2020年2月末、森林調査のお仕事で、田辺市本宮町内の人工林へ行ってきました。
その林床にひっそりと咲く、小さくてかわいい白い花が、たくさん咲いていました。
花の名前は「バイカオウレン」。
2月下旬頃に開花するので、これくらいの時期に田辺市本宮町内の熊野古道を歩いていると、観察できると思います。
ホント、小さなお花なので、踏まない様に気をつけて下さいね(^_^;)。。。
バイカオウレンの群生に目を奪われ、ついつい、ひっそりと咲いてる数輪を踏んでしまうなんて事もありますので。。。
バイカオウレンは、キンポウゲ科の植物で、山地から亜高山帯にかけて、スギなどの針葉樹林の下に生える多年草です。
よく似たものに、ミツバオウレンやミツバノバイカオウレンという花もありますが、いずれも葉は3小葉で、バイカオウレンは5小葉なので、すぐに見分けられます。
スギ林の林床に、絨毯を敷いたように咲きまくるバイカオウレンの群生地、なんかもあります。
こういう素敵な場に巡り会えるのも、山歩き・森歩きの醍醐味です!
摘み取ったりせず、写真に撮るだけにしましょう。
もちろん、撮影で花に近づく際は、近づくまでの植物にも気をつけてあげて下さい。