はるひは、ずーーーっと欲しがっていたものがある。それは、キャッチャーミット。(キャッチャー用のグローブ)
使うあてもないのに、キャッチャーのマネ事をしたいがために、買うことはできないと
『そんなものいらない。買わない』 と言い続けてきた。
それでも、スポーツ店に行くたびに グローブ売り場に直行。品定めをしていた。
そして今日・・・ 「どうしても欲しい」と ダダをこねだした。
ジュニア用の中でも、ひとまわり小さくやわらかい しかも他より安いものを見つけていた。
(この値なら・・・ と思い、) 『サンタにお願いすれば?』 というも、
「サンタには、頼むものがもぅ決まってとる!」 と言ってきかない。
そして、涙目。(縫うほどのケガをしても泣かない子が、グローブを買ってもらえず泣く?・・・)
特別な日でもない、ご褒美でもないのに買う物じゃないよなぁ。。。と迷う。
迷った末、賭けてみることにした。お小遣い(自分のお金)を使いたがらないはるひ。
『どうしても欲しいなら お小遣いで買ったら?』
一旦、帰ることになりました。 それでも気持ちはかわらず、お小遣いをかき集め、
急かされて、再びお店へ。
嬉しそうに抱えてレジに並ぶ。満面の笑み。 野球の練習から帰ったゆづきも喜んだ。
お小遣いでは足りなかったことを知ったゆづきは オレが出す。と自分のお小遣いを
渡してくれました。その分は、一文無しになったはるひに渡すことにしました。
考えれば、家には Wiiもない。DSソフトをせがまれることもない。
このグローブひとつで、こんなに喜ぶなら買ってあげてもよかったかな。。。
それにしても気になるのは、決まっている。といったサンタからのプレゼント。
だって あと足りないものって・・・