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やすんばの自然

里山につくられつつある「やすんば自然園」の日々のこと

芋苗 6月7日

2011-06-07 23:06:14 | 
薩摩芋の挿し苗は、蝶の舘の中庭に植え付けることに。中庭を囲む列柱回廊の外側のコーナーは植え込みスペースになっているのですが、手がまわらず雑草が繁るにまかせております。薩摩芋の茎葉は繁ると地面を覆いつくし、雑草を抑えることができます。雑草を駆除し、芋をも収穫できるという、一石二鳥を見込んで植え付けました。果たしてどうなることになりましょうか。


 庭の辺の回廊に沿い芋植えて 一石二鳥の願い込めたり

おさなご 6月4日

2011-06-04 22:51:46 | 
時折り訪ねてくれる御仁が今日はお孫さんと来園です。お孫さんは東ギャラリーのモザイク床の格子柄が気に入ってかヒョンヒョンと遊んでいたのですが、何かをみつけたのかしゃがみ込みました。はたして、密かに埋め込まれている蝶のモザイク絵をにいきあたったのでしょうか。それとも…。


 訪ね来しおさなご見入る床の面は 六月真昼にかがやきてあり

大地震 3月11日

2011-03-30 21:13:30 | 
東日本大地震のその瞬間です。東京駅のバスターミナルから高速バスでやすんばに戻ろうとしているときに遭遇しました。工事中のビルのクレーンがぐらぐらと揺さぶられ、ワイヤーが振り回され、いまにも崩れおちるのではないかとはらはら見あげておりました。結局バスは出ず、全ての交通機関が不通になったので、三時間かけて自宅まで歩いて帰ることになりました。


 大きなる地震きたりて起重機の 振られし下を歩き帰りぬ

ナーサリー 3月6日

2011-03-06 23:32:44 | 
軽トラックで花苗の買出しです。車で10分ほどの場所に花苗を生産し直売している花屋さんがあります。ガーデニングの本場のイギリスでは、このような店をナーサリーと呼んでいるようです。


 春は来てナーサリーの花求む ともしき園を飾らんとして

レモン 2月26日

2011-02-26 23:46:42 | 
このブログで幾度か紹介したことのあるゴールデンレトリーバのレモンが逝ったとのこと。数年前から目、耳が利かなくなり、やすんばに現れても日がな一日眠りこけていたのですが、それでも飼い主の愛情でなんとか命をつないでいたのですがとうとう天命がつきました。写真は平成十四年にはじてめやすんばに来たときの若き日の姿です。


 ゴールデンレトリーバのレモン逝く まだ春浅ききさらぎの朝

落葉かき 1月6日

2011-01-06 23:31:08 | 
年の初めの営みは園内の落ち葉かき。昨年の暮れに近くの道路から集めた分と合わせて腐葉土にします。雑木の枯れ葉は風が吹くと斜面や敷地外に飛ばされていて、思ったほど集まりませんでした。それでも軽トラ二台分、昨年のと合わせて三台分の腐葉土を仕込むことができました。


 あたらしき年の初めのいとなみは 森の枯れ葉の始末なりけり

保温器 12月16日

2010-12-16 22:12:34 | 
避寒用ハウスに暖太郎の登場。昨年までは電気ヒーターで保温していましたが、今年の厳寒には役立たずだったので、ビニールハウス専用の石油ストーブ型保温器・暖太郎を導入いたしました。熱量的にはあまり期待はできませんが、それでも亜熱帯の花々を枯らさずに、そして春を待たずに花を咲かせてくれることになるでしょう。


 暖太郎小さき身にて生かせるは 常夏生まれの蜜だす花なり

自販機 12月15日

2010-12-15 20:36:29 | 
またまた余計なことに手を出してやすんばの進行を滞らせております。時折り助っ人に来るお兄さんの、ネットオークションにいい出物があるよとの御注進に、うかうかと乗ってしまい、飲料の自動販売機を千円で落札してしまったのです。軽トラで自搬し、重機で降ろしているところであります。しかし結局、いつものことながら、無用の長物に陥るような気がいたしますが。


 しずしずと吊り運ばれし白き箱 千円落ちの自販機なりけり

来客 11月23日

2010-11-23 15:22:49 | 
連休を利用して上京された親類家族がやすんばまで足を伸ばしてくれました。 ディズニーランドで遊び、秋葉原のAKB48を訪ね、最後が「やすんば」とのこと。近しい人々には「やすんば」はそれなりの名所になっておるようであります。


 遠きより訪ね来られし近し人 去り行く秋のやすんばを見ゆ

種蒔き 11月7日

2010-11-07 21:33:54 | 
十二菱花壇は蓮華の花を咲かせることに致しました。雑草を抜き、土を起こし、堆肥を撒いて整地して、種蒔く人よろしく散布しております。蓮華の種は細かく、なかなか均等に負けません、だいぶ疎らになっているような気がいたします。来春は如何なる花園に出会うことになるのでしょうか。


 十二菱のまなかに立ちて種まけり ともしき庭に華やぐ春を

栗拾い 10月17日

2010-10-17 20:00:14 | 
山栗は採らないで放っぱらかしておく、と適当なことを述べておりましたが、気が変わって拾い集めてみました。バケツ一杯ぐらいは採れたでしょうか。小さな実なので食するのが面倒なのですが、結構おいしく食べ始めると止めることができなくなり、結果、変な満腹状態をもよおすことになります。困ったもんであります。


 山栗を拾い集めし秋の原 いがの小山の幾つかをおき

西の畑 8月31日

2010-08-30 21:59:02 | 
西の隣畑。ここの畑は昔ながらの鍬や鋤を使っての手作業で耕作しています。作業している方は大分高齢なのですが、あれよあれよという間に畝を伸ばしていきます。その姿をみると、土いじりはきついとか、熱中症がどうだとか言っている自分が恥ずかしくなります。


 暑き日に鍬ふりおろす老いのひと 畑辺に立ちて吾をさとすや

チビ 8月29日

2010-08-29 22:32:18 | 
今回は、老い犬のレモンと一緒にマルチーズのチビも来ておりました。両者は一緒に飼われているのですが、その関係はお互いを無視し、それぞれ勝手な行動をして、同じ場所にいても知らん振りする間柄です。帰るときも、レモンはさっさと車に乗り込みますが、チビはあちこちでマーキングに励み、発車間際の帰宅の車に乗り込むことになります。


 今日もまたマルチのチビはわれをいく うしろ向きつつ花に尿かけ