「頸部食道がん」闘病記 (鬼嫁yappiの日記)

夫が「頸部食道癌」になって8年。
苦しい時こそ明るく笑って!・・・奇跡の8
年間を綴っていきたいと思います。

はじめに・・・

夫が「頸部食道癌」と診断され8年。この間に20回にわたる手術・放射線治療・抗がん剤治療とフルコースの治療を行ってきました。残念ながら今の医療で出来ることはここまで。 これを機に今までの歩みを記憶が鮮明なうちに全て残しておこうと思い、このblogを立ち上げました。 また、新たなチャレンジの第一歩として、2010年年明け、「治験」を試みましたが、敢え無く失敗に終わり・・・・。 今は食事も摂れず、胃ろうから栄養剤の注入の毎日です。 そんな私達でも逞しく生きています。 私たちの経験や毎日の生活が、同じように頑張っておられる皆様の参考に、そして少しでも希望と励みになれば幸いです。 その日の日記は「リアル日記」として、また今までの軌跡については「回顧」として綴って行きたいと思います。  ご質問やご意見はお気軽にどうぞ。

会社へ…

2010-04-28 12:28:20 | リアル日記
今日はドシャ降り
雨男の旦那はこんな日に会社へ…。

前回の退院明けも、「明日は会社に行こう」って決めてたら、見事に嵐で、電車もグチャグチャだったな~。

今日は、先日上司が持って来て下さった書類を会社でパソコン入力&提出しに行くらしい。

私は休みなので、車で会社まで送っていき、しばらく時間を潰して待っていることに。

それにしても午後で雨は上がるって予報は言ってたけど、ほんとに上がるんかな

びわの葉温灸治療

2010-04-27 23:31:21 | リアル日記
今日は自由が丘にある「聡哲鍼灸院」さんへ。
びわの葉温灸初体験。



びわの木は半日陰でも元気に育ち、切り過ぎる位剪定してもまた芽を出すという“生命力の強い”樹木。
びわの葉は昔から、ガン、ヤケド、など民間療法として使用されていたそう。
アミグダリン(ビタミン17)と言う成分が、ガンに有効とも言われている。

びわの葉温灸はまず「痛み」に効果があるという。
また、肝臓から温めることで、代謝が活発になり身体の解毒排泄作用が高まるらしい。

旦那の身体からも悪いものをどんどん排出して、いい気の巡りとなるよう期待したいところ。

先生の丁寧な問診の時に、「いい人を止めること」「我慢することを止めること」という言葉をいただく。
苦痛や悲しみ、嫌なことを我慢してグッと自分の中に飲み込んでしまう人は、消化器系の病気になりやすい傾向にあると・・・・。
なるほど・・・。
嫌なことを飲み込むと、その通り道がおかしくなる・・・と言うことか。妙に感心する私。

そして、極めつけは、「ガンを治した人は自分で治しています。」
末期がんの方でも治った方がいる。自分の身体の事を知っているのは自分でしかない!

本当にその通り。
7年間いろんな先生と治療に頼って何とかここまで奇跡を起こしているけど、これからは真剣に「自分で治す!」って思う時期だと、私も思う。
絶対に奇跡は起こるはず。
だからこそ、こうやって聡哲先生の所に来てみた。
これからは「治してもらう」→「治す」へチェンジです。

温灸をやってもらっている間、先生と会話をしながら進める。
肝臓は温かく感じていたらしいが、喉、首の周りは切った張ったをやっているので、あまり熱い感じはしないらしい。




何と言っても、「いろんなことを相談できそうな先生やね。」と帰り道に旦那がつぶやいていた。
旦那にしては珍しく初対面ですっかり先生を受け入れることが出来たみたい。
終了直後、身体には劇的な変化はないみたいだが、身体も精神も変わることを信じて続けてみよう。







介護保険申請

2010-04-26 23:48:15 | リアル日記
今日は外に出掛けたついでに、介護保険について聞こうと区役所に寄ってみた。
様子を伺うだけのつもりだったのが、旦那の保険証の番号をメモしていたので、「じゃあ申請をしていきましょう~」ということであれよあれよと申請までしてしまった。

介護保険・・・今まで全く縁がないと思っていたからノーチェック
さて、、、今日は少し長くなりますが、介護保険の勉強にお付き合い下さい。



旦那は会社員だから介護保険料は給与から天引きされてちゃんと納めているので、サービスを受ける権利はある。

そもそも、介護保険って「高齢者が介護が必要になってもサービスを利用しながら自分らしく生活するために設定された」もの。それが、家族等自宅で看病する側にとってもストレスと負担が軽減される結果にもなっている。
私の生徒さんたちも「老老介護はとても無理・・・」と言って、介護保険を使いデイサービスの利用をしたり・・自分が参らない様にされているらしい。

私はまだ何も看病、介護らしいことはしていないし、彼はまだ高齢者でもないし、自分の事は何でも自分でやるから、まだ必要はなさそうだし、今申請して認定がおりるものなのか・・・。
とにかく、主治医もソーシャルワーカーさんも、「若いから症状が急変することもある、そうなってから慌てるより、早いところ申請だけでもされていたほうがいいでしょう。」ということだったので、本当にそうなのか、今申請して早過ぎないか?そもそもそれが聞きたくて区役所を訪れたのだった。

でも、結局、受付してくれた方も、「早いほうがいいわね・・・」と言うことで、何と!!明日調査員さんが旦那の状態を聞き取りに自宅に訪問することになった。

介護保険で介護サービスを受けるまでの手順
1.申請
2.調査員による聞き取り調査
3.主治医意見書の提出
4.審査→判定→認定
5.結果通知
6.ケアマネージャー、保健師さんによるケアプラン作成
7.サービス事業者との契約
8.サービスの利用開始

ということで、実際にサービスを利用するまでは本当に時間がかかりそう・・・

今日の勉強はここまでにして、明日は実際どんなサービスがあるのかを勉強しましょう~。
お付き合いありがとうございました。



友人の訪問です

2010-04-25 11:45:30 | リアル日記
昨日は同級生が2名訪ねて来てくれました。
名古屋に単身赴任中のU池君と市川に単身赴任中のU塚君。
*写真をYappiのオフィシャルブログへアップしています。
同級生の皆さんはどうぞそちらもご覧下さ~い!*



先日の同窓会で旦那の状況を知り、ぜひ顔を見たい!という事で心配して来てくれました。
でも、実際に会って、顔色もよく意外と元気そうな旦那を見て安心したみたい。

旦那の同級生は私の同級生・・・。
女性陣2名にも来てもらい、飲み食いできない旦那を横目に、夕方から日が変わるまで飲んで食べて、喋って・・・・。

途中で旦那の食事タイムも披露・・・・。
皆、珍しげに観察
きっと将来何かの参考になると思うよ。

みんなのお陰で旦那は元気の気をたくさんもらって楽しい時間を過ごせました。

「また来るけん!」と約束してくれたダブルU君達。
次に来てくれる時も、旦那は今日と変わらず元気でいると信じています。

みんなありがとうね。

上司の訪問

2010-04-22 13:57:07 | リアル日記
昨夜、「ピンポ~ン」と玄関のチャイム。
1階の友人が何か美味しいものでも持ってきてくれたかな?と思っていると、旦那の会社の上司

突然の事でビックリ
実は一昨日の火曜日はSt.M病院へも出向いていただいてたらしく・・・。
残念ながら退院した後。せっかくだったから、旦那の病状を聞くも、やはり教えてもらえなかった・・・と言うこと。

そこで昨日はわざわざ、自宅へ顔見がてら、書類を数枚持ってきてくださった。

この春より部内移動で、負担の少ない業務内容に変更となった。
もうとっくにプロジェクトからは外れている。
さらに負担の少ない業務へ・・・。致し方ない。
この2年間での出勤日数は、指定日数の半分行くか行かないか・・・・。
このご時勢、部内に席を確保してくれてお給料もいただけているだけでありがたい。


昨日も私達に笑顔で「本当に素晴らしいご主人です。私達の誇りですよ。」
と言ってくださった。社交辞令としても、ありがたい言葉。ありがたくて涙が出てくる。

また、「給料の問題もあるだろうから、月に1日だけでもベッドにくくり付けたままでも会社に連れて行きますよ・・・。」と言ってくださり、私達家族の生活の心配もしていただいて・・・。
まずは少しでも会社に行けるように体力回復!
そして1日でもたくさん会社へ行くこと。
旦那もGW明けから会社へ行くことを希望しています。それが少しでも恩返しになるのでしょうか?


偶然にも私も昼間、自分の仕事関係者との面談に出向き、今後の身の振り方について相談していた。
「とにかく、やっぴ~のストレスと負担がかからないように、思うようにやったらいい。私達は完全にバックアップするから・・・」という言葉を頂き、またまたありがたくって涙涙

本当に我が家は周りの皆さんの温かいご支援とご好意によって頑張れています。
皆さんの温かい想いを胸に、これからも出来る限りの事をやってこの苦難を乗り越えていきたいと思っています。

本当に皆さんありがとう

改めて感謝感謝の1日でした