランドから主人宛に1通の手紙が届いた。差出人はトニ-さん。
「しばらくクリスマスカード出すの、サボってたけど、、」なんて言いながら開封すると、主人の顔色が変った。そこにはトニ-さんではなく奥様のケイさんからのメッセージ。『トニ-が心臓発作で急死した』と。

 ユーが1歳半のころ、家族でニュージーランドを訪ね、オークランド郊外にあるトニーさんのお宅に滞在させていただいた。緑が多く、眺望が良く、ほんとにすばらしい家だった。トニ-さんは自宅近くの森を案内してくれたり、庭の菜園でできた野菜をごちそうしてくれたり、私たちをもてなしてくれた。あれから7年あまり、まさかこんな手紙を受け取ることになるとは、、、。

 当然のことながら、ユーはニュージーランドのことは全く覚えていない。でも、あの時の空気や土や木や葉っぱの感触・香り・音、、、小さなユーが五感を総動員して感じた自然。これらの体験が、もしかすると潜在的に、ユーの山村留学への憧れとなって現れてきているのかもしれない。

トニ-さん、本当にありがとう。安らかにお休みください。
 

環境が変る、ということ

2005-11-16 09:22:32 | 山村留学への思い'05
 今一番ホットな話題、紀宮と黒田さんのご結婚。彼女と私は同じ年の生まれ。本当によかったねえ。皇族から一般庶民の仲間入り。結婚前には「家庭電化製品を取り寄せてお勉強されていました」なんて報道がされていたけど、果たしてどうなるのやら。家事は黒田さんがやるのかなぁ。

 環境の大きな変化。これは私たちの山村留学にも共通すること。

昨日の話。

「北海道の山の川の水、美味しいだろうねえ」

といった私に対し、ユーは驚いて、

「え?川の水そのまま飲めるの?」

ユーの知る川は、コイが奇形してしまうくらい汚染されたところ。水道水も浄水器を通して飲んでいる。ユーにとって「飲んでもいい川の水」というのは非常に魅力的なものらしい。

都会で培われてきた既成概念が、絶対的なものではない、ってこと、ユーやリーにたくさん見つけてもらいたい