小屋閉めの朝。食堂は畳を上げ、冬季の屋根雪の積雪に耐えられるようにサポートを立てます。斜めのサポートは落雪が小屋外壁を突き破るのを防ぐためです。
もう何度もこの風景はみているのですが、はめ板で玄関が封鎖されると、シーズンの終わりを実感します。今朝は午前4時過ぎから雨が落ち始めましたが、小屋スタッフの下山準備が出来た午前8時過ぎの時点では、まだ激しい降りではありませんでした。槍平から新穂高へ向けての登山道上の南沢、滝谷、チビ谷も増水はまったく見られず、早い段階での下山がうまくいきました。
南沢。
滝谷右岸(藤木レリーフ側)
チビ谷。
今シーズンも大勢のお客様にご利用頂きまして、誠にありがとうございました。来シーズンも皆様にとって、心地良いベースキャンプとしての役割が果たせるように、小屋スタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。来シーズンのイチオシとして、北アルプスの大展望台、奥丸山をオススメしておきます。ピークハント以外にも登山の魅力がたくさんあることに、きっと気づいて頂ける場所になると思います。
それでは、また来シーズン、槍平でお会いしましょう!