親心、子心

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子どもをコントロールする

2015年03月19日 22時08分35秒 | 学校
子どもたちをどうコントロールするか。もっと言えば、どう言うことをきかせるか。

そんな話が、しばしば教育現場で語られる。

親御さんも、『言うこときかなければ、叩いてやってください!』なんて言ったりするもんだから、ますますどう言うことをきかせるか、それを考えるのに躍起になる。


かつての私もそうだった。
体罰をしたことがないのが自慢だけれど、教卓ぶっ倒して、恐怖でもって言うこときかせる研究していた。


…こう書くと、相当異常に感じるな。改めて見てそう思う。


子どもにも意志がある。子どもは大人の付属品ではない。
そう感じるようになったのは、いつだったろうか…。

…でも、そう考えることができるようになって、初めて教壇に立つ恐怖を感じなくなった。

だって、子ども一人一人が人間なんだもの。
大人と変わらず、それぞれに理屈をもって、生きているんだもの。

それを無理矢理言うこときかせようなんて、なんておこがましい考えだったか…。

もちろん子どもだから、判断に迷う時もある。間違いを犯す時もある。
それを受け止めて、支えたり、尊重したり、正したり、時には必死で止めたりするのが、教師の、もっと言えば大人の役割なんだと思う。

多くの子どもたちが、そういう大人たちと一緒に育っていける社会だったら、そういう日本だったら、心からすばらしい国だと、そう思う。
今の日本は、どんななんだろうか…。

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