5時半に終るビースクール(そろばん)の迎えが10分遅れた。
ゆづきは 学校で4~5人とサッカーをしていた。
一度呼んだが、「もう少し」というので、夕飯も準備してきたし待つことにした。
幼い頃は、父とサッカーもよくしていたからか、動きはよくみえた。
そして、気づくと その集団は大きく20人以上になっていた。
向こうを見ると、親さんの姿も・・・。 あ・・・ え? サッカー部!?
6時からは、サッカー部(クラブ)の練習だった。
というわけで、その集団は皆 サッカー少年達だった。 ((おぃおぃ ゆづきぃ~!))
気づいているのか、否か・・・ その中でボールをとりに絡む あひるのこ。
『なんで、ゆづきさん おるの?』 誰かが気づいた。
母には聞こえたが、本人には聞こえなかったか・・・
体格では負けていないゆづき。恐れることなく常にボールに絡みに行く。シュートも打つ。
最後は、6年生のシュートをよけきれず、顔面をぶつ。
ここで、サッカー少年達に集合がかかる。
あひるのこは ゴール横で砂まみれになったランドセルを持ってようやく来た。
『サッカーも楽しいわ』 すがすがしい表情ながら頭から汗が噴出していた。
これだけ動いてきたのに。
家に着くと、兄の帰りを待ち構えていた はるひがいた。
そして、今度は野球が始まった。((おぃ!宿題は))
これだけ時間をおもいっきり全力投球で使える って ある意味凄いなと。
少し爪のアカを煎じてのんでみるといいかな、私も。