高尾山麓日誌

東京、高尾山麓付近に暮らす日常から、高尾山の状況や、高尾山・八王子周辺地域で気付いたこと、周辺鉄道情報などを掲載

続・身延線クモハユニ44 (蔵出し画像)

2015-10-01 07:18:39 | 旧型国電
 先日アップしたクモハユニ44の画像に加えて、未アップのクモハユニ44800, 803(静ヌマ)の画像です。まずは富士山をバックにクモハユニ44他、そろい踏みの画像から...  中央に挟まっているクモハユニ44は802と803です。



 それと前回アップできなかったクモハユニ44のトップナンバー、44800の両サイドの写真をご覧下さい。元はモハユニ44001でした。1956年身延線転属の際に低屋根化及び更新修繕IIを受けましたが、その当初は改番はなく、1959年の車両称号規程改正で44800に改番されました。





ほぼ真横からの写真。ベンチレーターの位置、屋根の低さが鮮明です。


 そして一両だけ低屋根化の形態が異なるクモハユニ44803。この車両は同僚が低屋根化された頃大糸線で働いていて原型のままでしたが、後年身延線に転属した際に、他の同僚とは異なる形態で低屋根化されました。パンタグラフが後位に移され低屋根化された以外は比較的原形を保っています。元はモハユニ44003でしたが、1959年の車両称号規程改正で、同僚たちがクモハユニ44800代に改番された際、クモハユニ44000を名乗り、1968年に身延線転属、低屋根化で44803に改番されました。
 まずカラーとモノクロで第1エンド側をご覧頂きます。





 次いで第2エンド側の写真です。


 因みにクモハユニ44803の郵便室内の写真も掲げます。室内には仕分け棚があり、郵便物の仕分けや消印押印作業も行われていた筈です。

44803郵便室1

 因みに、新性能化でクモハユニの後継はどうするのかと思っていたら、単なるクモユニの併結になってしまいました。合理的に考えればそうなるのは当然ですが。

 そのクモユニさえも郵政合理化で列車による郵便輸送は全廃され、電車を使った新聞等の簡易荷物輸送は今日でもローカル線では見られるものの、大抵は運転台の後ろの座席部分に簡易間仕切りを使った荷物室代用で済まされるようになり、残ったクモユニ、クモニの大半は単行用旅客車に改造さたり牽引車に転用され、それさえも今日ほとんど残っていない状態になってしまいました。

 因みにフィルムはカラーがエクタクローム、モノクロは大体Tri-XかPlus-Xです。郵便室内の写真だけネオパンSSでした。




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