本を一気に5冊ご紹介します。
たくさんの引用はできませんが…
この本は、息子に読ませようと思って買って置いたんです。
しかし、いつしか時は流れて…
息子は、13歳をとっくに過ぎてしまいました
まず、私が読んでから、と思ってしまってあったのがいけなかたんですねぇ。
とりあえず内容は、分かりやすく当たり前のことが書いてあります。
4箇所引用します。
P27…自分がよいと思うことをやり、悪いと思うことをやめることを、勇気といいます。
P32…約束とは、守るためにするものですから、守れない約束はするべきではないと思っています。
P86…成功の三条件は、「すなお」「勉強好き」「プラス発想」と言いましたが、勉強好きというのは、「知らないことを知るのが好き」ということです。
P125…どんなことも、自分にとって必要だから起こる。このことを知ることで、人はどんなことにも前向きに対処できるようになります。
作者の名前に見覚えがありませんか
そう、あの「一瞬の風になれ」の作者です。
児童文学も書かれていたんですね。
裏階段でであったちょっと不思議なお友達。
心があたかくなるお話3編が入っています。
学校で子どもたちに読んであげたいのですが、なかなか時間が取れません。
高校時代ブラスバンド部で過ごした主人公たちが、20数年経ってから再結成をしようと奮闘する姿。
思い出と共に現在の主人公たちの生き方が描かれます。
音楽好きな人はたぶんハマるお話だと思いますよ。
ただ登場人物があまりにも多いので私は把握し切れませんでした
途中、主人公の父親が、コピーものではなく本物の楽器を買い与える部分は感動物です。
私は電車の中で読んでいて、涙が出てしまって「どうしよう」ってほんとに困りました
この2冊は訳あって並べます。
『オール』は、アパレルの仕事をやめて、ひょうんなことから何でも屋になる主人公のお話。
『食堂かたつむり』は、失恋のショックで声が出なくなってしまう主人公が、故郷に帰って、一日に一組だけの予約客のために心をこめて料理をする食堂を開く、というお話。
こちらは、来年2月に、柴咲コウ主演で映画公開です。
(とっても楽しみ☆)
さて、並べた訳は…
どちらの主人公も母親との葛藤があるのです。
それを解きほぐすのは、両方とも母からの手紙。
少し長くなりますけれど、引用します。
私は両方とも泣いてしまいました。
まず、『オール』の母の手紙。
P258~259
『花田彰三様。先日はご丁寧にありがとうございました。また、みなさんがいる前で大変失礼なことを申しました。お許しください。お恥ずかしいことに、息子の現状を知り冷静でいられませんでした。何しろこの三年間、息子が今どんな仕事を任されているのか、どのように生活しているのか、毎日それを考えるのが楽しみだったのです。でも実際は私の想像とは全く正反対の生活をしていたと知り、裏切られた気持ちで一杯になり、みなさんがいると分かっていても感情を抑えることができませんでした。私は古い考えの人間です。学歴のつく学校を出て、大手企業に就職し、結婚して子供を授かる、これがもっとも幸せな道だと決めつけていました。また、息子にもそう言い聞かせてきました。逆にそれがよくなかったのかなと、帰りの飛行機では後悔しましたが、自分の過ちはそこではないと気づきました。人の本当の幸せとは何か、ということを根本から考え直してみたのです。その時に、息子が今の仕事を嬉しそうに話す姿が目に浮かびました。私はこう思いました。そう難しく考えることじゃない。単純に、その人が幸せと思えば幸せなんだ。自分の理想をおしつけたって、幸せにはならない。むしろ縛りつけられた生活は不幸だと、まさに今の息子がそうです。あんなに生き生きした顔をして働いていたのです。本人は幸せなのです。彼自身が言ったように毎日が充実している。それでいいのです。母親とはいえ、止める理由なんてない。むしろ応援してやらねばならなかった。
今では、言い争ったまま出てきたことを後悔しています。確かに不安定な仕事かもしれない。でも今が楽しいのであればそれでいいと思います。息子と次に話すときは、ただ一言、頑張れと言ってやりたいと思います。そしてこれからも見守っていきたいと思います。まだまだ一人前とはいえませんが、どうか息子をよろしくお願いいたします。荻原美千子』
『食堂かたつむり』の母の手紙。
P221~226
「倫子ちゃんへ
(最初に屋根裏のふくろうの種明かしがあります。ここは省略します)
それにしても、いつから私達って、こんなふになってしまったのかしら?
一度からまった糸って、なかなかほどけないものね。
私はあなたのことが大好きなのに、どうしてもそれをきちんと伝えることができなかった。心のどこかで、自分の一番愛する人の子どもじゃない、っていう思いがあったのかもしれない。ごめんなさいね。本当にごめんなさい。
けれど私は、あなたを生んだことは決して後悔していません。あなたがこの世にいなかったら、アタシは生きていけなかったし、こうしてシュウ先輩に再会することもなかったしね。
倫子は自分が思っている以上に、とってもキュートで、かわいい子なのよ。だからもっと、自信を持ちなさい。ボーイフレンドにふられたくらいが、何だっていうのよ!倫子は私のれっきとした娘なんだから、もっとモテて当然よ。
それと、倫子の作ってくれたお料理、本当においしかった。
どうもありがとう。お世辞じゃないわよ。
(中略)
きっと倫子のことだから、かたつむり、再開していないんじゃない?
もう親もいなくなったし、家も自分のものになったから働かなくてもいい、なんて思っちゃダメよ。オープンのときに私から借りたお金、まだ残っているはずよ。きっちりと返してちょうだい。
(中略)
すぐに食堂を再開しなさい!
あなたには才能がある。
あなたは料理を作ることで、誰かを幸せにすることができる。
続けなさい。
アタシにはない、せっかくの才能なんだから、一時も惜しんで経験を積みなさい。
倫子が卑屈になることなんて何にもないのに。倫子はかわいくて、賢くて、料理が上手で、人から愛されるべき存在なのよ。
(中略)
もっと胸を張って、堂々と生きなさい。
きちんと地面に足をつけて、呼吸しなさい。
あなたみたいに偏屈な子どもは、もっともっといっぱい遊んで、恋をして、世界を広げなさい。
(中略)
これが、ひとり娘に言ってあげられる最後のメッセージかしらね。
これまではあんまり仲良くできなかったし、母親らしいことも何ひとつしてあげられなかったけど、その分、強いパワーであの世から見守っているから。いつでも、そばについているから、大丈夫よ。失恋で死ぬことはないわ。」
このあともまだ続きがあるんですが、とりあえずここまでにします。
母の愛、みなさんは感じますか
自分自身が母として、この境地に達していますか
そんなことを深く深く、考えた2冊でした
たくさんの引用はできませんが…
13歳からのシンプルな生き方哲学船井 幸雄マガジンハウスこのアイテムの詳細を見る |
この本は、息子に読ませようと思って買って置いたんです。
しかし、いつしか時は流れて…
息子は、13歳をとっくに過ぎてしまいました
まず、私が読んでから、と思ってしまってあったのがいけなかたんですねぇ。
とりあえず内容は、分かりやすく当たり前のことが書いてあります。
4箇所引用します。
P27…自分がよいと思うことをやり、悪いと思うことをやめることを、勇気といいます。
P32…約束とは、守るためにするものですから、守れない約束はするべきではないと思っています。
P86…成功の三条件は、「すなお」「勉強好き」「プラス発想」と言いましたが、勉強好きというのは、「知らないことを知るのが好き」ということです。
P125…どんなことも、自分にとって必要だから起こる。このことを知ることで、人はどんなことにも前向きに対処できるようになります。
ごきげんな裏階段 (新潮文庫)佐藤 多佳子新潮社このアイテムの詳細を見る |
作者の名前に見覚えがありませんか
そう、あの「一瞬の風になれ」の作者です。
児童文学も書かれていたんですね。
裏階段でであったちょっと不思議なお友達。
心があたかくなるお話3編が入っています。
学校で子どもたちに読んであげたいのですが、なかなか時間が取れません。
ブラバン (新潮文庫)津原 泰水新潮社このアイテムの詳細を見る |
高校時代ブラスバンド部で過ごした主人公たちが、20数年経ってから再結成をしようと奮闘する姿。
思い出と共に現在の主人公たちの生き方が描かれます。
音楽好きな人はたぶんハマるお話だと思いますよ。
ただ登場人物があまりにも多いので私は把握し切れませんでした
途中、主人公の父親が、コピーものではなく本物の楽器を買い与える部分は感動物です。
私は電車の中で読んでいて、涙が出てしまって「どうしよう」ってほんとに困りました
オール (角川文庫)山田 悠介角川書店(角川グループパブリッシング)このアイテムの詳細を見る |
食堂かたつむり小川 糸ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
この2冊は訳あって並べます。
『オール』は、アパレルの仕事をやめて、ひょうんなことから何でも屋になる主人公のお話。
『食堂かたつむり』は、失恋のショックで声が出なくなってしまう主人公が、故郷に帰って、一日に一組だけの予約客のために心をこめて料理をする食堂を開く、というお話。
こちらは、来年2月に、柴咲コウ主演で映画公開です。
(とっても楽しみ☆)
さて、並べた訳は…
どちらの主人公も母親との葛藤があるのです。
それを解きほぐすのは、両方とも母からの手紙。
少し長くなりますけれど、引用します。
私は両方とも泣いてしまいました。
まず、『オール』の母の手紙。
P258~259
『花田彰三様。先日はご丁寧にありがとうございました。また、みなさんがいる前で大変失礼なことを申しました。お許しください。お恥ずかしいことに、息子の現状を知り冷静でいられませんでした。何しろこの三年間、息子が今どんな仕事を任されているのか、どのように生活しているのか、毎日それを考えるのが楽しみだったのです。でも実際は私の想像とは全く正反対の生活をしていたと知り、裏切られた気持ちで一杯になり、みなさんがいると分かっていても感情を抑えることができませんでした。私は古い考えの人間です。学歴のつく学校を出て、大手企業に就職し、結婚して子供を授かる、これがもっとも幸せな道だと決めつけていました。また、息子にもそう言い聞かせてきました。逆にそれがよくなかったのかなと、帰りの飛行機では後悔しましたが、自分の過ちはそこではないと気づきました。人の本当の幸せとは何か、ということを根本から考え直してみたのです。その時に、息子が今の仕事を嬉しそうに話す姿が目に浮かびました。私はこう思いました。そう難しく考えることじゃない。単純に、その人が幸せと思えば幸せなんだ。自分の理想をおしつけたって、幸せにはならない。むしろ縛りつけられた生活は不幸だと、まさに今の息子がそうです。あんなに生き生きした顔をして働いていたのです。本人は幸せなのです。彼自身が言ったように毎日が充実している。それでいいのです。母親とはいえ、止める理由なんてない。むしろ応援してやらねばならなかった。
今では、言い争ったまま出てきたことを後悔しています。確かに不安定な仕事かもしれない。でも今が楽しいのであればそれでいいと思います。息子と次に話すときは、ただ一言、頑張れと言ってやりたいと思います。そしてこれからも見守っていきたいと思います。まだまだ一人前とはいえませんが、どうか息子をよろしくお願いいたします。荻原美千子』
『食堂かたつむり』の母の手紙。
P221~226
「倫子ちゃんへ
(最初に屋根裏のふくろうの種明かしがあります。ここは省略します)
それにしても、いつから私達って、こんなふになってしまったのかしら?
一度からまった糸って、なかなかほどけないものね。
私はあなたのことが大好きなのに、どうしてもそれをきちんと伝えることができなかった。心のどこかで、自分の一番愛する人の子どもじゃない、っていう思いがあったのかもしれない。ごめんなさいね。本当にごめんなさい。
けれど私は、あなたを生んだことは決して後悔していません。あなたがこの世にいなかったら、アタシは生きていけなかったし、こうしてシュウ先輩に再会することもなかったしね。
倫子は自分が思っている以上に、とってもキュートで、かわいい子なのよ。だからもっと、自信を持ちなさい。ボーイフレンドにふられたくらいが、何だっていうのよ!倫子は私のれっきとした娘なんだから、もっとモテて当然よ。
それと、倫子の作ってくれたお料理、本当においしかった。
どうもありがとう。お世辞じゃないわよ。
(中略)
きっと倫子のことだから、かたつむり、再開していないんじゃない?
もう親もいなくなったし、家も自分のものになったから働かなくてもいい、なんて思っちゃダメよ。オープンのときに私から借りたお金、まだ残っているはずよ。きっちりと返してちょうだい。
(中略)
すぐに食堂を再開しなさい!
あなたには才能がある。
あなたは料理を作ることで、誰かを幸せにすることができる。
続けなさい。
アタシにはない、せっかくの才能なんだから、一時も惜しんで経験を積みなさい。
倫子が卑屈になることなんて何にもないのに。倫子はかわいくて、賢くて、料理が上手で、人から愛されるべき存在なのよ。
(中略)
もっと胸を張って、堂々と生きなさい。
きちんと地面に足をつけて、呼吸しなさい。
あなたみたいに偏屈な子どもは、もっともっといっぱい遊んで、恋をして、世界を広げなさい。
(中略)
これが、ひとり娘に言ってあげられる最後のメッセージかしらね。
これまではあんまり仲良くできなかったし、母親らしいことも何ひとつしてあげられなかったけど、その分、強いパワーであの世から見守っているから。いつでも、そばについているから、大丈夫よ。失恋で死ぬことはないわ。」
このあともまだ続きがあるんですが、とりあえずここまでにします。
母の愛、みなさんは感じますか
自分自身が母として、この境地に達していますか
そんなことを深く深く、考えた2冊でした
母としての境地、まだまだ修行中の身であります
でも、
今日、たった今、
娘と一緒にご飯を食べること、お喋りできることがうれしくて仕方がないので、
それを積み重ねます
結局それかな? なんて
YASUKOさん、またまたいっぱい読んだね~!!
すご~い!!
私も、読んだよ<13歳からのシンプルな生き方哲学>
>成功の三条件は、「すなお」「勉強好き」「プラス発想」と言いましたが、勉強好きというのは、「知らないことを知るのが好き」ということです。
知らないことを知るのが好き!!興味を持つって大事だよね。読んでて…、わが子についつい置き換えちゃうんだけど…、
素直さが無いのよね~(>0<)
すぐ反抗してくる!!
「素直さが無い子は伸びないよ!!」私の口癖です↓↓
お笑い番組にも出るんだぁ
何だか偶然に親の気持ちが重なりました。
たぶん一生母は母なので修行は続きますね(^_-)-☆
家族って普段はそれぞれのことをしていて、でも帰ってくるのはただ一つのこの家で。
それが幸せなんですよね~。
中澤さん、OFFはTV出演多いのです。
M-1にも行ったみたいですし。
私あんまりお笑いは見ないので(^^ゞ
たぶん女とは遺伝子が違うんでしょうねぇ。
きっと楽しんだ方が得かも(^^ゞ
と言いつつ、やっぱりいろいろ言いたくなってしまうのよね~。