小さな旅を愉しむための情報PLUS

生活圏での小さな旅を愉しむために、暮らしの歴史に目を向けた情報発信を目指します。

新山地区トンボの楽園😐😐😐始まった秋の中で夏の虫たちは自分の時間が尽きるのを静かに待っている

2021-09-23 12:00:00 | 四季



夏の名残りを探しに「新山地区トンボの楽園」(長野県伊那市富県上新山)を訪ねた。40種類以上のトンボが確認されているという一郭だが、「ハッチョウトンボ」や「ヒョウモンチョウ」などは、すでに限られた数となり、やって来た秋の中で、残された時間がまもなく尽きてしまうのを、静かに待つ姿を見せている。


 ❖ ハッチョウトンボ 
体長17~21 mmの日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」は、環境省が「良好な自然環境を知る目的」として選定した生物指標昆虫10種のうちの一つで、5月下旬から8月下旬に成虫を見ることが出来るという。丘陵地や低山地の水が滲出している日当たりがよい湿地や湿原、休耕田などに生息し、オスの体は羽化後20日ほどで鮮やかな赤色となり、メスは茶褐色で、腹部に黄色や黒色の横縞がある。翅は透明だが付け根は橙黄色になっている。一円玉(直径20 mm)の中に頭から腹端までが納まる大きさであることで知られている

 ❖ ヒョウモンチョウ 
その名のとおり黄色の地に黒い斑点が並んだ豹柄模様の翅を持つものが多く、山麓の乾燥した明るい草原に生息するが、生息条件の悪化で個体数の減少が著しいという。