ピークは過ぎているらしいが、桜が咲いていた。
満開の桜からは背を向けて、息を潜めやり過ごして生きてきたけれど。
今なら…。
と、言うわけで。
神様が、どうやら夢を叶えてくれるらしい。
叶えてくれたら、この後の人生が大きく変わる。
でもね。
手放しでは喜べない。
このレベルの夢が叶うという事は、
それなりの対価を払わなければならないはず。
だけど私は、まだ払っていない…。
払った覚えがないよ。
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写真ではわかり辛いのだが、中央には鯉が泳いでいた。
息をひそめて見守っていたら、お互いに無関心だった。
待ち合わせ…。
早く着き過ぎたね。
ぼんやりと、鴨と鯉を眺めている。
鯉は恋とは違うから、シタゴゴロは無いのよ。
だから鴨は鴨であって、カモにはしないのね。
多分。
触れあうのが簡単な、距離にいても。
全く、別の景色を見ているのかも。
こんなに近くにいるのに、重なる事のない鯉と鴨の人生。 . . . 本文を読む