先日京都で食べたニシンそばは本当に美味しかった。でも一般にニシンというと、何となく堅くてボソボソして地味な感じの魚というイメージが強い。でも「身欠きニシン」「にしんの酢漬け」「燻製ニシン」「ニシンの昆布巻き」など、普段はそんなに食べないけど、時々無性に食べたくなる魚でもあるのだ。
http://www.zukan-bouz.com/nisin/nisin.html
英国に住んでいた頃、ニシン(英語でhering)は思った以上にポピュラーな魚だった。英語でもニシンに言及する言い回しは多い。例えば大西洋は<hering pond(ニシン池)>と呼ばれ、英語で「にしんのように死んでいる」というのは「完全にくたばった」という意味である。
また日本で言う「杉綾」はヘリンボーン、つまり「ニシンの骨模様」である。さらに「赤ニシン(red hering)」とは「もともとの目的なり本筋なりから話をそらせるためにわざと持ち出された、興味は引かれるが、実際にはあまり意味のないことがら」なのだそうだ。
これって、昔英国ではキツネ狩りのための犬を育てるために、キツネの匂いのついた道筋に、目くらましのために燻製ニシンを置いておいて、それで犬の嗅覚を鍛えたことに由来するらしい。つまりニシンのにおいにつられてふらふら行き惑うことなく、一路まじめにキツネを追いかけるように犬を厳しく仕込んだのだ。それで、赤いニシン=目的を逸脱させるための魅力的なもの、ということになったのだそうだ。(村上春樹著 雑文集から)ううう、長い説明だなあ。
僕が印象に残った英国のニシン料理はキッパー(ニシンを塩漬けにして燻製にしたもの)で、英国のB.B(bed&breakfast)という安い宿泊施設の朝食の定番だった。 いま思うとそんなに美味しかったかなあ、という感じだけど、時々食たくなる料理ではあった。また英国に行って、あの独特の料理群、フィッシュ&チップス、ジャケット・ポテト、キドニー・パイ(おえ!)等を食べてみたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kippers_at_Burton_Bradstock.jpg
と言いことで、久し振りにOasisを聴く。うちの子供たちにとっては、毎日スクールバスでイヤになるほど聴いた曲らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=zUADzarhFyA
http://www.zukan-bouz.com/nisin/nisin.html
英国に住んでいた頃、ニシン(英語でhering)は思った以上にポピュラーな魚だった。英語でもニシンに言及する言い回しは多い。例えば大西洋は<hering pond(ニシン池)>と呼ばれ、英語で「にしんのように死んでいる」というのは「完全にくたばった」という意味である。
また日本で言う「杉綾」はヘリンボーン、つまり「ニシンの骨模様」である。さらに「赤ニシン(red hering)」とは「もともとの目的なり本筋なりから話をそらせるためにわざと持ち出された、興味は引かれるが、実際にはあまり意味のないことがら」なのだそうだ。
これって、昔英国ではキツネ狩りのための犬を育てるために、キツネの匂いのついた道筋に、目くらましのために燻製ニシンを置いておいて、それで犬の嗅覚を鍛えたことに由来するらしい。つまりニシンのにおいにつられてふらふら行き惑うことなく、一路まじめにキツネを追いかけるように犬を厳しく仕込んだのだ。それで、赤いニシン=目的を逸脱させるための魅力的なもの、ということになったのだそうだ。(村上春樹著 雑文集から)ううう、長い説明だなあ。
僕が印象に残った英国のニシン料理はキッパー(ニシンを塩漬けにして燻製にしたもの)で、英国のB.B(bed&breakfast)という安い宿泊施設の朝食の定番だった。 いま思うとそんなに美味しかったかなあ、という感じだけど、時々食たくなる料理ではあった。また英国に行って、あの独特の料理群、フィッシュ&チップス、ジャケット・ポテト、キドニー・パイ(おえ!)等を食べてみたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Kippers_at_Burton_Bradstock.jpg
と言いことで、久し振りにOasisを聴く。うちの子供たちにとっては、毎日スクールバスでイヤになるほど聴いた曲らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=zUADzarhFyA