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食料その2(北アルプス2010年夏)

2010年10月24日 23時26分56秒 | 食料
次は、たんぱく質、いわゆる主菜である。
左上から、
1)自作ひき肉甘辛炒め、180g
 まず、これが何と言っても一番最強の食材である!絶対お勧めである!作り方も簡単で、包丁もまな板も必要なく、料理の経験がなくてもだれでもできると思う。そのうち、機会あれば、作り方をアップする予定。今回は牛豚の合びき肉を炒めて持っていったが、180gではちと足りなかった。次回はこれの1.5倍~2倍ぐらいは持っていくつもり。
2)ベーコンビッツ、85g
 ホーメルの瓶詰ベーコンビッツを一瓶チャック袋に入れ替えて持っていった。同系でベーコンピースもあるが、こちらの方は量も少ないし(57g)値段もちと高い。
他社、たとえばマコーミックあたりでも似たような商品が出ているが、こちらは見た目、香りそっくりでも、成分を見ると「粒状大豆たん白(遺伝子組換えでない)、植物油脂、たん白加水分解物、食塩、ポークエキスパウダー、カラメル色素、野菜色素、パプリカ色素、調味料(アミノ酸等)香料(原材料の一部に小麦、乳成分を 含む)」と言うように実際のベーコンは入っていないいわゆる日本でいう「カニカマ」的商品。安さにつられて思わず買うところだった記憶がある。家で使うならそれでも十分問題ないが、たまの山旅ならやはり本物を持っていきたい。
そのまま食べてもつまみになるが、特に洋系のメニューには、香りなどで威力を発揮する。お勧めである。
3)乾燥しじみ、85g
 和系の料理に威力を発揮する。あまりスーパーなどでは見かけないかもしれないが、上野のアメ横にある二木の菓子の珍味コーナーには必ず置いてある。このアメ横の二木の菓子の珍味コーナーはたんぱく質系の乾燥食材の宝庫である!乾燥食材、平たく言えば酒の肴である(笑)。海産系、肉系などほとんどのつまみが揃っているので東京近隣に住んでいる人は一度覗いてみると楽しいと思う。自分も1,2か月に一度は新しい食材や調理法を探しに探索しに行っている。ここ数年は中国人、韓国人の姿が相当増えている。
4)サーモンフライ、120g
 これも二木の菓子で新しく見つけた食材で自分の中では好意度上位に入る。写真は珍味系のチャック袋がまだ揃ってなかったので、「むきこまい」のチャック袋に入っているが、中身はサーモンフライである。以前は下段に写っているイカフライだけだったが、これを発見してからはこちらがメインになっている。毎朝仕込む鮭弁には必須の食材。
5)自作豚肩ロース干し肉、230g
 ちと自慢の力作。長いこと肉系の日持ちする食材を探して辿りついた一つの答えである。普通のデパ地下やスーパーなどで売られている日持ちする乾燥系の肉の食材といえば、「ビーフジャーキー」や「カルパス」、「サラミソーセージ」ぐらいの類しか見当たらない。当然これらを使っての料理も色々試した。が、どれも料理の食材として利用するにはどうもイマイチなのである。基本、味が強すぎて、他の野菜系の食材や調味料とあまり合わないのである。やはりこの辺のつまみはそのまま食べるのが一番美味しい。
昨年は塩豚を自作して持っていったのだが、塩豚は最高に美味しかった。それに2~3週間ぐらいは平気で日持ちするので良かったのだが、一つだけ難点があった。それは、におい!熟成肉のにおいはやはりハンパないものである。ぶっちゃけ「くさい!」の一言!「肉は腐りかけが一番美味い」と言われるが、確かに美味い。が、香草や調味料で調理してしまえば大丈夫だが、その調理の前の段階の臭いは欧米人に体臭がキツイ人が多いのも納得するくささである。二重、三重にラップで包み、ジップロックに入れ、なおかつアルミホイルで包んで、最後にビニール袋に入れて持ち歩いていたのだが、それでもザックを開けた瞬間やテントの中で臭うのである。北海道に持っていったら確実にクマに襲われるだろうな、と思っていた。んなもんで、今年は塩豚はちと諦めて干し肉に挑戦してみた。こちらは臭いはほとんど問題にならず、そう言う意味では正解だった。ただ、自作するのに約一カ月半かかる。それも冬場。この干し肉も今年の正月明け1月に作ったものを半年以上冷蔵庫で保管しておいたものである。と言うことで、相当凝るかそう言うことの好きな人向きかもしれない。
6)イカフライ、100g
 スーパーでも酒屋でもどこでも酒の肴コーナーで売っている普通のイカフライ。ソフト系(半生系)とパリパリ系があるが、パリパリ系の方が使いやすいと思う。味噌汁のコクだしには手軽で重宝する。
一般的に登山や山歩きではざっと4000kcal以上を消費すると言われている。普通の成人男子の一日の消費エネルギーが1800~2200kcalなので、実に2倍、3倍の消費量である。2,3泊ぐらいの縦走や山歩きなら、消費カロリーなど考えずに好きなもの食べていても、摂取不足分のエネルギーは普段から体内に蓄積されている脂肪や糖質などがTCAサイクルで自動的に小出しに燃焼されてエネルギーを補っていくので問題ないが、これが、5日、10日、二週間も過ぎるようになると、それまで体内に蓄積されていた糖質、脂肪分もほとんど燃焼されてしまい、いくら食べても、完全に「シャリバテ」の状態になって簡単にパワーがなくなってしまうのである。本当のシャリバテになると「アミノバイタル」のような栄養補助食品などもほとんど効果がない。BCAAのアミノ酸を3.6gぐらい補給してもエネルギー換算量としては14~15kcalぐらいにしかならず、大元の基礎のエネルギーの絶対量がすでにない状態では、20~30分も持たないのは当然の計算結果だろう。
エネルギーを一番効率よく摂取するには脂質、いわゆる油分なのである。1gで9kalのエネルギーになる。ちなみに他の炭水化物(糖質)やたんぱく質では1gあたり4kcalにしかならない。
と言うことで、油で揚げたイカフライは貴重なエネルギー源としても重要な食材である。
7)鶏そぼろふりかけ、120g
 今回はだいたい3、4袋分持っていった。ふりかけは普通にご飯にかける以外にも調味料的に使うこともできるので重宝する。その中でも持っていくなら、カツオ、たらこ、小魚などの魚介系より肉そぼろ系の方がパワーがつくだろう気がする。牛そぼろ、豚そぼろ、鶏そぼろなどの他にすき焼き系や最近では牛丼などもあるが、自分の好みとしては鶏そぼろが一番美味いような気がする。それも永谷園の「おとなのソフトふりかけ」シリーズが。
8)魚肉ソーセージ、150g
 甘い菓子類とはまた違う系統の行動食、非常食として持っていく。勿論食事のおかずにもなる。魚肉ソーセージは好みが分かれるようで、友人にそれだけは絶対持っていかない、などという輩もいる。自分は好きな方なので必ずといってくらい持っていく。今回は小さめを5本持っていった。メーカーによって味が少しづつ違うが、大きさは別として自分はマルちゃんか丸善あたりが好きなのだが、普通のスーパーではほとんどがニッスイかマルハ、丸大食品である。最近ではPB系のものも目につくが、OEMの生産委託なのだろう。味に大して特徴はない。
以上が主だったたんぱく質系の食料である。合計1070g=約1kg。
ここまで主食と合わせて6kgである。

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