「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

入院3日目

2011-07-27 22:57:17 | リアル日記
仕事が終わって夕方病院へ行くと、旦那は大人しく機嫌よさそうに寝ていました。


昼勤の看護師さんが来て、今日の旦那の様子を話してくれました。
今日は、起き抜けは、痰が絡んで、ちょっときつそうだったけど、その後はずっと調子いいみたいということ。
酸素吸入の量が昨日は7Lだったけど、今日は5Lまで減ったということ。
薬は変わりなし、ということ。
などなど・・・いろいろと教えてくれました。

聞くと、トイレにも歩いていない・・・。
本当にずっと寝たきり。

立ち上がることも難しいのかなぁ???

ベッドの足元で、旦那の足を曲げたり伸ばしたりして勝手に運動させる私。
「うん。ちゃんと動くやん!この調子この調子~。」
看護師さんからは何も言われないから、大丈夫だね。


さすがに救急病棟だけあって、患者の入れ替わりが激しい。
この3日間、この部屋に居座っているのは、旦那と隣のおばあちゃんだけ。

隣のおばあちゃんは、行く先を決め兼ねているらしい。
ちょっと痴呆も入ってきている模様。
正面の患者に向かって「おや、●●(息子の名前)かい?あなた、そんな所で寝てるの?」
看護師さんに「あれは、うちの息子よねぇ?」と、問いかけて、看護師さんに「こんな所に息子さんはいませんよぉ」と言われています。
物言いが柔らかい、かわいらしいおばあちゃん。
いつも「悪いわねぇ」と言ってて、看護師さんたちからも、よく世話をしてもらっています。
今日も、さっき夕食食べてたのに「あら、私食べたかしら?」なんて隣で言うものだから、私もついプッと吹き出してしまいました。

さて、明日はどんな方が入れ替わっているか、楽しみです。
(ってか、旦那の病棟は、まだベッドが空かないのかな???)

そうそう、一応、今日Y市民病院へ緩和病棟の申込書を出してきました。
かなりの人数待っているということ。
旦那が搬送できるくらいに回復するのと、緩和病棟が空くのと、上手くタイミングが合えばいいんだけどな。