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Galleryちゃま

気の向くまま、思いのままに。

フレンジー

2009年03月19日 10時27分48秒 | DVD鑑賞
~フレンジー~

ヒッチコック晩年の作品。

私はとっても好きな作品のひとつ
多くの映画を作り出したヒッチコックですが、晩年の作品の評判はいまひとつと言われています。
ですが、この『フレンジー』でそれまでの酷評を払拭したのではないでしょうか。

あらすじはある男がしてもいない殺人犯にしたてあげられるという話。
ヒッチコック映画には多い題材ですね。


この映画には色々な要素がふんだんに盛り込まれています。
リアルな犯行場面・・・スリルとサスペンス

証拠隠滅のため死体と格闘する犯人・・・ブラックユーモア

ゲテモノのような食事を食べさせる場面(写真の奥様が作る料理はすべて…)では
このかわいらしい奥様(事件担当刑事の奥様です)が事件の真相にせまるようなヒントを発言します。

このように色んな要素が存在している映画なのです

それにしても、真犯人の男が本当に憎たらしく見えるんですよ~。
だから最後はすっごくスッキリします


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■製作年 1971年
■製作国 アメリカ/イギリス

■監督 アルフレッド・ヒッチコック

■CAST ジョン・フィンチ/バリー・フォスター/アレク・マッコーエン
      ビリー・ホワイトロー/バーナード・クリビンス/ジーン・マーシュ
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寺内貫太郎一家

2008年03月24日 14時41分08秒 | DVD鑑賞
~寺内貫太郎一家~

     ホームドラマだなぁー。

石屋の寺内貫太郎は石のようにガンコなおやじです。
でも本当は優しい心を持つ、照れ屋さんなんですよね。

ばあちゃん役の悠木千帆(現在は樹木希林)が
沢田研二のポスターに向って『ジュリー』と言うシーンは毎週出てきますが、
味があるんですよねぇ~。さすがです。

向田邦子の作品はやっぱり面白いですが、
このドラマは演出もかなりいいと思います。

ばあちゃんが本物のジュリーとお墓で偶然出会うシーンなどは、
フランス映画のワンシーンみたいでもあり、
ただの娯楽ドラマではないなと感じさせてくれました。



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■製作年 1974年
■製作国 日本

■脚本 向田邦子

■CAST 小林亜星/加藤治子/悠木千帆/梶芽衣子/西城秀樹/浅田美代子
      伴淳三郎/左とん平/由利徹/藤竜也/篠ひろ子/横尾忠則
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人間の証明

2008年01月28日 16時36分06秒 | DVD鑑賞
~人間の証明~

     『母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね。』

西条八十の詩、『帽子』の冒頭部分です。
この言葉、流行ったと思います。
そして、出演もしていますが、ジョー山中が歌う主題歌もヒットしました。

映画のストーリーなど知らなかったのですが、小さい頃に見たTVでの映画の予告編が、
なんとなく記憶の片隅に残っていて、いつか見たい映画のひとつでした。

色々な事が絡み合い、『あっ、それはこれとつながるのね。』と納得したり、
『えっ、それも関係していたの?ちょっとやりすぎ?』と思ったり。。。

松田優作が演じている棟居という刑事の役には、多くの俳優陣たちが名乗りを上げたそうで、
その中に高倉健もいたということです。
が、物語上、岡田茉莉子よりも年下でないといけないということで、辞退してもらったという逸話が。。。



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■製作年 1977年
■製作国 日本

■監督 佐藤純彌

■CAST 岡田茉莉子/ジョー山中/松田優作/三船敏郎/鶴田浩二
      岩城滉一/ジョージ・ケネディ
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悲しみよこんにちは

2007年12月04日 23時00分57秒 | DVD鑑賞
~悲しみよこんにちは~

フランソワーズ・サガン原作の『悲しみよこんにちは』。

主人公のセシールは18歳、父親と二人暮らし。
彼女は1年前の夏、”悲しみ”とであった。
1年たった今も、悲しみは彼女の中に入り込んだまま。
この先、何をしても、何を見ても、誰と会っても、

   悲しみから逃れることはできないのだろうか・・・。



・・・1年前の夏。南仏で夏休みを過ごす、17歳のセシールと父、そして父の彼女エルザ。
3人で楽しく過ごしていたのだが、そこへ亡くなった母の親友であるアンヌがやってくることになった。

次第に父はアンヌに魅かれていき、アンヌと再婚することを決めた。

セシールは当初、歓迎してはいたものの、父を変え、
また自分をも変えようとしているアンヌにいらだちを覚えるようになってくる。

そして、セシールはある計画を思いつき、実行するのであった・・・。


17歳は大人と少女のハザマであり、難しい年頃。
父の愛情を独り占めしたい、子供扱いされたくない、干渉されたくないなどの思い。
そして、子供のような残酷さをも、持ちあわせている。

この作品は少女の心理がとてもよく表されている映画です。
これはサガンが18歳の時に書いた本ですが、18歳にしてこんな作品を書けるなんてすごいなぁ~。


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■製作年 1957年
■製作国 アメリカ/イギリス

■監督 オットー・プレミンジャー

■CAST ジーン・セバーグ/デヴィッド・ニーブン/デボラ・カー
      ミレーヌ・ドモンジョ/ジェフリー・ホーン
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俺たちに明日はない

2007年07月28日 01時02分57秒 | DVD鑑賞
~俺たちに明日はない~

実在した強盗犯、ボニーとクライドの話です。

1930年代の世界恐慌時代。
クライド・バロウとボニー・バーカーは出会います。
二人は数え切れないほどの強盗事件、そして殺人事件に関与します。

逃げ回っていた日々にも終わりが近づこうとしていました。

警官隊が待ち受けているとも知らず、二人は車を走らせる。
それが写真のシーンです。

そしてその直後、警官隊によって銃撃。
車を貫通した87発もの銃弾により二人の逃亡は終焉を迎えます。
1934年5月23日のことでした。

私は実在したボニーとクライドの最期の映像をTVで見たことがあります。
150発とも200発とも言われる銃弾に、二人は蜂の巣のようになります。
本当に映画と同じでした。

彼らはいまだに色んな人に影響を与えているようで、
映画や歌などに使われたりしています。


ボニー演じるのはフェイ・ダナウェイ。
映画の中の彼女のスタイルは今に通じるものがあり、古さが全くなく逆に新鮮さを感じさせます。
時代は回るといいますが、流行もまた繰り返されます。

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■製作年 1967年
■製作国 アメリカ

■監督 アーサー・ペン ロバート・アルドリッチ

■CAST フェイ・ダナウェイ ウォーレン・ビーティ ジーン・ハックマン
       エステル・パーソンズ ベティ・デイビス ジョーン・クローフォード
      ビクター・ブルーノ
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太陽がいっぱい

2007年04月25日 23時20分06秒 | DVD鑑賞
~太陽がいっぱい~

この映画のテーマ曲がいい。
青い海、太陽、そして殺人。
哀愁ただようテーマ曲が本当にピッタリくるのです。

また、アラン・ドロンの美貌にもウットリさせられます。
男女問わずに受け入れられる容姿でしょう。


金持ちの友人を殺害したアラン・ドロン演じるトム。
トムはその友人になりすまし、金と恋人までも奪うことに成功する。。。

写真は何もかも手に入れたトムが『太陽がいっぱいだ』と言うラストシーンです。
幸せの絶頂。
しかし、この幸せは長くは続きません。人間、悪いことはできないものですね。

原作ではトムは完全犯罪を成し遂げます。
しかし、映画では違っています。
監督は『禁じられた遊び』のルネ・クレマン。
きっとクレマン監督の意図するところがあったのでしょう。

この映画で私が気になったところがひとつあります。
市場を歩き回るシーンなのですが、とても自然でアラン・ドロンの表情がいいです。
多分、トムを演じてない、素のアラン・ドロンのような気がするのです。
物語とはあんまり関係ない場面だし。。。
これも監督が意図的に入れたシーンだと思うのですが、その意図が何なのかなぁ~。
と、考えちゃったりします…がそれはさておき、とても素敵ですょ。

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■製作年 1960年
■製作国 フランス・イタリア

■監督 ルネ・クレマン

■CAST アラン・ドロン マリー・ラフォレ モーリス・ロネ
      エルヴィーレ・ポペスコ ロミー・シュナイダー
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007は二度死ぬ

2007年04月09日 18時30分40秒 | DVD鑑賞
~007は二度死ぬ~

シリーズ5作目。

なんと日本が舞台です。
そして、ショーン・コネリー演じるボンドが日本人になるなんていう
ありえない場面設定もあり笑えます。
日本人に変装し終わったボンドをどこからどう見ても、日本人には見えません
(当たり前だっちゅーの)

そしてボンドガールももちろん日本人。
若林映子(あきこ)と浜美枝。
(最初、二人の役は逆だったらしい。
だが、浜の英語力では難しいとのことで、変更になったそうです。)

私はこの若林映子という女優さんを、初めて知ったのですがとても美しいです。
こんな女優さんがいたんだぁ~ってウットリ。

写真は相撲を観戦している、ショーンコネリーと若林映子なのですが、
国技館だと思っていた場所はなんとセットだったということで驚きました。
(ちゃんと土俵もあって力士が相撲しているシーンもあるので)

昔の日本の街が映し出されますが、異国のようなかんじがします。
40年も前ですから、当たり前ですね。

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■製作年 1967年
■製作国 イギリス

■監督 ルイス・ギルバート

■CAST ショーン・コネリー 丹波哲郎 浜美枝 若林映子
       ドナルド・プレザンス
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007/ムーンレイカー

2007年04月02日 22時11分11秒 | DVD鑑賞
~007/ムーンレイカー~

シリーズ11作目。
スペースシャトル『ムーンレイカー』が盗まれるという今回のストーリー。
前回でネタを出し尽くした感がありましたが、
今回はとうとう地球を飛び出して宇宙が舞台です。
なんて壮大なスペクタクルなんでしょう~。

そして不死身の男、ジョーズが再登場します。
ロープウェイでのボンドとの格闘など、
今回も不死身っぷりが満載なのですが、
前回とちょっと違うのは、ジョーズが恋をしてしまうんですねぇ~
それだけでなく、なんと、映画の最後には、ボンドを助けるんです

ちょっと展開についていけない感がありますが、
悪役のジョーズは愛すべきキャラクターだったということでしょう。

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■製作年 1979年
■製作国 イギリス

■監督 ルイス・ギルバート

■CAST ロジャー・ムーア マイケル ロンズデール ロイス チャイルズ
      リチャード・キール ミシェル ロンズデール コリンヌ・クレリー
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007/私を愛したスパイ

2007年03月17日 22時50分57秒 | DVD鑑賞
~007/私を愛したスパイ~

シリーズ10作目。
ボンド役のロジャー・ムーアはこれが3作目になります。

この映画はオープニングから迫力満点です。
スキーチェイス、そして断崖絶壁からのダイブ、パラシュート降下。。。
はじめから息つく暇もありません。

そして写真にあるのは、リチャード・キール演じるジョーズの初登場シーン。

巨人ですw。

不死身のジョーズにボンドは何度も苦しめられます。


007シリーズの中でも、私を愛したスパイはかなりのできじゃないでしょうか。
アクションの見所がとくに多く、オープニングのスキーチェイスだけでなく、
海の中を走る車っていうのも印象に残ってます。

なんだかネタを出し尽くしちゃったかな?っていう気さえ起こさせる映画でした。
シリーズものだから、次回はこれ以上のものをって誰しもが思うでしょうしね。
まぁ、それくらい満腹した映画でした。

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■製作年 1977年
■製作国 イギリス

■監督 ルイス・ギルバート

■CAST ロジャー・ムーア バーバラ・バック クルト・ユルゲンス
      リチャード・キール キャロライン・マンロー
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野性の証明

2007年03月09日 00時02分18秒 | DVD鑑賞
~野性の証明~

この映画を観ての第1印象。
それは俳優陣の顔ぶれがすごいなぁ~ってこと。

主役の高倉健をはじめ、三國連太郎、丹波哲郎、松方弘樹、成田三樹男、
梅宮辰夫、田村高廣、夏八木勲、舘ひろし。。。
これだけの出演者をそろえるだけでもすごいですが、ロケは国内だけでなく、
アメリカでも行なわれたということですから、かなり力入ってますね。

そして女優陣は中野良子と薬師丸ひろ子。
中野良子の声、とっても素敵です。
今はあまり見かけませんが、良い雰囲気をもった個性的な女優さんです。
そしてこのときの撮影中に14才になったばかりの薬師丸ひろ子。
やはり演技派女優としての魅力は当時でもすでにありますね。

自衛隊の特殊工作員を高倉健が演じているのですが、
俳優陣を見ても分かるように【仁義】か?って思うのは
私だけではないでしょうw。


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■製作年 1978年
■製作国 日本
■監督 佐藤純彌

■CAST 高倉健 薬師丸ひろ子 中野良子 三國連太郎 夏八木勲
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