平成30年10月13日(土)
今日の午前はミニテニスの練習日だが体育館が市の行事開催で使えず、時間に空きが出来たので久しぶりに近場の温泉へでも行こうと思っていた。
そんな時に先日某テレビが、群馬県西南部の南牧村に約70年ぶりの共同浴場が復活したと報じていた。たまたまそれを見ていた共同浴場好きの私としては、早速ここへ出かけることにした。ついでに途中にある甘楽町の「かんらの湯」へも立寄ることにした。しかし残念なことに「かんらの湯」は廃止になり、多世代サポートセンター「にこにこ甘楽」に様変わりし、浴場は存在していたが温泉使用では無く、白湯使用の単なる浴場になっていた。受付の人の話では、源泉は今でもあるが使われていないとのことであった。もしまだ源泉が使用可能であれば、是非再使用して欲しいものである。
・星尾温泉「木の葉石の湯」
所在地の南牧村は、群馬県の西南端にあり、西隣は長野県佐久市です。高齢者の人口が村の居住者数の60%以上を占め、高齢化率日本一の村である。さらに人口も年々減少の一途を辿り、村自体が消滅の危機を迎えているそうです。そんな状態の村に共同浴場が、村人や村外の有志により復活したのは明るいニュースである。(今年の9月8日に営業開始)
ただ場所は村の最奥部にあり、アクセスは必ずしも良いとは言えない。特に県道201号線に入ってから、一部で行違いが厳しい場所も何ヵ所かあるので、運転には細心の注意が必要である。ただ道路は全て舗装されており、所謂悪路では無い。またコミニュティバスも通じています。建物は、外観からはとても共同浴場とは見えない2階建ての重厚な和風造りで、パンフレットによれば現地の古民家を改装したそうです。
しかし料金が1000円と高額なのが、玉にキズです。でもこれは村人と村外の有志が力を合わせて、自力で造り上げたことを思えば納得が行きます。
浴室内は浴槽、椅子、桶、床、壁面等オール木造で、気の香りが匂うようです。湯は加温のみ有の源泉掛け流し、湯色は薄茶色、温めで長湯が出来、微かにスベスベ感がありました。浴槽の広さは3~4人位とやや小ぶりです。窓からは対面の山並、道路下の川が見えます。洗い場は2ヶ所あり、温冷2口の蛇口が付いています。アメニティは石鹸のみが置かれていました。脱衣所には鍵付ロッカーは無く、4脚の椅子の上に籠が置かれているだけです。そのため貴重品は受付で保管してもらいます。
また、畳敷きのレストランがあり、地元の食材を使用した料理が楽しめます。駐車場は建物の周辺に8台位あるようです。
1. 住 所 : 群馬県甘楽郡南牧村星尾1162
2. 電 話 : パンフに記載無、ホームページ参照
3. 大人料金 : 1000円
4. 営業時間 : 11時~20時(受付は19時30分まで)
5. 定休日 : 毎週月曜日(但し月曜日が祝日の場合は営業し、翌日休み)
6. 泉 質 : ナトリウム・カルシウム・炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)
7. 源泉名 :木の葉石温泉
8. 湧出量 :毎分23.7リットル(自然湧出)
9. 源泉温度 :14.6度
10. PH値 :6.1
11.温泉利用状況 :加温有、源泉掛け流し
12. 知覚等 : 無色透明
13. その他 :駐車場有、レストランは毎週月曜日と隔週火曜日が休みです。各月の休日はホームページ参照
玄関 男湯暖簾 脱衣所内の椅子と籠 浴室壁面
洗い場 湯口 浴槽 浴室全景
・にこにこ甘楽(旧かんらの湯)
今年の2月4日にリニューアルオープンされた施設で多世代サポートセンター内にあり、前述の通り非温泉施設で誰でも入浴出来ます。しかし料金は大幅に下がり、一般200円、高齢者(70歳以上)100円に改定されました。かんらの湯と違い、浴室内は10人位の大浴場1ヶ所あるのみです。湯は適温、当然無色透明、心なしか少しスベスベ感があるように思えました。洗い場は浴室内の両側に設置され、左側のみに仕切板が設置されています。アメニティは一切置かれていませんが、受付で買い求めることが出来ます。脱衣所内には棚と籠のみで、鍵付ロッカーはありません。しかし、入口に100円返還式の貴重品収納庫と鍵付ロッカーが設置されています。当地に観光で来たついでに、汗を流すにはいいかも知れません。
1. 住 所 : 群馬県甘楽郡甘楽町大字白倉1395-1
2. 電 話 : 0274-67-7655
3. 大人料金 : 200円、但し70歳以上の高齢者は100円
4. 営業時間 : 10時~18時
5. 定休日 : 毎週月曜日、年末年始
外観 男女湯暖簾 鍵付ロッカー&貴重品収納庫 脱衣所
大浴場 大浴場→全面