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藁をも掴む18! 秦 裕二(横浜)投手

2011-10-30 14:45:00 | 今日の更新
秦 裕二(28歳・横浜)投手 (智弁学園-02年横浜1位)投手

蔵の入団前評価:☆☆☆

滑らかな体重移動、柔らかい腕の振りは惚れ惚れするようなフォームでした。ただその割に、ボールが手元まで来ない不思議な投手でもあります。しかし投手としてのまとまりがあり、低めに安定した制球力を兼ね備えていました。そのためストレートがよくなれば、安定してローテーション投手に育つと期待を抱かせました。

高卒1年目ながら、シーズン終盤に一軍登板を果たしプロ初勝利をあげ順調な滑り出し。しかしその後2勝目をあげたのは、プロ4年目と順調には行きませんでした。しっかりファームで体作りを行なってきたはずなのに、ボールの質や球速は目に見えて変わることはありません。それでも、天性の試合をまとめる能力があったので、ファームではローテーション投手として、それなりの数字をあげていたと記憶します。

ようやく期待に応えたのは、プロ入り5年目の時。ローテーションに入り、一軍で 5勝3敗 防御率 2.93 と数字を残します。翌年は、大矢監督にキャンプから期待されるも、不調や故障などで期待を裏切ります。以後の08~11年には、首脳陣の評価が低下し、不当にチャンスをが減ったように思われます。ファームでも驚くような成績・球は投げませんが、一軍でもチャンスを与えさえすれば、それなりの数字を残せるタイプ。それだけにこのベイ首脳陣の扱いには、今でも不満が残ります。

今年は春先から気合が入っていましたが、一軍登板はなし。ファームでは21試合に登板し、1勝0敗 防御率 3.38と悪くない数字でした。もう少し詳しくみると、32イニングを投げて、被安打は同じ32。ただ秦の持ち味は、ランナーを背負ってからの粘り強さにあります。四死球14は、丁度基準であるイニングの1/3。ただ奪三振は、1イニングあたり、0.41個とかなり少なめです。そのため目に見えて見栄えのする投球はしないので、なかなか首脳陣の目を惹くことがなく、淡々と月日が経って行きました。ただこんな状況で3年ぐらい飼い殺しだったことを考えると、もう少し前にトレードに出してあげる、あるいは解雇して他球団へのチャンスを与えてあげても、結果してよかったのかなと思います。年齢・実績的・球の見栄え的には、何処か拾ってくれる球団があるかは微妙です。ただチャンスをあげれば、それなりに仕事をする選手なので、野球を続けて欲しいと願います。一軍投手が連投連投で疲弊する一方で、方やファームでチャンスも与えられないまま解雇。こんなことをしていれば、そりゃダントツの最下位にもなるはずです。非常に申し訳ないことをしたと、頭を下げたくなる選手です。こういう選手起用する尾花監督は、私は許せないのです!その不完全な現役時代を終わらせたくないと、トライアウトに挑戦予定だとか。


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