ウフフ、こんばんは…。明日12日は「恐怖の細道」は定休日だから、注意してね…。
（口裂け女みゆき）
さて、というわけで９月９日に行われましたお化け屋敷プロレス「妖怪ワールドカップ」
のリポート後半戦をお送り致します。
■第三試合 空手vs柔道エキシビジョンマッチ
吉村輝昭（柔道） vs 巨掠 修（空手）
妖怪ワールドカップ決勝を前にリングに上ったのは、「恐怖の細道」実行委員長の吉村氏と、
「恐怖の細道」の屋敷長を務める巨掠氏。ルールは３分５ラウンド制、ロープブレイク有、
KOカウント有り、顔面打撃無し。
先に入場した巨掠選手は、かつて和術慧舟會の関東支部長を務め、現在は陽明門護身拳法の
師範、というキャリアの持ち主。あの宇野薫選手や、村上和成選手を指導した経験もあり。
ちなみに本業は作家・漫画家＆映画監督。現在、縁あって「恐怖の細道」屋敷長を務めて
いただいています。
対する「恐怖の細道」吉村代表も、小学生時代に柔道で日本一になった経験を持つ。
そんな二人がリングで向きあうとどうなるかと言えば…
エキシビジョンなのにガチンコ勝負。
まずは開始早々、吉村代表の強烈な肩車が炸裂！
これで火がついたか、巨椋選手は鋭い蹴りで応戦。
距離を取って打撃で攻める巨椋、接近して投げを狙う吉村という展開。
巨椋選手の強烈なミドルを何とかガードして…
起死回生の大外刈り！
柔道なら文句なく一本勝ちも、今回は総合ルール。
寝技経験のある巨椋選手にマウントを取られ、ピンチの吉村代表。
解説・山口氏「この二人年齢を合わせると99歳なんですよ。あまり無理はしないで欲しいんですが」
２ラウンドに入ると、打撃のダメージ差で吉村代表は防戦一方。
エキシビジョンなのに、この二人完全にマジモードです。
山口氏「ここまでやり合うと、明日以降のお化け屋敷の運営が心配」
遂に巨椋選手の強烈な膝蹴りで吉村代表ダウン！
ここは何とかカウント８で立ち上がるも、
最後は脇腹へのミドルキックに立ち上がれず、レフェリーストップ。
エキシビジョンマッチは、巨椋選手の勝利となりました。
○巨椋修（３Ｒ２分26秒 レフェリーストップ）吉村輝昭×
■メインイベント 妖怪ワールドカップ決勝戦
鞍馬天狗刃駈 vs アップル口裂け女みゆき
そしていよいよ迎えたメインイベント。妖怪「最怖」の座に輝くのは、どっちだ!?
観客を威嚇しながら入場するアップル口裂け女みゆき。ちょっと直視できない怖さ（？）
対する鞍馬天狗刃駈は、結託した砂かけハル婆、フランケンサザンクロスを引き連れての入場。
セコンドの動きにも注目。
と言っているうちに、さっそく場外へ口裂け女を連れ出す刃駈。
セコンドの二体が口裂けシスターズの介入を阻止する間に、ラフ殺法で攻め立てていく。
続いて刃駈はジャイアントスイングを敢行！
解説・山口氏「ある意味マニアにはたまらないジャイアントスイングですね」
防戦一方だった口裂け女は、爪を使っての反撃に出ると、
コーナーに設置されていた卒塔婆を使って刃駈のドテッ腹に一撃！
続いてキャメルクラッチwith卒塔婆。
ここを何とか逃れた刃駈は「お前の弱点は調べておいた…ポマード！ポマード！」と叫んで
口裂け女を精神的に揺さぶり、ペースを奪い返す。
お返しの卒塔婆攻撃をお見舞いした後、
リングに設置した椅子に卒塔婆を設置し、ブレーンバスター！
山口氏「これが大日本魂ですよ！」
しかし勢い余って、刃駈の鼻が取れてしまい、カバーが遅れる。
フィニッシュを狙った刃駈は、セコンドの砂かけハル婆をリングに呼びこむが、
砂かけ攻撃は刃駈に誤爆。
続いて乱入したフランケンも蹴散らした口裂け女は、高笑いを上げて必殺の飛びつきスリーパー！
一度は立ち上がりかけた刃駈だったが、結局そのまま失神。
妖怪ワールドカップ決勝は口裂け女みゆきのレフェリーストップ勝ちとなった。
○アップル口裂け女みゆき（８分20秒スリーパーホールド）鞍馬天狗刃駈×
解説の山口敏太郎氏から勝利者賞の金一封を渡された口裂け女だったが…、
マイクを持つと
「私は…この柳ヶ瀬が……好き……。この賞金は……柳ヶ瀬の町おこしのために…使って下さい」とアピール。
刃駈も「その志、あっぱれじゃ」と同意し、口裂け女と握手。
賞金は柳ヶ瀬復興のために使われることになりました。
試合を終えた妖怪たちと、吉村代表。
ご来場いただいた皆様、参戦いただいた妖怪たち、
そして会場設営にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました！
