シナノキ

　シナノキ科シナノキ属 【シナノキ】、科の木

　（オオバ）ボダイジュとの区別がなかなか難しいが、いくつか異なる点があるようだ。
　
　葉表は似ている。
　葉裏は、シナノキは脈腋に褐色の毛叢があるが、オオバボダイジュは一面に星状毛が密生している。

　種子の付く総苞葉の柄はシナノキは長いが、オオバボダイジュは短い。　など。　その他、堅果にも違いがあるようだ。

　　
　　シナノキの実　　2015.9.21　長岡市　雪国植物園で　　

　　
　　オオバボダイジュの実　　　同

　　
　　葉表　　左：シナノキ　　右：オオバボダイジュ　　同

　　
　　シナノキの葉裏　　同

　　
　　オオバボダイジュの葉裏（拡大）　　同　　

オオアレチノギク

　キク科イズハハコ属 【オオアレチノギク】、大荒れ地野菊

　空き地や土手、そこら中に「ヒメムカシヨモギ」が７月頃は天下を取ったようにニョキニョキと伸びていたが、さらにヘクソカズラやクズやガガイモ、ノイバラ、ナワシロイチゴなどが絡みつき、目立たなくなってしまった所もある。　恐ろしや・・
　それらが今は、花が咲き、種子がフワフワ、嫌になるほどそこら中に拡散している。

　ヒメムカシヨモギのライバルと言えば「オオアレチノギク」だが、これがなかなか見つけられなかった。
　先日、新潟西海岸公園を歩いていたら、これではないかと思うものがあったので、枝を１本戴いてきた。

　　
　　2015.9.18　オオアレチノギク（と思う）　新潟市中央区で

　　
　　2014.8.30　ヒメムカシヨモギ　新潟市西蒲区で

　　
　　2015.9.3　ヒメムカシヨモギ（冠毛2.5mm）

　　
　　2015.9.20　オオアレチノギク（冠毛４mm）

　　
　　2015.9.20　自宅で　　左：ヒメムカシヨモギ　　右：オオアレチノギク

　　
　　同　　左：ヒメムカシヨモギ　　右：オオアレチノギク
　　右のオオアレチノギクの茎の白毛が少なく見えるが、これは写真のサイズダウンに伴う微小物の消滅であり、実際には右の方が長さは短いが数ははるかに多い。

　　
　　2014.7.26　ヒメムカシヨモギ　　新潟市西蒲区で

　　
　　2015.9.20　オオアレチノギク

ブナ

　ブナ科ブナ属 【ブナ】、山毛欅

　ミズナラとともに冷温帯山地の代表種

　しかしその実をじっくり観察したことはなかった。
　長さ16ミリほどの３稜形の堅果で、立たせてみたら意外に格好良いではないか。３個立たせて撮ってみた。

　今年は豊作だとの記事もどこかで見たが、どうか・・　熊が山を下りてこなければ良いが。

　　

　　
　　2015.9.14　ブナの実　阿賀町たきがしら湿原で

　　
　　2014.5.6　ブナの若葉　同所で

クラマゴケ

　イワヒバ科イワヒバ属 【クラマゴケ】、鞍馬苔

　我が家の庭はほとんどが「ハイゴケ」に覆われているが、別のコケも若干ある。
　他よりやや排水の良い植え込みや灯籠の陰に「クラマゴケ」が生えている。今は“夏枯れ”なのか葉が枯れているものが多い。

　コケ類ではないらしく「シダ植物」の図鑑に出ている。

　横に這う茎の上に反り上がるように着く「背葉」、茎の両側に開出する「腹葉」、縦に伸びる胞子のう穂に着く「胞子葉」の３種類の葉がある。

　　

　　

　　
　　
　　2015.9.15　庭で

ヤマナシ

　バラ科ナシ属 【ヤマナシ】、山梨

　りっぱな大木である。春はもっとたくさん実が着いていたようだが、熟したのはあまり見えない。
　「ヤマナシ」と言うと今はないようだが、角田山灯台コースを思い出す。

　　
　　2015.9.14　阿賀町　たきがしら湿原で

　　
　　2015.6.1　同所で