「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

退院予定…変更(涙)

2011-07-31 22:59:36 | リアル日記
昨日、一昨日と、ブログを更新出来ず、ご心配をお掛けしましてすみません(..)


一昨日には自宅に酸素を持って来てもらい、昨日は車椅子を持って来てもらい、自宅療養の準備も整いました。

「今日は退院だ~!」と、朝から楽しみにしていたら、 何と何と…( ̄▽ ̄;)
病院より電話が…

昨夜から今朝に掛けて、呼吸がまたまた苦しくなって、酸素の量が増え、ステロイドの薬も強くした…と。
ありゃ、それじゃ、今日の退院は中止と言うことで…?

ビンゴ~(ToT)

残念ながら、旦那の退院は、延期となってしまいました

でも、自宅に戻ってから調子が悪くなるより、病院にいる間でよかったよかった。
ちゃんと対応してもらえるからね。安心できます。

おまけに、救急病棟はかなりストレスらしく、一般病棟に変えてもらったらしい。

今日から、懐かしい一般病棟です。看護師さん達が、皆、挨拶をして下さいます。
旦那は、大人しく眠ってます。
酸素は、3L吸入です。
どうやら、お腹が空くと吐き気が襲って来るようです。


一般病棟は、TV もあるし、メールもできるし、ちょっとは、ストレス解消できるかな?(^^)

またまた、ここから退院目指して、頑張ろう!

入院4日目・・・何と何と!!

2011-07-28 20:58:27 | リアル日記
今日はまたまた進展です

何と、酸素吸入の量が午前中に3Lへ・・・。
そして、私が行った夕方には何とビックリ1Lへと変更になっていました。
マスクではなく、鼻からのタイプに変わっていました。

皆さんの応援のお陰様です。
ありがとうございました。

担当のH田先生も来られて、「状態が良いうちにおうちへ帰りましょう~。」と言ってくださいました。

早速、自宅へ酸素の設置手配です。
酸素は先生の処方がないと設置できないので、その場で先生が業者さんへ電話を掛けて下さいました。
折り返し、業者のテイジンさんより、私に連絡があり、早々に設置日時を決定~。
早速、明日、私の空いている僅かな時間に来てもらえる事となりました。
車椅子については、明日ケアマネさんへ連絡です。

自宅介護でどれだけの事が出来るかわからないけれど、本人が自宅が一番寛げるのであれば、やれるだけやってみましょう~。

さて、ところで、おばあちゃんちで羽を伸ばしている娘をどのタイミングでこちらへ戻すかな??
先生は「早いほうがいいんじゃないかなぁ?・・・」とは、おっしゃっていますが、旦那は少し静かにしたいみたい。
娘が帰ってくると賑やかになるんだよねぇ。
歌って踊って・・・・
やっぱり、ちょっと落ち着くまで、おばあちゃんちに居てもらいます

入院3日目

2011-07-27 22:57:17 | リアル日記
仕事が終わって夕方病院へ行くと、旦那は大人しく機嫌よさそうに寝ていました。


昼勤の看護師さんが来て、今日の旦那の様子を話してくれました。
今日は、起き抜けは、痰が絡んで、ちょっときつそうだったけど、その後はずっと調子いいみたいということ。
酸素吸入の量が昨日は7Lだったけど、今日は5Lまで減ったということ。
薬は変わりなし、ということ。
などなど・・・いろいろと教えてくれました。

聞くと、トイレにも歩いていない・・・。
本当にずっと寝たきり。

立ち上がることも難しいのかなぁ???

ベッドの足元で、旦那の足を曲げたり伸ばしたりして勝手に運動させる私。
「うん。ちゃんと動くやん!この調子この調子~。」
看護師さんからは何も言われないから、大丈夫だね。


さすがに救急病棟だけあって、患者の入れ替わりが激しい。
この3日間、この部屋に居座っているのは、旦那と隣のおばあちゃんだけ。

隣のおばあちゃんは、行く先を決め兼ねているらしい。
ちょっと痴呆も入ってきている模様。
正面の患者に向かって「おや、●●(息子の名前)かい?あなた、そんな所で寝てるの?」
看護師さんに「あれは、うちの息子よねぇ?」と、問いかけて、看護師さんに「こんな所に息子さんはいませんよぉ」と言われています。
物言いが柔らかい、かわいらしいおばあちゃん。
いつも「悪いわねぇ」と言ってて、看護師さんたちからも、よく世話をしてもらっています。
今日も、さっき夕食食べてたのに「あら、私食べたかしら?」なんて隣で言うものだから、私もついプッと吹き出してしまいました。

さて、明日はどんな方が入れ替わっているか、楽しみです。
(ってか、旦那の病棟は、まだベッドが空かないのかな???)

そうそう、一応、今日Y市民病院へ緩和病棟の申込書を出してきました。
かなりの人数待っているということ。
旦那が搬送できるくらいに回復するのと、緩和病棟が空くのと、上手くタイミングが合えばいいんだけどな。

入院2日目~先生との面談~

2011-07-26 19:36:56 | リアル日記
旦那は、今日も救急病棟に入院中。
午後、病院に行くと、気持ち良さそうにクークーと、鼾をかいて幸せそうに寝ていました。


昨日外勤で不在だったH田先生から、症状についての詳しいお話と今後の方向性を聞きます。

H田先生は、Dr.Mと共に、旦那の症状改善の為に、いつもご尽力いただいている旦那の担当医です。
Blogもチェックしていただき、「やばそうだなぁ・・・」と思うと、連絡を下さったりして、私達が心から信頼するDrの1人です。


まず、現在の旦那の症状について。
昨日のCTと血液検査からわかる事。

旦那の右肺は、すでにほとんど機能していない
写真で見ても、以前に増して肺全体が真っ白。
左の肺にも大きな白い陰。
呼吸が苦しいはず・・・と。

肝臓もかなり腫れてきて、写真でもほとんどの面積を占めている。

かなり腫瘍が体を蝕んでいる。

腫瘍マーカーも上がっている。

H田先生からも、「今更ながら、相当、我慢強い方ですよねぇ・・・」と、感心される。

う~ん。
我慢強いというか、頑固と言うか・・・・。
生命力があるというか・・・・。守られているというか・・・・。

今後の対応としては、炎症を抑えたりの対処はするが、痛みや苦しみを訴え出した場合は、緩和療法しか残っていない。モルヒネ等の麻薬を投入し、眠った状態が多くなるだろう・・・。

そのことに関しては、痛みで苦しまないようにするためには、それが1番だと思うから、最終的にはそうなる、そうせざるを得ない・・・とは思っていたので異論はない。
旦那が、痛みに苦しむ姿をこれ以上見るのはつらい・・・と言うのも私の本当の気持ち。
(hontoha hayaku rakuni nattehosiinodakedo kareno seimeiryokuga sorewo sasenai.....)

「その方向でお願いします。」と頭を下げる。


さて、今後について。

在宅医療か緩和病棟でのケアをどうするか、そろそろ決めないとな・・・と思っていたので、自宅から近いY市民病院の緩和病棟の見学の予約を入れていた所。

しかし、転院については、今の状態だと厳しい・・という先生の判断。
現在、酸素を6L吸入。
その状態で搬送するのは難しい。
もう少し回復できたら何とか・・・ということ。


私も、旦那もSt.M医大病院で本当に最後までお世話になりたいのだけど、1つだけ問題が・・・。
娘が父さんと面会できないのです。
12歳以下は病室への入室は禁止。
幸い夏休みの今、娘は福岡のおばあちゃんちにお泊り。

旦那が一般病棟に移り、個室にでも入れれば・・何とか・・・。
学校が始まれば、今の距離だとまたまた難しくなる。


Dr.Mに電話を入れた時に、先生からも「入院でもいいか??(その裏には、今度は簡単には家に帰れないよ、と言う意味にとらえました。)」と聞かれて、「はい。そのつもりです」と答えたものの、娘の事を考えると困ったなぁ。

これについては、一応、緩和病棟の予約を入れ、1週間ほど状況を見守るしかないかな。

そんなこんなで、またまた予断を許さない時となりました。
頑張れ旦那
夏を乗り越えたら、娘の10回目の誕生日が直ぐそこだよ


入院です

2011-07-25 15:54:58 | リアル日記
先程、St.M医科大病院に運ばれた旦那。

検査の結果、気管閉塞は見受けられず…。

代わりに、腹水、胸水(心臓の周りの水)が確認されました。
先生によると、それらが肺や心臓を圧迫して、呼吸機能が弱くなっているのだろう…と言うこと。

胸水を100cc抜いてもらったようです。
見せてもらったら、黄色の綺麗な液体でした。

救急センターで処置をしてもらった旦那。
今は、酸素吸入もしながら、ずいぶん、呼吸が楽になってウトウトと休んでいます。

部屋の準備が出来たら、今日は救急病棟に入院ということです。

よかったよかった