放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

香港で食べてきたもの(3)

2010年04月29日 | 澳門、香港
香港3日目。
昨日の朝から晩までの街歩きにも懲りず、宿泊先の銅鑼灣から、九龍方面へと足を伸ばした。

で、朝食は、またもや飲茶。
いろんなものが食べられるので、飲茶は本当に便利。


場所は、一度は行ってみたかった、得如酒楼
地下鉄の油麻地で降りて数分。
昔ながらの香港飲茶の雰囲気をとどめる名店(?)で、店の外観は、ほぼ廃墟。
知らなければ、けっして入ってみようと思わないその外観で、香港ビギナーをシャットアウトしているよう。
黙々と新聞を読みながら茶をしばくオッサンやら、家族連れでにぎわっていた。
今は効率化やらコスト削減やらで、テーブルに置かれた注文用紙に記入するタイプの飲茶が多いなか、ここの飲茶はワゴンで運ばれ来る昔ながらのスタイル。
広東語が話せない僕にとっては、注文用紙のほうが、文字を見て食べたいものを決められるので助かることも多いが、やはりおばちゃんの押すワゴンがまわってきて、料理との一期一会の出会いも楽しい。



写真家・星野博美に影響されて、深水埗へ。
ストーカーのように、彼女が実際に生活していた通りや、いつも通っていたという茶餐廰の跡地を巡る。
観光客がほとんどいない街で、やけに混んでいた茶餐廰に入り休憩していると、客のほぼ全員がうどんのようなものを頼んでいた。
飲茶ではしゃぎすぎ、まったくおなかが減っていなかったにもかかわらず、ついつい注文。魚のつみれと讃岐うどんばりにコシのある麺。
食べすぎで、思わず鼻から出そうになった。



相方がどうしても食べたいと言う、マンゴークレープ。
どこでそんな情報を仕入れてくるのか、わからないが、食べてみると、日本のそれのほうがおいしいのではないかと思ったが、口にするのはやめておいた。
有名店のものらしいが…。

で、胃袋が休むまもなく、晩飯。

香港の街中には、街市と呼ばれる生鮮食料品を売る市場が建てられている。
おそらく公設なんだろう。
観光地ばかりを歩いているとまったく目に入ってこないが、観光地でも路地に入ると、いたるところにあることがわかる。
地元の人たちは、ここで毎日食材を買って食事を作るのだろう。
新鮮な野菜や今しがたまで生きていた魚や肉を見ているだけで、心が弾んでくる。

泊まっていた宿の近くにも街市があり、夜になると路上にテーブルが並び、海鮮の屋台が店を出していた。
旅行最後の夜ということで、屋台で食べようと思っていると、なぜか街市のなかに人が大勢入っていくことに気づいた。
ついていってみると、建物の最上階がレストラン街になっていた。

塩茹でした鶏半羽、青菜の炒め物、カエルの炒め物、魚の蒸し焼き、季節の野菜とキノコ土鍋などなど、思いっきり食べてやった。
ビールガールもいて、目の保養にもなった。

やはりレストラン選びは、地元の人のあとについていくに限る。




と、そんなに食べまくった香港だが、
最終日の朝も、時間が許す限り、飲茶。
また食べた。

ミンチ肉がのったご飯がタイムサービスで、3.5HK$(約50円)で食べられた。
普通の1品が8HK$くらいと考えると、安い安い。

物価は高い香港、安くてうまい飯は、知らないところに転がっているのだろう。
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