今回買った本をざっと書いてみようと思う。大学の先生などの専門家と較べると少なすぎて赤面しなければならないところだが、こちらはアマチュアだからこれだけでも読み終えるのに時間がかかる。年のせいか馬力もなくなり、普段の日仕事を終えて帰宅してからはとてもじゃないがなかなか読む時間がないのだ。
それはさておき、購入したのは合計17冊で、書名等は以下の通りである。題名を勝手に日本語訳してみるが、ただ直訳なので日本語にすると変かも知れない。
(台湾)と(香港)はどこで出版されたかという意味である。
1、新井一二三著「東京上流」大田出版(台湾)楽文書店で67ドル
この題名は訳しようがない。読み終えても何が「上流」なのかよくわからなかったが、内容は東京文学散歩とでもいえるエッセーだ。ただし、最近の文学ではなくて、太宰治とか樋口一葉とか夏目漱石とかあたりが主になっている。つまり、東京の成り立ちあたりを主眼に書いているので、現在を下流とすれば、その上流という意味か。こういう本が売れるというのはやはりある程度ディープな日本好きの市場があるということになる。
2、章詒和著「最後的貴族」牛津大学出版社(香港)銅鑼湾書店で89ドル
「最後の貴族」と、まぁこれは訳すまでもないか。1年前に買った「往事並不如煙」の完全版。銅鑼湾書店でこれと「往事並不如煙」はどう違うんですか、と訊ねたら、こっちがノーカット版だとのことだったので購入した。革命後の中国で弾圧された民主派人士達の運命を描いたもの。
3、章詒和著「一陣風、留下了千古絶唱」牛津大学出版社(香港)銅鑼湾書店で77ドル
「一陣の風、永遠の絶唱を残す」 中国古典劇、つまり京劇とかの役者の解放後の運命を描いたもの。章詒和自身が中国古典劇の研究家なので、新中国でのこうした人々の境遇に詳しく、前作「往事並不如煙」で民主派人士のことを描いたのに続く作品。
4、焦國標著「討伐中宣部」夏菲爾国際出版公司(香港)銅鑼湾書店で71ドル
「中央宣伝部を討伐せよ」 中央宣伝部とは中国における言論を統制する機関のこと、と言っていいだろう。著者は北京大学の助教授で、一党独裁が様々な社会的な矛盾を引き起こしているという立場から、その中心的役割機関としての中央宣伝部を批判する。夏菲爾国際出版というのが本当に香港の会社かどうかはよくわからない。香港のアドレスとしては郵便局の私書箱があった。
5、林奕華著「等待香港-娯楽篇」牛津大学出版社(香港)楽文書店60ドル
「香港を待ちながら-娯楽篇」 著者は劇作家というか脚本家というかそういう仕事をしている人らしく、大学でも教えているということだ。
裏表紙の抜粋文の中にこういうのがあった。
初めて張國栄を見た時、彼はある仏教系のハイスクールの制服を着ていた。初めて張國栄を見た私が着ていたのも同じ制服だった。初めて張國栄を見たのはレスリー時代がやってくるまだしばらく前のことだったが、彼はもうすでに人に見られることに慣れているあの「張國栄」だった。
香港のエンターテインメント業界にまつわる話のエッセーのようだ。
6、張慧真、孔強生編「従十一萬到三千」牛津大学出版社(香港)三聯書店85ドル
「11万から3千に」 ここでは、裏表紙の説明を翻訳するのが手っ取り早いのでそうしておこう。
3年8ヶ月の被占領期間は香港の歴史においてもっとも凄惨で暗い1ページである。当時の香港の人口は急激に下降し、あらゆる業種が衰退し、人々は苦しみにまみれ、いたるところに難民が溢れていた。香港の教育もひどく破壊され、小中学校の学生数は1941年の11万2千人あまりから1945年の約3千人へと急減し、大部分の学生は退学をやむなくされた。彼らは日本軍の残忍な弾圧の下、戦火の硝煙の中、止むに止まれず奮起して立ち上がり反抗した者もあれば、はるか彼方まで転々と流浪した者もあり、死、飢餓、病気、爆撃や拷問などの脅威に常に直面していた。本書は口述の方法で、個人の教育における体験を主に18名にインタビューして被占領期間における苦難の歳月を記録したものだが、抗日戦の歴史により多くの証言を残せればと思う。
7、湯禎兆著「AV現場」CUP出版(香港)開益書店で75ドル
男性が助平なのは、まぁこれは古今東西を問わないが、それは香港の男性もそうである。アジアに冠たるアダルトビデオ王国日本の作品が廟街などで5、6枚100ドルのVCDとして売られている光景は始まってもう10年どころではないだろう。2、3年前に日本のAV女優が香港に招かれ、1部男性ファンから熱狂的な歓迎を受けたニュースは日本のテレビなどでも紹介された。そこで、香港のジャーナリストがその日本のAV業界を突撃取材した渾身のルポルタージュ。香港人からは日本のあの業界がどう見えるのか、いやもう読むのが楽しみである。
8、李季紋著「北京男孩。女孩。」木馬文化事業有限公司(台湾)開益書店で54ドル
台湾人の著者は北京に留学し、そのまま演劇の指導者としての仕事に就いた。日々の生活を通して見た北京の姿と著者の思いをつづったいわば観察記的エッセー。
9、朱少麟著「傷心珈琲店之歌」九歌出版社有限公司(台湾)楡林書店69.6ドル(会員は7掛けの60.9ドル)
「傷心カフェの歌」 どうも題名の訳が陳腐だが、でも原文のそれもかなり感傷的というか少女趣味的な感じがする。1966年生まれの著者が1996年に出版してベストセラー小説になり、これまでに20万部出版されたとのこと。台湾マーケットの規模からいうと確かにすごい売れ行きではないだろうか。台湾の「誠品好読」という雑誌に紹介があったので買ってみたが、最近あまり小説を読まないので面白いと思うかどうかわからない。
10、張宏艶著「再見女主播」天窗出版(香港)楽文書店で79.2ドル
「さよなら女性キャスター」 北京生まれで5歳の時に香港へ来て家庭では北京語を話していた著者が中文大学卒業後テレビの報道アナウンサーとなり、その後日本へ留学し、香港へ帰ってからはニュースキャスターとなった自分の体験をつづったもの。
11、梁家権著「尋找失落的菠蘿油」CUP出版(香港)楽文書店で31.5ドル
楽文では100ドルを越えるごとに10ドルの割引券を1枚くれる。
「失われしバターメロンパンを求めて」 「壱週刊」、「東週刊」などマスコミで仕事をしている著者による香港の食にまつわるエッセー。香港のB級グルメ本か。
12、練乙錚著「浮桴記」天地図書有限公司(香港)楽文書店で54ドル
「いかだ流しの記」 2004年7月に香港特別行政区政府中央製作グループ常務顧問の職を解かれるまで6年間に渡り特区政府でスタッフとして働いた著者の回想録。
13、聖艾修伯里原著「小王子」晨星出版(台湾)銅鑼湾書店で50ドルCD付
サンテグジュペリの「星の王子様」 銅鑼湾書店で癒し系の音楽が流れていて、そのCDがレジのカウンターに飾ってあった。そのCDください、と言うと、この本についているので本ごと買ってもらわないと、と言われたので買った。
14、金安平著「合肥四姉妹」時報出版(台湾)楽文書店で107ドル
「合肥の4姉妹」 題名は訳すほどのこともないが、裏表紙には本のキャッチコピーとしてこう書いてある。
彼女たちの物語は時代の才華を語りつくしている。名門張家の子女たちは真の没落貴族であり、20世紀中国文化の精鋭たちの100年間に渡る苦難と流転の生涯を身をもって表したのである。
また、去年は「往事並不如煙」だったが、今年は「合肥四姉妹」だ、というコピーもどこかにあった。
15、黄仁逵著「放風」素葉出版社(香港)楽文書店70ドル
放風とは、中国語では「風を入れる」という意味になるが、もうひとつ刑務所などで運動時間に囚人を外に出して運動させる時にも使われる。著者は画家で映画の美術などの仕事もし、またコラムなども書いている。そのコラム集のようだ。
16、関琬潼著「徘徊在幸福餐卓」経済日報出版社香港 三聯書店で88ドル
「幸せなテーブルをめぐって」 私はグルメではないのだが、なぜかテレビなどで料理番組を見るのが大好きだし、本も料理を扱ったものを読むのが好きだ。ただ、細かな味がどうこうなどはわからない。だから中華料理もいいものはうまいのはわかるが、その先のどううまいかとかになるとさっぱりなのである。ある一定以上のレベルになるともう違いがわからないのだ。まぁ、正直なところ、一番好きなものといえば炊き立てのご飯に焼きたての塩さばです、というのが本音なのでとてもグルメにはなれない。しかし、意地が汚いから食べ物の話が好きなので買ったのと、レシピもあるので料理関係の中国語の勉強にもなるかな、という下心もある。
17、林憶蓮著「上海回味」TIMES EDITIONS (香港)銅鑼湾書店158ドル
「上海の思い出の味」 歌手の林憶蓮の親は上海出身で、家ではその母の味付けで育った彼女が上海を訪れて名物料理のレストランや有名料理人にインタビューしたエッセー及びレシピと、上海のレストランや料理の写真もたくさん載っている。そのためちょっと高かった。それにしても写真にある舞台化粧ではないスッピンに近い顔を見て、林憶蓮って目がちっちゃいなぁと再認識した。
これらは、私が個人として買った本であり、その意味では単に私の趣味である。しかし、こうした本が香港の本屋にあるということは、香港にその需要があるということだ。つまり香港にこうした本を読む人たちがいるということであり、その意味では香港人のとある一面を表しているといえるだろう。
それはさておき、購入したのは合計17冊で、書名等は以下の通りである。題名を勝手に日本語訳してみるが、ただ直訳なので日本語にすると変かも知れない。
(台湾)と(香港)はどこで出版されたかという意味である。
1、新井一二三著「東京上流」大田出版(台湾)楽文書店で67ドル
この題名は訳しようがない。読み終えても何が「上流」なのかよくわからなかったが、内容は東京文学散歩とでもいえるエッセーだ。ただし、最近の文学ではなくて、太宰治とか樋口一葉とか夏目漱石とかあたりが主になっている。つまり、東京の成り立ちあたりを主眼に書いているので、現在を下流とすれば、その上流という意味か。こういう本が売れるというのはやはりある程度ディープな日本好きの市場があるということになる。
2、章詒和著「最後的貴族」牛津大学出版社(香港)銅鑼湾書店で89ドル
「最後の貴族」と、まぁこれは訳すまでもないか。1年前に買った「往事並不如煙」の完全版。銅鑼湾書店でこれと「往事並不如煙」はどう違うんですか、と訊ねたら、こっちがノーカット版だとのことだったので購入した。革命後の中国で弾圧された民主派人士達の運命を描いたもの。
3、章詒和著「一陣風、留下了千古絶唱」牛津大学出版社(香港)銅鑼湾書店で77ドル
「一陣の風、永遠の絶唱を残す」 中国古典劇、つまり京劇とかの役者の解放後の運命を描いたもの。章詒和自身が中国古典劇の研究家なので、新中国でのこうした人々の境遇に詳しく、前作「往事並不如煙」で民主派人士のことを描いたのに続く作品。
4、焦國標著「討伐中宣部」夏菲爾国際出版公司(香港)銅鑼湾書店で71ドル
「中央宣伝部を討伐せよ」 中央宣伝部とは中国における言論を統制する機関のこと、と言っていいだろう。著者は北京大学の助教授で、一党独裁が様々な社会的な矛盾を引き起こしているという立場から、その中心的役割機関としての中央宣伝部を批判する。夏菲爾国際出版というのが本当に香港の会社かどうかはよくわからない。香港のアドレスとしては郵便局の私書箱があった。
5、林奕華著「等待香港-娯楽篇」牛津大学出版社(香港)楽文書店60ドル
「香港を待ちながら-娯楽篇」 著者は劇作家というか脚本家というかそういう仕事をしている人らしく、大学でも教えているということだ。
裏表紙の抜粋文の中にこういうのがあった。
初めて張國栄を見た時、彼はある仏教系のハイスクールの制服を着ていた。初めて張國栄を見た私が着ていたのも同じ制服だった。初めて張國栄を見たのはレスリー時代がやってくるまだしばらく前のことだったが、彼はもうすでに人に見られることに慣れているあの「張國栄」だった。
香港のエンターテインメント業界にまつわる話のエッセーのようだ。
6、張慧真、孔強生編「従十一萬到三千」牛津大学出版社(香港)三聯書店85ドル
「11万から3千に」 ここでは、裏表紙の説明を翻訳するのが手っ取り早いのでそうしておこう。
3年8ヶ月の被占領期間は香港の歴史においてもっとも凄惨で暗い1ページである。当時の香港の人口は急激に下降し、あらゆる業種が衰退し、人々は苦しみにまみれ、いたるところに難民が溢れていた。香港の教育もひどく破壊され、小中学校の学生数は1941年の11万2千人あまりから1945年の約3千人へと急減し、大部分の学生は退学をやむなくされた。彼らは日本軍の残忍な弾圧の下、戦火の硝煙の中、止むに止まれず奮起して立ち上がり反抗した者もあれば、はるか彼方まで転々と流浪した者もあり、死、飢餓、病気、爆撃や拷問などの脅威に常に直面していた。本書は口述の方法で、個人の教育における体験を主に18名にインタビューして被占領期間における苦難の歳月を記録したものだが、抗日戦の歴史により多くの証言を残せればと思う。
7、湯禎兆著「AV現場」CUP出版(香港)開益書店で75ドル
男性が助平なのは、まぁこれは古今東西を問わないが、それは香港の男性もそうである。アジアに冠たるアダルトビデオ王国日本の作品が廟街などで5、6枚100ドルのVCDとして売られている光景は始まってもう10年どころではないだろう。2、3年前に日本のAV女優が香港に招かれ、1部男性ファンから熱狂的な歓迎を受けたニュースは日本のテレビなどでも紹介された。そこで、香港のジャーナリストがその日本のAV業界を突撃取材した渾身のルポルタージュ。香港人からは日本のあの業界がどう見えるのか、いやもう読むのが楽しみである。
8、李季紋著「北京男孩。女孩。」木馬文化事業有限公司(台湾)開益書店で54ドル
台湾人の著者は北京に留学し、そのまま演劇の指導者としての仕事に就いた。日々の生活を通して見た北京の姿と著者の思いをつづったいわば観察記的エッセー。
9、朱少麟著「傷心珈琲店之歌」九歌出版社有限公司(台湾)楡林書店69.6ドル(会員は7掛けの60.9ドル)
「傷心カフェの歌」 どうも題名の訳が陳腐だが、でも原文のそれもかなり感傷的というか少女趣味的な感じがする。1966年生まれの著者が1996年に出版してベストセラー小説になり、これまでに20万部出版されたとのこと。台湾マーケットの規模からいうと確かにすごい売れ行きではないだろうか。台湾の「誠品好読」という雑誌に紹介があったので買ってみたが、最近あまり小説を読まないので面白いと思うかどうかわからない。
10、張宏艶著「再見女主播」天窗出版(香港)楽文書店で79.2ドル
「さよなら女性キャスター」 北京生まれで5歳の時に香港へ来て家庭では北京語を話していた著者が中文大学卒業後テレビの報道アナウンサーとなり、その後日本へ留学し、香港へ帰ってからはニュースキャスターとなった自分の体験をつづったもの。
11、梁家権著「尋找失落的菠蘿油」CUP出版(香港)楽文書店で31.5ドル
楽文では100ドルを越えるごとに10ドルの割引券を1枚くれる。
「失われしバターメロンパンを求めて」 「壱週刊」、「東週刊」などマスコミで仕事をしている著者による香港の食にまつわるエッセー。香港のB級グルメ本か。
12、練乙錚著「浮桴記」天地図書有限公司(香港)楽文書店で54ドル
「いかだ流しの記」 2004年7月に香港特別行政区政府中央製作グループ常務顧問の職を解かれるまで6年間に渡り特区政府でスタッフとして働いた著者の回想録。
13、聖艾修伯里原著「小王子」晨星出版(台湾)銅鑼湾書店で50ドルCD付
サンテグジュペリの「星の王子様」 銅鑼湾書店で癒し系の音楽が流れていて、そのCDがレジのカウンターに飾ってあった。そのCDください、と言うと、この本についているので本ごと買ってもらわないと、と言われたので買った。
14、金安平著「合肥四姉妹」時報出版(台湾)楽文書店で107ドル
「合肥の4姉妹」 題名は訳すほどのこともないが、裏表紙には本のキャッチコピーとしてこう書いてある。
彼女たちの物語は時代の才華を語りつくしている。名門張家の子女たちは真の没落貴族であり、20世紀中国文化の精鋭たちの100年間に渡る苦難と流転の生涯を身をもって表したのである。
また、去年は「往事並不如煙」だったが、今年は「合肥四姉妹」だ、というコピーもどこかにあった。
15、黄仁逵著「放風」素葉出版社(香港)楽文書店70ドル
放風とは、中国語では「風を入れる」という意味になるが、もうひとつ刑務所などで運動時間に囚人を外に出して運動させる時にも使われる。著者は画家で映画の美術などの仕事もし、またコラムなども書いている。そのコラム集のようだ。
16、関琬潼著「徘徊在幸福餐卓」経済日報出版社香港 三聯書店で88ドル
「幸せなテーブルをめぐって」 私はグルメではないのだが、なぜかテレビなどで料理番組を見るのが大好きだし、本も料理を扱ったものを読むのが好きだ。ただ、細かな味がどうこうなどはわからない。だから中華料理もいいものはうまいのはわかるが、その先のどううまいかとかになるとさっぱりなのである。ある一定以上のレベルになるともう違いがわからないのだ。まぁ、正直なところ、一番好きなものといえば炊き立てのご飯に焼きたての塩さばです、というのが本音なのでとてもグルメにはなれない。しかし、意地が汚いから食べ物の話が好きなので買ったのと、レシピもあるので料理関係の中国語の勉強にもなるかな、という下心もある。
17、林憶蓮著「上海回味」TIMES EDITIONS (香港)銅鑼湾書店158ドル
「上海の思い出の味」 歌手の林憶蓮の親は上海出身で、家ではその母の味付けで育った彼女が上海を訪れて名物料理のレストランや有名料理人にインタビューしたエッセー及びレシピと、上海のレストランや料理の写真もたくさん載っている。そのためちょっと高かった。それにしても写真にある舞台化粧ではないスッピンに近い顔を見て、林憶蓮って目がちっちゃいなぁと再認識した。
これらは、私が個人として買った本であり、その意味では単に私の趣味である。しかし、こうした本が香港の本屋にあるということは、香港にその需要があるということだ。つまり香港にこうした本を読む人たちがいるということであり、その意味では香港人のとある一面を表しているといえるだろう。