
以下は小村さんの話である。
ベトナムの工場は工員に昼食を出さねばならない、という規則があるんですよ。現地の会社なんかはやってないとこもあるらしいけど、外資はね、規則でひっかったら面倒やから規則は守ってますね。
でも、自分の工場に食堂作ると食中毒なんかあった時に大変やし、調理人をやとったり、火の心配とかね、いろいろありすぎるから結局外注した方が簡単だってことで弁当業者から弁当を買うてるわけですわ。
そういうのは他にもあってね。会社の車もタクシー会社の車です。運転手もタクシー会社の社員。これだと例えば事故があってもうちの会社は責任とらんでもすみますやん。ここは社会主義国やから何かあるとその処理が大変なんですよ。
その写真が工員の弁当ね。
一緒に写ってるご飯?それはお代わり自由ですわ。こっちの人はとにかく米の飯をようけ食べますねぇ。
小さなタッパーに入ってる赤いのは唐辛子。それを醤油に浸して潰したりして、それからおかずやご飯につけて食べてますね。南方の人って辛いもん好きやね。インド人かてカレーやもんね。
もうひとつの小さなタッパーの緑色のが入ってるんはスープです。日替わりで、ワカメ、海苔、卵、コーン、魚とかのスープがついてますね。
それからデザートで、この日はスイカが出てたんかな、写ってないけど。
メインの料理はねぇ・・・、普通は肉か魚なんやけど、それらしいの見当たらんでしょ。ここが困るとこなんやね。
大体どの業者も数ヶ月たつと段々質を落としてきますわ。質を落として金を浮かすというせこいことしてくるんやねぇ、これが。
それで、そうなったら別の業者に替えるわけです。こっちは契約通りに金払ってるんやからね。
そうやって替えられたら、長い目で見て結局損やないかな、と日本人の感覚では思うんやけど、こっちの連中は何か近視眼的ゆうかなぁ、とりあえず目先の利益ばっかり追うんやなぁ。これは中国でも一緒やけど。
それにね、弁当の発注をするうちの担当が袖の下もらってそうゆうのを見逃してる事もあるんですわ。で、工員が不満を言うと、会社が金をケチってるから質を落とさなしゃーないんや、みたいなことを言うわけです。
そうなると工員は会社に不満を持ちますわな。これがこっちとしては一番困るんですわ。弁当が悪いから工場替わるみたいなのも実際おるからね。工員にとっては弁当ゆうんは一番の楽しみなんやから。
そんなん知ってるくせに、他人の楽しみを奪ってまで私服を肥やそうとする業者やスタッフにはほんますごい腹が立ちますねん。
工場のラインやから仕事は単調でしょ。そやから、今日の昼の弁当はどんなんかなぁ、と考えるのがある種救いになるわけですよ。自分が作るわけやないから、何が来るかわからんので、それを想像する楽しみがあるわね。
そんなんで、これまで3人担当を首にしましたわ。今はようやく工員の方もわかってくれて、会社を信用してくれるようになったんで、ええ加減なスタッフが賄賂を取れないようになってますけどね。大変ですよ、ほんま。
弁当の単価はね、この辺の日系企業では1食20000から30000ドンゆうとこでしょ。このあたりは別に特に申し合わせたわけやないけど、大体暗黙の了解というか、横並びゆうかね、突出したりはしませんわ。
そうねぇ、日本円に直すと150円から200円あたりになるんかなぁ・・・。
まぁ、こっちの物価水準から見れば、高いっちゃ、高いですわな。日本のコンビニ弁当でも300円台からあるしね。
でも、さっきもゆうたけど、諸般の事情から判断すると結局この方が安くつくゆう考え方でね。
まぁ、確かに人件費が安いからこっちに来るわけやけど、それなりに色んな縛りがあって結構コストはかかりますよ。
休日出勤は賃金は3倍になるし、業績関係なく1年に1回給料の1か月分以上のボーナスを払わなあかんし、その他にもいろいろ法律で決められて厳しくコントロールされてるしねぇ、そこはやっぱり社会主義国ですわ。
それに工員の定着率ゆう問題もあるしね。こっちに進出する場合はそこらあたりを十分理解してからでないと、後でかなりしんどいことになるやろねぇ。
ベトナムの工場は工員に昼食を出さねばならない、という規則があるんですよ。現地の会社なんかはやってないとこもあるらしいけど、外資はね、規則でひっかったら面倒やから規則は守ってますね。
でも、自分の工場に食堂作ると食中毒なんかあった時に大変やし、調理人をやとったり、火の心配とかね、いろいろありすぎるから結局外注した方が簡単だってことで弁当業者から弁当を買うてるわけですわ。
そういうのは他にもあってね。会社の車もタクシー会社の車です。運転手もタクシー会社の社員。これだと例えば事故があってもうちの会社は責任とらんでもすみますやん。ここは社会主義国やから何かあるとその処理が大変なんですよ。
その写真が工員の弁当ね。
一緒に写ってるご飯?それはお代わり自由ですわ。こっちの人はとにかく米の飯をようけ食べますねぇ。
小さなタッパーに入ってる赤いのは唐辛子。それを醤油に浸して潰したりして、それからおかずやご飯につけて食べてますね。南方の人って辛いもん好きやね。インド人かてカレーやもんね。
もうひとつの小さなタッパーの緑色のが入ってるんはスープです。日替わりで、ワカメ、海苔、卵、コーン、魚とかのスープがついてますね。
それからデザートで、この日はスイカが出てたんかな、写ってないけど。
メインの料理はねぇ・・・、普通は肉か魚なんやけど、それらしいの見当たらんでしょ。ここが困るとこなんやね。
大体どの業者も数ヶ月たつと段々質を落としてきますわ。質を落として金を浮かすというせこいことしてくるんやねぇ、これが。
それで、そうなったら別の業者に替えるわけです。こっちは契約通りに金払ってるんやからね。
そうやって替えられたら、長い目で見て結局損やないかな、と日本人の感覚では思うんやけど、こっちの連中は何か近視眼的ゆうかなぁ、とりあえず目先の利益ばっかり追うんやなぁ。これは中国でも一緒やけど。
それにね、弁当の発注をするうちの担当が袖の下もらってそうゆうのを見逃してる事もあるんですわ。で、工員が不満を言うと、会社が金をケチってるから質を落とさなしゃーないんや、みたいなことを言うわけです。
そうなると工員は会社に不満を持ちますわな。これがこっちとしては一番困るんですわ。弁当が悪いから工場替わるみたいなのも実際おるからね。工員にとっては弁当ゆうんは一番の楽しみなんやから。
そんなん知ってるくせに、他人の楽しみを奪ってまで私服を肥やそうとする業者やスタッフにはほんますごい腹が立ちますねん。
工場のラインやから仕事は単調でしょ。そやから、今日の昼の弁当はどんなんかなぁ、と考えるのがある種救いになるわけですよ。自分が作るわけやないから、何が来るかわからんので、それを想像する楽しみがあるわね。
そんなんで、これまで3人担当を首にしましたわ。今はようやく工員の方もわかってくれて、会社を信用してくれるようになったんで、ええ加減なスタッフが賄賂を取れないようになってますけどね。大変ですよ、ほんま。
弁当の単価はね、この辺の日系企業では1食20000から30000ドンゆうとこでしょ。このあたりは別に特に申し合わせたわけやないけど、大体暗黙の了解というか、横並びゆうかね、突出したりはしませんわ。
そうねぇ、日本円に直すと150円から200円あたりになるんかなぁ・・・。
まぁ、こっちの物価水準から見れば、高いっちゃ、高いですわな。日本のコンビニ弁当でも300円台からあるしね。
でも、さっきもゆうたけど、諸般の事情から判断すると結局この方が安くつくゆう考え方でね。
まぁ、確かに人件費が安いからこっちに来るわけやけど、それなりに色んな縛りがあって結構コストはかかりますよ。
休日出勤は賃金は3倍になるし、業績関係なく1年に1回給料の1か月分以上のボーナスを払わなあかんし、その他にもいろいろ法律で決められて厳しくコントロールされてるしねぇ、そこはやっぱり社会主義国ですわ。
それに工員の定着率ゆう問題もあるしね。こっちに進出する場合はそこらあたりを十分理解してからでないと、後でかなりしんどいことになるやろねぇ。