「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

大変?いや、幸せの時間!

2017-09-24 11:49:20 | リアル日記
お彼岸ですね。お墓参りに行かれてる方も多いのでしょうか?
我家は…💦
私が病院実習中で、レポート作成で精一杯なのをいいことに、見て見ぬ振りの旦那の写真周り。
旦那実家で義母にちゃんとやってもらってるだろうから、そっちに甘えて横浜はいっか〜。ってことで。

週末、久しぶりに行きつけの飲み屋さんに行った時のこと。
ひょんなことから、我家の旦那が亡くなった話に至った。
娘が2歳になる前から8年間の闘病生活。
皆、「大変だったんだね〜。」と。
大変ってなんだろう???って思ったので、ちょっと備忘録的に。

旦那が病気で亡くなったってわかると、いつも「大変だったね」そう言われる。ここでも言われた。
大した意味も無く言葉に困っての「大変だったね」なんだろうけど…。
面倒な時は、まぁねー。と答えておくが、大概「ふん???特に。」と返事をする。今、振り返れば私自身大変だったと思ったことは1度もない。
急に仕事を休まないといけなくて、代行を探しまくったり、娘を預けたり、そんな程度のことはあるけど。
信頼出来る仲間が嫌な顔せずに助けてくれたから、とても助かっていたし。

「大変」って何をもって大変と皆は言うのだろうか?
私にしてみれば、小さい子供を抱えているお母さん達の方がよっぽど大変そう!
1日中子供と付き合って生活するなんて私には無理。でも、それが幸せって思う人もいて、それぞれの価値観があるから、一概に「旦那が亡くなった=大変」の公式には当てはまらないのである。

逆に、旦那は闘病中に家族との時間をたくさん取ってくれて、あちこち3人で出掛けたし、入院中は私の仕事が終わると、病室へ駆けつけてノンビリ過ごしたし、幸せな時間を過ごすことができたなぁ〜って思ってるくらい。

旦那が病気で幸せでした。なんて言うと、変だけど、でも元気だときっと、バタバタとした毎日の生活が続くわけで、私もイライラしながら仕事と家庭の両立をしているわけで、旦那もそうなるわけで…。そんな生活を想像すると、あの時はよかったなぁ〜って、闘病時代を思い出すのです。癒される訳ですよ。のんびりと。

なので、これからは旦那の闘病時代は
我家の「安らぎの時間」と呼ぶことにします。