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山中日記

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2012年9月30日 権威

2012-09-30 15:45:00 | ノンジャンル
今日は昼間は天気も良く暑かったが、昼前に台風17号が来る前に、所用で新宿まで行ってきた。帰りに開店したばかりの「ビックロ」をちょっと覗いてきた。元新宿三越跡地に誕生したビックカメラとユニクロが合体した「ビックロ」は<素敵なゴチャゴチャ感>を売り物にしていたが、僕は小奇麗な「ドンキホーテ」みたいな感じに見えた。斜め前の老舗デパート「伊勢丹」としては複雑な気持ちだろうな。
http://www.youtube.com/watch?v=DVDUbo5hKSE

昨日でNHK・朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」が終わってしまった。この朝ドラは、なんといってもヒロインの<堀北真希>が良かった。また最終回でテレビのNHK素人のど自慢に出場して<上を向いて歩こう>を歌った梅ちゃんの父親・下村建造(高橋克美)が、出場した理由を「自分を変えたかった」と言っていたのが印象的だった。
http://www9.nhk.or.jp/umechan/

堅物の建造が「建前」や「権威」にとらわれずに、自分の気持ちに忠実に生きるように自分を変えてみたい、と願うのは多くの人たちと同じ気持ちだと思う。村上春樹氏がこのことについて期限限定で開設した自分のホームページでこう語っていた。

(前略)一つだけ言えることは、権威にだけはなりたくないということです。こういう仕事をしていて、ほんとうにひとつ間違うと、権威みたいなことになりかねません。それを避けていくのはとてもむずかしいです。でも僕は「ただの僕」でありたいと思っています。権威になって反抗されるよりは、「なんか、変なおっさんがいるよなあ」くらいで適当に見過ごされたいですよね。そしていつか、路地で猫をいぢめている悪い子供たちを「お前らなにをするか!」とステッキで(軽く)殴打するようなステッキなじいさんになりたいです。何を言っているんだか。

来月来日するアラン・ツゥーサンの演奏を聴く。「Southern Nights」の再現みたいなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=STtwgzujFS8

2012年9月29日 女子

2012-09-29 18:21:00 | ノンジャンル
女子プロゴルフの「日本女子オープンゴルフ選手権」をテレビで観る。今年の同大会は世界ランキング・ベスト10のうち8人が参加するという豪華なものになっている、現在世界の女子ゴルフ界(USツアー)はアジア勢が中心になっていて、上記の8人は韓国(4名)・中国(1名)・台湾(1名)・日本(2名)となっている。これらのメンバーに日本ツアーのトッププロ達が加わって非常に見ごたえのあるラウンドを観ることができる。
http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2012/07-0/special.html

しかし、これだけのメンバーが揃いながら、大会3日目終了時点ではアンダーパー競技者なしという展開になっている。大会用に厳しくコースが設定された「横浜カントリークラブ・西コース」が極めて難かしく、また天候も毎日大きく変わっているので、観ていて凄く面白い。スコアが接近しているのに加えて、明日は台風17号の影響で後半は天候が荒れそうなので、最終日は最後まで目の離せなくなりそうだ。個人的には新日本プロレスの元レスラー木戸修の娘、木戸愛(めぐみ)に頑張ってもらいたいなあ。
http://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E6%9C%A8%E6%88%B8%E6%84%9B

今晩はビル・エヴァンス・トリオの1965年3月、ロンドンでのライブから「How My Heart Sings」を観るというか聴く。この急テンポでの演奏がかっこいい。
http://www.youtube.com/watch?v=Q6uQua6SatQ

2012年9月28日 フライト

2012-09-29 06:41:00 | ノンジャンル
今週は半期末だったせいか何だか忙しく、ゆっくり音楽を聴く暇もなく、あっと言う間に一週間がたってしまった。その間に安部氏が自民党の総裁になってしまった。今回の総裁選では悪化する一方の対中問題が安倍氏の勝利の追い風になっていた、ともいえる。

自動車を買うことに例えれば、「まだ試乗したことのない新車」と「5年落ちの中古車」の二択問題であった場合、普通なら消費者は前者を選ぶだろう。ところが今回はとっても怖い局面であったので、自民党の議員達は後者を選んでしまったのだ。6年前だって、最初のうちはちゃんと走っていたのだから。中古車、もとい安部総裁には今回は最後まできっちり仕事をして欲しいけど、本当に大丈夫かな。

今週末はジャズでも聴きながらゆっくり過ごしたい。ジャズのスタンダード「言い出しかねて」(Icant`t Get Started、作曲ヴァーノン・デューク、作詞アイラ・ガーシュイン)は1930年代後半の米国で大ヒットした名曲だが、その歌詞はなかなかに洒落ている。

僕は飛行機で世界一周もした。
スペインの革命も調停した。
北極点も踏破した。
でも君を前に、その一歩が踏み出せない。

1929年には僕は株を売り抜けた。
英国に行けば、王室に招待される。
でも僕の心はつらく切ない。
それというのも、君にどうしても切り出せないから。

何とも素敵な心持ちの歌だ。村上春樹氏は飛行機に乗ると、この曲を思い出すのだそうだが、僕は学生の時に同じバンドにいた仲間のサックスの音色を思い出す。この曲には様々な演奏があるが、レスター・ヤング、コールマン・ホーキンス、チャーリー・パーカー、スタン・ゲッツ等、サックス奏者の名演が多い。この曲はビリー・ホリデイとカウント・ベーシー楽団の共演が極めつけとも言われているが、今晩はソニー・ロリンズのテナーサックスで聴きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=1D1q9WTUm5Y

2012年9月27日 ナイト

2012-09-27 23:13:00 | ノンジャンル
残暑がまだまだ続くと思ってまだ薄着にしていたら、ジャケットが手放せないくらい肌寒くなってしまった。3ヶ月も続いた真夏に慣れてしまうと気温の変化についていけず体調を崩す人が多くなりそうだ。気をつけないと。

Rickie Lee Jonesの1979年のデビューアルバム「浪漫」から<Chuck E's In Love >を聴く。このアルバムが彼女の最高傑作だと思うけど、今更ながらバックのミュージシャン、スティーヴ・ガッド(dr)、ジェフ・ポーカロ(dr)、ニール・ラーセン(key)、ドクター・ジョン(key)、バジー・フェイトン(g)等の演奏とアレンジが素晴らしい。
http://www.youtube.com/watch?v=wLu387iIBmM

そして新譜のカヴァー・アルバム「The Devil You Know」も評判がいい彼女が来日しているのだ。あ~、彼女のライブ聴きに行きたいなあ。身体が二つあったらなあ~。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/rickie-lee-jones/

漫才の「ナイツ」の昨年のザ・マンザイ決勝でのネタを観る。いわゆる東京漫才の主流を歩む彼等だが、ここでの過激になる話が凄い。お試しを。
http://www.youtube.com/watch?v=N6I40Ylt7ew

2012年9月25日 立ち食い

2012-09-26 00:22:00 | ノンジャンル
東海林さだお著「偉いぞ、立ち食いそば」(文春文庫)を読む。ご存知、ショージ君が今回挑んだのは「立ち食いそば屋(富士そば)」の全メニュー制覇。かけそばに始まり春菊天、ちくわ天、コロッケ、世界中から注目されるこの偉業は達成されるのか?、富士そば社長・丹道夫氏との対談、24個の駅弁を食いまくる「駅弁・奥の細道」等、満腹感ずっしりのエッセイ集だ。
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784167177713

ショージ君シリーズの持つ「オジサン的シミジミ感」は、東海林氏の類稀な観察力から生まれている。特に今回の考察は立ち食いそば好きの僕の心に響いた。昔から駅構内外の飲食店といえば立ち食いそばが定番だったが、最近は甘ったるいスイーツ系やファストフードにその地位を奪われている。でも、立ち食いそばには、他の食べ物屋にはない、独特のお客とそば屋の店員さんとの連携が存在するのだ。これを著者はこんな風に描く。

「やっぱり立ち食いそばは、客が立って待っているそのまん前で、白長靴のおじちゃんがザルに入ったそばを揺すったり、丼にワカメを載せたりしているのを逐一見守るところにその良さがある。」

「この人は僕のためにこうして食事を作っている、というところからくる個人と個人の交流、そして連帯感、そして共生感、自分が参加しているわけではないが、見守ることによる共同製作的な意識、そして出来上がったとき分かち合う完成の歓び、そうした人間として大切なものが立ち食いそば屋の醍醐味なのだ。」

僕は思わず「そうだ、そうだ」と読みながら言ってしまった。

相対性理論のヴォーカル、やくしまるえつこの歌で「ヤミヤミ」を観る。NHKの「みんなのうた」で観て気に入ってしまった。でもちょと怖い。
http://www.youtube.com/watch?v=NAz2-GG7J-M