ああ、やっとここまできた。長かった。。。
赤石岳・荒川三山へ。【その1】からという方はコチラへどうぞ♪
赤石岳・荒川三山へ。【その5】のつづきです。
千枚岳で休憩してると、中岳避難小屋で会った高校山岳部が到着。
彼らは千枚小屋から、荒川岳のピストンだそうで千枚小屋に二泊!
なんて贅沢な!(゜ロ゜;
いまどきはテントを持たない山岳部もあるのね。草食系山岳部?
中岳ではまだ元気だった彼らもここまで戻ってくるとリーダーと先生以外はぐったりな様子で無言。
往復すると結構距離あるもんね。
リーダーくんになんで縦走しないのー?って興味津々で聞いてみた。
歩けなくなりそうな部員がいるから。自分は縦走したかったんだけど。。。
確かにリーダーくんはまだまだ大丈夫そうだった。これからみんな鍛えていくのかな?
山頂から千枚小屋までは近い。
天気もちょっとガスってきて、展望もいまいち。
じゃあ、小屋へ行っちゃおうか!
小屋への道の途中、聖岳まできれいに見えて感激したはずなんだけど写真が一枚もない(゜ロ゜)
後ろから来る山岳部集団に追い立てられるようで、なんだかさっさと下りてしまったから。
テン泊装備の大人の意地で負けられないっ!
そんなまったく無意味な意地のせいで写真がないρ(・・、)
途中で今日は赤石まで行きたいんだというトレランさんとすれ違った。
だいぶヨレヨレしてたけど大丈夫だろうか。。。
小屋まで20分の標識から樹林帯に入り、マルバダケブキのお花畑。少し興ざめ。
地図にお花畑ってあったけどマルバダケブキだったのね。
それともここも鹿の食害なのか。
小屋についたら「生ビールあります!」ってウレシイ誘い文句の看板があったもんで。
受付と同時に早速コレでしょー!
ジョッキじゃないのがちと残念。
テン場が小屋から結構離れてて、生ビール飲んじゃってもうヤル気をなくしたカラダには軽く拷問。
そうそう。受け付けのときに言われた注意事項がありまして。
「キツネがテン場を狙ってるんで食糧とか気を付けてください。」
「マジですか!(゜ロ゜lll)」
おみやげに目が釘付けだったけど、キツネの話にびっくり。
ここの小屋のグッズもかわいかったー♪
赤石岳避難小屋といい、この千枚小屋といいものすごい力入れてるなぁ~。
こういうのも東海フォレストが管理なのかな~って思ったら、グッズ関係は小屋がそれぞれ考えて作ってるんだそうで
その小屋ごとの個性があるんだそう。
それと‘千枚ミルフィーユ’なんてそそられるネーミングのケーキもあったりして、
テント張ったら食べにこようかな~
微妙に遠いテン場は森の中で、ワタシ的にはあまり好きではないタイプのうっそうとした場所です。。。
ブヨがこれでもか!と攻撃してくる。
露出してるとこにハッカスプレーして応戦。油断してるとテントにも入ってきちゃう!
テン場には先着1名さま。
荒川小屋のテン場でご一緒だった方なんだけども、なんと12時にここへついたとか!
マジで?そのまま下山できちゃうじゃん。。。
落ち着いたら、さぁ今日も炊飯!
二回目ともなれば落ち着いたもんです。
ごはんを炊いて蒸らしてるあいだに、焼き鳥の缶詰と玉子で親子丼をつくります。
はぁ。うま~(*´ω`*)
ホントはビールが欲しいとこなんだけどまた小屋へ行くのがめんどくさくて省略。
ビールの誘惑よりもめんどくささが勝利する距離です。。。
味噌汁は茄子とオクラ♪
今回は味噌を2種類タッパーに入れて保冷バッグに入れてきたけど朝ごはんの雑炊にも使えたし便利だった。
やっぱ疲れたときは日本人には米と味噌か?
日持ちする夏野菜は縦走のトモ(*^_^*)
ごはん食べて満足しちゃったら、なんだかもう小屋へわざわざ戻るのもめんどくさくなっちゃってテントでごろごろ。
あぁ、千枚ミルフィーユ。。。
テン場には椹島から登ってくる人が続々。
7張りくらいになったかな?
ソロが多かった。
アタシも年内にもう一回ソロ行きたいな~。
基本、孤独好き人間♪(笑)
ちょっと隊長の体調があんまりよくなくてぐったりぎみ。
初日の雨で風邪でもひいたかな?
隊長がトイレに行こうかなって言い出したタイミングでまさかの雨!
ちょっと待ってれば止むかな?なんてもたもたしてたら、さらに本降り。
頼むから、朝には晴れてーーーー!お願いーーーー!
そんな願いもむなしく朝起きたら本降りでした
なんてこった(T_T)
残りごはんに溶き卵で雑炊にして、テントのなかでもそもそごはん。
とりあえず片づけられるものは全部テントの中で撤収して、ザックカバーをつけて外へ。
テントもぱぱっと撤収完了!
そうそう。デジイチもしまっちゃって、本日の撮影は防水スマホ!
そういえばスマホが防水だったじゃん!っていまさら思い出したもので♪初日に思い出せよ!って感じだけど。。。
無事にキツネに襲われることもなく過ごせました♪
小屋でちゃんと写真撮ってないよ!といまさら出発前に雨の中でパシャ。
千枚小屋は新築したばかりなので、受付から覗いただけでもわかるほどものすごくきれいです。
山行中、ずーっと晴れてテン泊できるなら最後にここで泊まるのがいいかも。
景色も残念ながら見えない中で下山開始。
雨とはいえ、初日ほどの強い雨ではなくて樹林帯に入ってしまえばそれほどでもない。
しかも道はきもちのいいフカフカな地面でゆるゆる下って行く。
木馬道がときどき見られておもしろい。
こんなマメ知識をおしえてくれる道は、雨のなかの山歩きを楽しくしてくれる。
見晴台。
この道を登ってくるなら、ここで最高の展望を見てテンション上がるんだろうな~。
今日のこの天気では景色とお別れすることもできません
木の種類の説明プレートなんかあるところは、さすが東海フォレスト!
まだ2個分しか下山してないよ~。
でもこういう雨で景色の変化のない日は、モチベーション保つのはこのプレートのナンバーのみ。
椹島泊まりの早出な人たちがポツポツ登ってくる。
汗だくになりながら。
そういえば、初日の赤石小屋へ行くルートにも樺段っていうのもあったっけ。
このルート唯一の水場のある清水平に到着。ベンチもあって休憩にちょうどいい。
冷たくておいしかった♪
持ってた水をここで入れ替える。家から持ってきた梅ジュースも飲んでパワーアップ!
降ったり止んだりを繰り返しながら、だんだん雨は弱まっていった。
アップダウンをいくつか繰り返すと林道へ。
うーん。
この道は。
ちょっと飽きないかい?
小石下についたとき、予想よりも早いペースで歩いてたことにホッとした。
これならバスの時間までかなり余裕がある。
デジャヴ?って思うほど似ている景色が繰り返す。
意外と急な坂道。
前半がゆるゆるだった反動のようにどんどん下る。
岩頭見晴らしの手前。
反対側から来る人が続いたので、ちょっと待ち休憩。
見晴らしてっぺんからは、雨はやんだとはいえ相変わらずのガスガスっぷりでな~んにも見えない。
ずーっと比較的ゆるゆると下ってきて、もう旅の終わり感があったところでいきなりの急な登り。
ここからちょっと続く登りでどわぁっと汗をかいて、雨で濡れてたカラダはさらに汗でべとべとぐちゃぐちゃ。
結構順調に下ってて時間に余裕がある。
小屋についたらバスにのるまえにシャワーあびたいねぇ。
初日椹島についたときに、下山してきたグループが小屋でシャワー浴びよう!って言ってたのを覚えてたんだけど
汗と雨でベッチョリないまこの瞬間、すごくシャワーが恋しい。
つづら折りにひたすら下る。
もうとにかく下る。
このルートはさっき通った見晴くらいしかおもしろいとこがないので、
登りに使うとものすごく飽きるんじゃないだろうか。
つづら折りもダラダラと長いし。
イメージとしては北アの蝶ヶ岳から横尾の長塀尾根。
でもなぜかこっちから縦走する人のほうが多いんだよね。
ガイドブックなんかも大体千枚岳から登ってる。
キター!
ゼロですよ、ゼロ!
標高差1500mもあったのかぁ。
そりゃあ、最初のゆるゆるばっかじゃ下山できないわけだ。
でもこれで終わりじゃありません。
椹島までまだちょっと残ってる。
最後までがんばりましょー!
最後にやってくる隊長的いちばんヤなところ。
高所恐怖症には致命的吊り橋。
でも畑薙大吊橋に比べれば赤ちゃんみたいな感じです。
揺れないし。
いつかあそこも!とか言ってるんだったら、ここはササッと余裕で渡ってもらわないと困りますよ、隊長。。。
おまけでちょこっと揺らしてさしあげました♪
この橋は渡りません。
ほんとにほんとにここまでくればあと少し!!
ここを右に折れて林道をちょこっと歩けば、4日前出発のときに通った分岐に合流。
ゴオォォォオオル!
椹島には初日のバスで一緒だった方たちに途中ですれ違った方たちがいっぱい。
ぐるりっぷコースはそんなとこもおもしろい。
千枚岳の下りですれ違ったトレランさんにもお会いしました。
まずは、バスの乗車券をもらわないとね~。
小屋で泊まったときにもらった領収書を見せます。
この領収書が宿泊の証明なので、これを無くすと帰りのバスには乗ることができません。
13時のバスに乗るつもりだったんだけど、すでに満席(゜ロ゜;
あの千枚岳で会った学生たちが予約済だったので満席だったらしい。
えーっ!14時まで待つのぉ?ってがっかりしたのもつかのま、
臨時便を12時半に出すことになったんで、そちらでもよければ。とのこと!
いいに決まってますーーー!
かえって早く帰れることになってラッキー♪
でもそのかわり小屋でごはん食べたりシャワーあびたりの時間はなくなってしまった。
でもアイスぐらいは食べれるよね~♪
両方ともおいしかったけど、疲れたカラダには木いちごの方がさっぱりでおいしかったな。
ぎゅうぎゅう詰めの臨時バスは、荷物をおくとこもないのでザックを抱えたままになるかと思ったら
ギリギリで補助席までは埋まらなかったので荷物を置けてラッキーだった。
1時間でかザックを膝に抱えたままはツラい。。。
太ももがしびれて痛いんだよね。
帰りのバスからは来るときに見えなかった景色がたくさん見えて楽しかった。
駐車場に帰ってきたら、車の数がすごく増えてた!
これから椹島に向かうバス待ちの列もすごかった。
木曜日なのに?
夏休みだからかなぁ。
すっかり晴れて青空になった駐車場でずぶ濡れテントを乾かす。
そうそう。
ウチにあるガイドブックには書いてなかったんだけど、
駐車場には仮設トイレがありました。
ペーパーもあり。
今朝の悪天候がウソのように真夏の陽射しが照りつけてあっというまにテントも乾いた。
そんなのんびりしてたら、ひとりのおじさんに話しかけられた。
百名山制覇を目指して、聖岳からぐるりっぷしたそうで、1日しか晴れなかったと悔しそうだった。
これで99座になって、残す1座はなんと富士山だそう。
そしておじさんには貴重な情報をいただきました。
井川からへ寸又峡温泉へ抜ける道が平日は工事で通行止めだとか。
あっぶねー!ぜんぜん知らなかった!
通行可能な時間が限られ、時間帯によってはたったの10分間のみ!お昼は工事の人のお昼休みがあるので1時間くらい通れるらしい。
その10分に時間が合うように駐車場を出発!
途中目に入る茶畑の景色はシーズンじゃないけどすごくキレイで、この景色を隊長はワタシに見せたくてわざわざ井川周りで帰ることにしたそう。
そして締めくくりはSLが見える温泉へ。川根温泉ふれあいの泉
前に隊長がきたとき、気持ちいい温泉だったのを覚えてたそうで。
すごく立派な施設なのに500円と良心的プライス♪
しかもレストランのお茶がサービスエリアなんかよりっずっと美味しかった!さすがお茶の名産地。
4日間の汗をながしてさっぱり♪
肝心のSLは。残念ながらこの日はもう終わってしまってて見れず。。。
露天風呂の壁に時刻表があるのが、ちょっとおもしろかった♪
お湯がすごく気持ちよくて、決して4日ぶりだからというだけじゃない気持ちよさ。
こんどはSLの時間調べてから来ないとね♪
おしまい♪
【総評】
今回のテン泊装備重量
隊長:25kg
ワタシ:19.5kg
コース/ 初日 椹島~赤石小屋(小屋泊)
2日目 赤石小屋~荒川小屋(テン泊)
3日目 荒川小屋~千枚小屋(テン泊)
4日目 千枚小屋~椹島
普通2泊3日で歩くコースですが、ゆったり組んだのでお花畑でも思う存分のんびりできたし、
雷鳥に会っても飽きるまで見てられたという贅沢な4日間でした。
我が家にとってはお花畑ももちろん感動したけど、クロユリがこれでもか!と咲いてたのがうれしかったです。
トイレも要所要所に小屋や避難小屋があるので安心です。
稜線にでてしまえば、大きなアップダウンも危険個所もないので重装備でもなんとかなります。
道もきちんと整備されてて、迷いそうなとことかもありません。
地図にかいてあるお花畑マークはつい期待してしまうものだけど、この山々はその期待以上のお花畑を用意してくれています。
これから行こうと思ってるかたには、ぜひぜひ夏の花の時期をおすすめします♪
椹島までのアクセスにバス利用と小屋泊1回という決まりはあるものの、その東海フォレストのおかげで整備の行き届いた道を
歩けるのでありがたいなと思います。
今年の夏山テン泊もこれでおしまい。
また来年の夏山をどこにしようか、今回歩けなかった聖とつなぐ稜線もやっぱり歩きたいし悩みが広がってしまいました。
赤石岳・荒川三山へ。【その1】からという方はコチラへどうぞ♪
赤石岳・荒川三山へ。【その5】のつづきです。
千枚岳で休憩してると、中岳避難小屋で会った高校山岳部が到着。
彼らは千枚小屋から、荒川岳のピストンだそうで千枚小屋に二泊!
なんて贅沢な!(゜ロ゜;
いまどきはテントを持たない山岳部もあるのね。草食系山岳部?
中岳ではまだ元気だった彼らもここまで戻ってくるとリーダーと先生以外はぐったりな様子で無言。
往復すると結構距離あるもんね。
リーダーくんになんで縦走しないのー?って興味津々で聞いてみた。
歩けなくなりそうな部員がいるから。自分は縦走したかったんだけど。。。
確かにリーダーくんはまだまだ大丈夫そうだった。これからみんな鍛えていくのかな?
山頂から千枚小屋までは近い。
天気もちょっとガスってきて、展望もいまいち。
じゃあ、小屋へ行っちゃおうか!
小屋への道の途中、聖岳まできれいに見えて感激したはずなんだけど写真が一枚もない(゜ロ゜)
後ろから来る山岳部集団に追い立てられるようで、なんだかさっさと下りてしまったから。
テン泊装備の大人の意地で負けられないっ!
そんなまったく無意味な意地のせいで写真がないρ(・・、)
途中で今日は赤石まで行きたいんだというトレランさんとすれ違った。
だいぶヨレヨレしてたけど大丈夫だろうか。。。
小屋まで20分の標識から樹林帯に入り、マルバダケブキのお花畑。少し興ざめ。
地図にお花畑ってあったけどマルバダケブキだったのね。
それともここも鹿の食害なのか。
小屋についたら「生ビールあります!」ってウレシイ誘い文句の看板があったもんで。
受付と同時に早速コレでしょー!
ジョッキじゃないのがちと残念。
テン場が小屋から結構離れてて、生ビール飲んじゃってもうヤル気をなくしたカラダには軽く拷問。
そうそう。受け付けのときに言われた注意事項がありまして。
「キツネがテン場を狙ってるんで食糧とか気を付けてください。」
「マジですか!(゜ロ゜lll)」
おみやげに目が釘付けだったけど、キツネの話にびっくり。
ここの小屋のグッズもかわいかったー♪
赤石岳避難小屋といい、この千枚小屋といいものすごい力入れてるなぁ~。
こういうのも東海フォレストが管理なのかな~って思ったら、グッズ関係は小屋がそれぞれ考えて作ってるんだそうで
その小屋ごとの個性があるんだそう。
それと‘千枚ミルフィーユ’なんてそそられるネーミングのケーキもあったりして、
テント張ったら食べにこようかな~
微妙に遠いテン場は森の中で、ワタシ的にはあまり好きではないタイプのうっそうとした場所です。。。
ブヨがこれでもか!と攻撃してくる。
露出してるとこにハッカスプレーして応戦。油断してるとテントにも入ってきちゃう!
テン場には先着1名さま。
荒川小屋のテン場でご一緒だった方なんだけども、なんと12時にここへついたとか!
マジで?そのまま下山できちゃうじゃん。。。
落ち着いたら、さぁ今日も炊飯!
二回目ともなれば落ち着いたもんです。
ごはんを炊いて蒸らしてるあいだに、焼き鳥の缶詰と玉子で親子丼をつくります。
はぁ。うま~(*´ω`*)
ホントはビールが欲しいとこなんだけどまた小屋へ行くのがめんどくさくて省略。
ビールの誘惑よりもめんどくささが勝利する距離です。。。
味噌汁は茄子とオクラ♪
今回は味噌を2種類タッパーに入れて保冷バッグに入れてきたけど朝ごはんの雑炊にも使えたし便利だった。
やっぱ疲れたときは日本人には米と味噌か?
日持ちする夏野菜は縦走のトモ(*^_^*)
ごはん食べて満足しちゃったら、なんだかもう小屋へわざわざ戻るのもめんどくさくなっちゃってテントでごろごろ。
あぁ、千枚ミルフィーユ。。。
テン場には椹島から登ってくる人が続々。
7張りくらいになったかな?
ソロが多かった。
アタシも年内にもう一回ソロ行きたいな~。
基本、孤独好き人間♪(笑)
ちょっと隊長の体調があんまりよくなくてぐったりぎみ。
初日の雨で風邪でもひいたかな?
隊長がトイレに行こうかなって言い出したタイミングでまさかの雨!
ちょっと待ってれば止むかな?なんてもたもたしてたら、さらに本降り。
頼むから、朝には晴れてーーーー!お願いーーーー!
そんな願いもむなしく朝起きたら本降りでした
なんてこった(T_T)
残りごはんに溶き卵で雑炊にして、テントのなかでもそもそごはん。
とりあえず片づけられるものは全部テントの中で撤収して、ザックカバーをつけて外へ。
テントもぱぱっと撤収完了!
そうそう。デジイチもしまっちゃって、本日の撮影は防水スマホ!
そういえばスマホが防水だったじゃん!っていまさら思い出したもので♪初日に思い出せよ!って感じだけど。。。
無事にキツネに襲われることもなく過ごせました♪
小屋でちゃんと写真撮ってないよ!といまさら出発前に雨の中でパシャ。
千枚小屋は新築したばかりなので、受付から覗いただけでもわかるほどものすごくきれいです。
山行中、ずーっと晴れてテン泊できるなら最後にここで泊まるのがいいかも。
景色も残念ながら見えない中で下山開始。
雨とはいえ、初日ほどの強い雨ではなくて樹林帯に入ってしまえばそれほどでもない。
しかも道はきもちのいいフカフカな地面でゆるゆる下って行く。
木馬道がときどき見られておもしろい。
こんなマメ知識をおしえてくれる道は、雨のなかの山歩きを楽しくしてくれる。
見晴台。
この道を登ってくるなら、ここで最高の展望を見てテンション上がるんだろうな~。
今日のこの天気では景色とお別れすることもできません
木の種類の説明プレートなんかあるところは、さすが東海フォレスト!
まだ2個分しか下山してないよ~。
でもこういう雨で景色の変化のない日は、モチベーション保つのはこのプレートのナンバーのみ。
椹島泊まりの早出な人たちがポツポツ登ってくる。
汗だくになりながら。
そういえば、初日の赤石小屋へ行くルートにも樺段っていうのもあったっけ。
このルート唯一の水場のある清水平に到着。ベンチもあって休憩にちょうどいい。
冷たくておいしかった♪
持ってた水をここで入れ替える。家から持ってきた梅ジュースも飲んでパワーアップ!
降ったり止んだりを繰り返しながら、だんだん雨は弱まっていった。
アップダウンをいくつか繰り返すと林道へ。
うーん。
この道は。
ちょっと飽きないかい?
小石下についたとき、予想よりも早いペースで歩いてたことにホッとした。
これならバスの時間までかなり余裕がある。
デジャヴ?って思うほど似ている景色が繰り返す。
意外と急な坂道。
前半がゆるゆるだった反動のようにどんどん下る。
岩頭見晴らしの手前。
反対側から来る人が続いたので、ちょっと待ち休憩。
見晴らしてっぺんからは、雨はやんだとはいえ相変わらずのガスガスっぷりでな~んにも見えない。
ずーっと比較的ゆるゆると下ってきて、もう旅の終わり感があったところでいきなりの急な登り。
ここからちょっと続く登りでどわぁっと汗をかいて、雨で濡れてたカラダはさらに汗でべとべとぐちゃぐちゃ。
結構順調に下ってて時間に余裕がある。
小屋についたらバスにのるまえにシャワーあびたいねぇ。
初日椹島についたときに、下山してきたグループが小屋でシャワー浴びよう!って言ってたのを覚えてたんだけど
汗と雨でベッチョリないまこの瞬間、すごくシャワーが恋しい。
つづら折りにひたすら下る。
もうとにかく下る。
このルートはさっき通った見晴くらいしかおもしろいとこがないので、
登りに使うとものすごく飽きるんじゃないだろうか。
つづら折りもダラダラと長いし。
イメージとしては北アの蝶ヶ岳から横尾の長塀尾根。
でもなぜかこっちから縦走する人のほうが多いんだよね。
ガイドブックなんかも大体千枚岳から登ってる。
キター!
ゼロですよ、ゼロ!
標高差1500mもあったのかぁ。
そりゃあ、最初のゆるゆるばっかじゃ下山できないわけだ。
でもこれで終わりじゃありません。
椹島までまだちょっと残ってる。
最後までがんばりましょー!
最後にやってくる隊長的いちばんヤなところ。
高所恐怖症には致命的吊り橋。
でも畑薙大吊橋に比べれば赤ちゃんみたいな感じです。
揺れないし。
いつかあそこも!とか言ってるんだったら、ここはササッと余裕で渡ってもらわないと困りますよ、隊長。。。
おまけでちょこっと揺らしてさしあげました♪
この橋は渡りません。
ほんとにほんとにここまでくればあと少し!!
ここを右に折れて林道をちょこっと歩けば、4日前出発のときに通った分岐に合流。
ゴオォォォオオル!
椹島には初日のバスで一緒だった方たちに途中ですれ違った方たちがいっぱい。
ぐるりっぷコースはそんなとこもおもしろい。
千枚岳の下りですれ違ったトレランさんにもお会いしました。
まずは、バスの乗車券をもらわないとね~。
小屋で泊まったときにもらった領収書を見せます。
この領収書が宿泊の証明なので、これを無くすと帰りのバスには乗ることができません。
13時のバスに乗るつもりだったんだけど、すでに満席(゜ロ゜;
あの千枚岳で会った学生たちが予約済だったので満席だったらしい。
えーっ!14時まで待つのぉ?ってがっかりしたのもつかのま、
臨時便を12時半に出すことになったんで、そちらでもよければ。とのこと!
いいに決まってますーーー!
かえって早く帰れることになってラッキー♪
でもそのかわり小屋でごはん食べたりシャワーあびたりの時間はなくなってしまった。
でもアイスぐらいは食べれるよね~♪
両方ともおいしかったけど、疲れたカラダには木いちごの方がさっぱりでおいしかったな。
ぎゅうぎゅう詰めの臨時バスは、荷物をおくとこもないのでザックを抱えたままになるかと思ったら
ギリギリで補助席までは埋まらなかったので荷物を置けてラッキーだった。
1時間でかザックを膝に抱えたままはツラい。。。
太ももがしびれて痛いんだよね。
帰りのバスからは来るときに見えなかった景色がたくさん見えて楽しかった。
駐車場に帰ってきたら、車の数がすごく増えてた!
これから椹島に向かうバス待ちの列もすごかった。
木曜日なのに?
夏休みだからかなぁ。
すっかり晴れて青空になった駐車場でずぶ濡れテントを乾かす。
そうそう。
ウチにあるガイドブックには書いてなかったんだけど、
駐車場には仮設トイレがありました。
ペーパーもあり。
今朝の悪天候がウソのように真夏の陽射しが照りつけてあっというまにテントも乾いた。
そんなのんびりしてたら、ひとりのおじさんに話しかけられた。
百名山制覇を目指して、聖岳からぐるりっぷしたそうで、1日しか晴れなかったと悔しそうだった。
これで99座になって、残す1座はなんと富士山だそう。
そしておじさんには貴重な情報をいただきました。
井川からへ寸又峡温泉へ抜ける道が平日は工事で通行止めだとか。
あっぶねー!ぜんぜん知らなかった!
通行可能な時間が限られ、時間帯によってはたったの10分間のみ!お昼は工事の人のお昼休みがあるので1時間くらい通れるらしい。
その10分に時間が合うように駐車場を出発!
途中目に入る茶畑の景色はシーズンじゃないけどすごくキレイで、この景色を隊長はワタシに見せたくてわざわざ井川周りで帰ることにしたそう。
そして締めくくりはSLが見える温泉へ。川根温泉ふれあいの泉
前に隊長がきたとき、気持ちいい温泉だったのを覚えてたそうで。
すごく立派な施設なのに500円と良心的プライス♪
しかもレストランのお茶がサービスエリアなんかよりっずっと美味しかった!さすがお茶の名産地。
4日間の汗をながしてさっぱり♪
肝心のSLは。残念ながらこの日はもう終わってしまってて見れず。。。
露天風呂の壁に時刻表があるのが、ちょっとおもしろかった♪
お湯がすごく気持ちよくて、決して4日ぶりだからというだけじゃない気持ちよさ。
こんどはSLの時間調べてから来ないとね♪
おしまい♪
【総評】
今回のテン泊装備重量
隊長:25kg
ワタシ:19.5kg
コース/ 初日 椹島~赤石小屋(小屋泊)
2日目 赤石小屋~荒川小屋(テン泊)
3日目 荒川小屋~千枚小屋(テン泊)
4日目 千枚小屋~椹島
普通2泊3日で歩くコースですが、ゆったり組んだのでお花畑でも思う存分のんびりできたし、
雷鳥に会っても飽きるまで見てられたという贅沢な4日間でした。
我が家にとってはお花畑ももちろん感動したけど、クロユリがこれでもか!と咲いてたのがうれしかったです。
トイレも要所要所に小屋や避難小屋があるので安心です。
稜線にでてしまえば、大きなアップダウンも危険個所もないので重装備でもなんとかなります。
道もきちんと整備されてて、迷いそうなとことかもありません。
地図にかいてあるお花畑マークはつい期待してしまうものだけど、この山々はその期待以上のお花畑を用意してくれています。
これから行こうと思ってるかたには、ぜひぜひ夏の花の時期をおすすめします♪
椹島までのアクセスにバス利用と小屋泊1回という決まりはあるものの、その東海フォレストのおかげで整備の行き届いた道を
歩けるのでありがたいなと思います。
今年の夏山テン泊もこれでおしまい。
また来年の夏山をどこにしようか、今回歩けなかった聖とつなぐ稜線もやっぱり歩きたいし悩みが広がってしまいました。
思いっ切りうちの前、通ってるじゃないですか。
次回はうちで下山後に一泊してって下さいまし。
川根温泉のお湯はホントに最高。
ちょっと混んでるのがアレですけどね。
この界隈は温泉とかの無料のお茶はドコも旨いです。
しかしまぁ、イイ山旅で何よりでした。
是非また南部にお越しをっ!!
それ以外はそこそこのお天気で、何よりもお花畑のスゴサ!
これって、ちょっとやそっとじゃ負けないね?
百花繚乱とはこのことだと思う。
私も荒川三山行きたい病が又沸々と・・・w
それから、荒川三山は白峰三山より、小屋が綺麗だw
対抗できるのは白根御池小屋くらいで、あとは断然、
荒川の勝ち!みんな新築したばっかりなのかな?
そして雷鳥さんの親子もかわゆい~~!!
なんつったって、この至近距離!!
私は遠めで望遠ですもん。
すっごい可愛い~~くって羨ましい~~!
なんかもう、山行きたくって気が狂いそう~~~ww
素敵なレポありがとう♪
きっと来年、質問しまくると思うので、どうぞ宜しくヽ(*^^*)ノ
いいな~、明石、悪沢、
たくさん楽しませてもらいました。
お花畑もきれいで
ライチョウもみられて
いい山旅でしたね。
くっきー様、担ぎ過ぎぃ~、凄
年々、パワーUPしてますね!
テントが狙われてます!キツネに。。。って看板面白い!^^
ちょっと食べ物をテント前に置いて、キツネを見てみたい気もしちゃうかも(*^^*)
食べ物分だけは徐々に減っていくんでしょうけど、3泊4日をこんだけ重い荷物で歩くのって想像できない^^;;;
こういう長期縦走って、自分達の様な初心者パーティの場合、だいたい一日の限界行動時間、距離、標高差ってどのくらいで計画すればいいんですかねぇ?
来年こそは連休を取れるよう年始から頑張って、せめて2泊の山歩きを~って考えてたりするんで、アドバイスお願いします!
最後の橋・・・たぶん自分は無理です^^; っていうか、なんでそんな怖い作りにしちゃったんでしょうかね?^^;;;
えへへ
じつは近くにいたんです。
でも突撃お宅訪問じゃ、いないかもしれないし~。
迷惑だよねぇって思って遠慮いたしました。。。
川根温泉、ほんとにいいお湯でした!
工場長が惚れ込んじゃうのわかります。
あと大井川も大きくて、関東にはない景色でよかった♪
つぎはちゃんと工場長さん宅に一泊の予定を最初から
入れときますのでよろしくお願いします。
おみやげはお酒でいいのかしら。。。
まさかもう一回レインウェア着るとは思ってなかったですよ~。
でも肝心の稜線で晴れてくれてたので
なんの不満もありません♪
あのお花畑は日本一のお花畑として有名なんだとか。
ワタシはいままで大雪山がいちばんだ!って思ってたけど
これは完全に逆転です。
千枚小屋は数年前に火事で焼けて立て替えたばかりだけど、
他はどうなんでしょうね~。
たしかに荒川小屋もきれいでした。
東海フォレスト管理なせいか、どこもログハウス風でステキです。
>きっと来年、質問しまくると思うので、どうぞ宜しくヽ(*^^*)ノ
や、それはお互いサマかもです。
来年こそはワタシも白峰三山~!
農鳥オヤジ待っててー!
山に4日もいられてシアワセでした♪
この日のためにあわてて買ったレンズもお役立ちだったし。
ウフフフフフフ
去年より一泊少ないのもあるけど
これでも少し軽くなったんですよー。
でもこれ以上の軽量化は無理そうです。。。
キツネって想定外でした。
山で会ったことないし。
お米6合が減ってさすがに下山のときは軽かったですよ♪
>こういう長期縦走って、自分達の様な初心者パーティの場合、だいたい一日の限界行動時間、距離、標高差ってどのくらいで計画すればいいんですかねぇ?
うーん。。。
どうなんでしょうねぇ。
ウチもテン泊縦走するまでに小屋泊も数回したし、
どのくらい持って歩き続けられるかはその人次第なので
まずは、テン場と小屋が近くにあるとこで一泊から
チャレンジしてみてはどうでしょう。
テン場までも5時間以内のコースタイムなら安心だし、
基本、自分の荷物は最後までパートナーに頼らないという
ことで頑張れれば徐々に距離も時間も延ばせるのでは?
ウチは徐々にコースタイム短いとこになってきてますが!(笑)
ちなみに北アのほうがアップダウンも少ないし、
小屋と小屋の距離が短いので何かのときは安心ですよ♪
南ア南部の橋はどこもこんな感じらしいです。
バスから見えた違う橋はさらに距離も長かったし!
でも意外としっかりしてるし大丈夫ですよ~。
20キロ近くも背負ってここを縦走しちゃうなんて、やっぱすごい(*゜▽゜*)
私だったら、歌宿から北沢峠の林道を歩くだけで精一杯だった重さ(^_^;)
それにしても、南アルプスでっかいな~♪♪♪
どっぷり山に浸れて羨ましい!
そうですよね~。
くっきーさんトコの最終日は、ウチらがガスと雨で百間洞山の家からの出発を10時まで待った日。
1日目ほどではなかったけど、降ったり止んだりの日でした。
それはそうと、千枚のテン場、遠すぎですよね~~!!
テンバに向って歩いてて、イラッとしましたモン。
さわら島への下りも、途中「もう飽きた~~」って感じで
我々も、木々の説明を楽しみに下りました
お互い、お天気に関しては5勝5敗みたいな感じでしたけど
やっぱり南アは魅力的ですね
楽しかった~
ブログ、ホント楽しませてもらいました~♪
P.S あ、くっきーさん、車に挟んでいただいたメッセージカード、
当方のブログでアップしてもいいですか??