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2010年反省だけならサルでもできる(オリックス編)

2011-01-16 17:34:00 | 今日の更新

2010年 オリックス指名選手          蔵の評価

1位 後藤 駿太(前橋商)外野          ☆☆
2位 三ツ俣 大樹(修徳)投手&内野      
3位 宮崎 祐樹(セガサミー)外野        
4位 塚原 頌平(つくば秀英)投手        未確認
5位 深江 真登(関西独立・明石)外野     未確認

2位の三ツ俣も野手評価の指名であったことを考えると、事実上投手は、高校生の塚原1人。あとは、徹底的な野手ドラフトと言うことになる。確かにドラフトで、外しまくったことがあったとはいえ、極端な野手指名が、今年のオリックスの特徴だと言えよう。

1位後藤 駿太(前橋商)外野は、まさに三拍子揃った将来性豊かな外野手。ただ甲子園で緊張のため持ち味を発揮するのに数試合かかったように、環境適応には時間がかかりそうなタイプで、才能が開花するのは3~5年ぐらいかかりそうだ。足も肩も打撃も確かにある有望株ではあるが、1位指名は評価しすぎの気はする。

2位三ツ俣 大樹(修徳)投手&内野も、強打の内野手としての期待が大きな選手。ただ、けして長距離打者でもなければ、粗さの残るタイプでもある。守備・走力にもそれほど光るものはなく、精神的には成熟しているものの、いかにプロで特徴を見出して行くのかが課題。

3位宮崎 祐樹(セガサミー)外野手は、即レギュラーを獲って欲しい即戦力候補。ただプロに混ぜると走力・守備力は中の上レベル。打撃も図抜けたものはなく、レギュラーを一年目から担えるかと言えば微妙。現状は、T-岡田&坂口以外の残り1枠の外野を、他の外野手と争う刺激剤といった感じだろう。ただ野球への意識は高いので、チームに激しい競争を持ち込んではくれそうだ。

4位塚原 頌平(つくば秀英)投手は、今回唯一の投手指名。ただ全国大会の経験もなく、素材はよくても一軍で使えるようになるのは、時間がかかりそうだ。

5位深江 真登(関西独立・明石)外野手は、僅かに動画で確認したのみだが、なかなか緊張感を感じさせる好素材。三拍子バランスが取れており、宮崎同様に、一年目から一軍の戦力を刺激してくれるかもしれない。

(2010年 オリックスの指名を考える)

ドラフトで補強しなかったぶん、トレードを多く仕掛けたり、助っ人でこれを埋め合わせようと言う方法をとった。ただトレードは、自軍の戦力も同様に放出しているので、必ずしも好い補強となるかは難しい。新外国人も、これまた蓋を開けてみないとわからない。そういった意味では、昨年よりもプラスを望めるかは微妙であり、やはりドラフトでも1人、2人の投手を即戦力で獲得したかったと言う印象を受ける。

実際、先発では金子が大エースになり、トレード組の木佐貫が二桁を達成。それに続く山本が寺原とのトレードで放出。まだまだ計算できる投手が、不足している印象は否めない。大砲カブレラも抜けたりと、結局多くの選手は入れ替わったものの、プラスに働いているのかと言われると、現時点では微妙。来季Aクラスをと言うよりは、ここはチームの根幹を一から見直して、数年先の巻き返しを図るための補強だと割り切っていたとも思えるドラフトだった。

ここ数年、上手く立ち回っていた印象の強いオリックスのドラフトだが、今年は再三クジを外すなど後手後手にまわった印象は否めず、個人的には他球団に較べると少し物足りないドラフトだったと言う印象は否めない。また指名した面子も、個人的にはもう少し下の順位でも取れたのではないかと思える面々だっただけに、野手重視と言う思い切った方法論を採った割には、どうなのかな?と言う疑問は拭えなかった。

蔵の印象:☆☆