槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

槍平小屋ニュース 20190801

2019年08月01日 | 日記

 追加料金不要!特定日限定の個室ご宿泊

槍平小屋ホームページ /facebook/instagram ご宿泊予約について 

(説明)滝谷渡渉部ライブカメラ


(重要)南岳新道の現状について 20190723更新


稜線越しの朝陽が槍平キャンプ場に降り注ぎます。8月の始まりはサイコーの朝!穂高連峰の写真を撮るには、夕方、太陽が中崎尾根側に周った時間の方が順光になって良いことは知っているのですが・・・。

 

そう。夏山の午後はどうしても雲が湧きがち。このブログでもたびたび言及していますが、行動時間のメインは午前中となるように計画して下さい。画像は8月5日に予定しているヘリコプター便で下界へおろす荷物の準備。

 

 先日、パソコン画面に地形図を開いてボンヤリ眺めていたのですが、ふと、「等高線って、楽譜の五線みたいだな。山頂や山小屋マークは、音符みたいにも見えるな」という気がしてきました。考えてみると、登山と音楽にはなにかしら共通点があるのかもしれません。飛騨山脈だとか、北アルプス、という大きな区分けを”作曲家”だとすると、槍ヶ岳から北穂高岳、西穂高岳などの山頂をつなぐ稜線、あるいはそれぞれのピークへ続く登山道は、その”楽曲”。そして、その楽曲である山並みを歩いてゆく登山者は”演奏者”です。ソロの場合もあれば、合奏(グループ登山)の場合もあります。演奏(歩行)テンポも様々。”バッハ山脈”にある”平均律クラヴィーア山・第一巻/第一番ルート”を、”登山家”であるリヒテルなら、流れるように滑らかに登っていきます。グールドだったら、鼻歌まじりにスキップしながら弾むように。同じ”楽曲”でも、どんな風に”演奏”するのかは、あくまで”演奏者”の自由で、誰かと比べる必要はまったくありません。皆さんもご自身にしっくりくる”演奏テンポ”で、この夏山を楽しんで下さいね。そして、くれぐれも適度な”休符”を挟むのを忘れずに!

今シーズンはクルマユリの定点観測に出遅れてしまったので(苦笑)、ツワブキをじっくり眺めることにしてみます。

 

それでは本日の気象情報。

午前6時。

 

午後6時。