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「素顔の私」このアルバムは彼女の最高傑作との評価が高いアルバムです。このアルバムが復刻されます。
今回はリマスターされるとのことで、とても期待が大きいものと期待しています。
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生存バイアス。
八神純子嬢も1980年代初頭に日本の歌謡界において、生き残った者しか見えてこない生存バイアスの世界にいた。
彼女は、この生存バイアスの世界に生き残った際、余り貪欲に生存できた感覚を持っていない。
ハッキリ言えば、運がいい。
ヤマハボーカルスクールに通い、自分の歌う曲を作り、その曲が賞を受賞して・・
そんな、幸運の世界を生きてきた。
彼女の脳裏に描かれるメロディのイメージが彼女を生存バイアスの世界に生き残ることを許したのだが、艶のある素晴らしい声質も彼女の幸運の鍵であったのは確かであろう。
しかし歌謡界での幸運の連続は、彼女の育ちからして人を押しのけてまでTOPを張ろうという気概にはつながらない。
彼女の20歳の時代はモンテカルロ法による篩い分けに翻弄されたような感覚なのだろう。
今の時代の子には見られない落ち着きと色気。貪欲に生きていく訳でもなく生存バイアスを生き抜くそんな浮世離れした彼女が好きだ!!
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さらに八神純子さんの事を知りたくなった方は、もっと深い深い八神純子論を展開されている 姉妹サイトであるクリフォードさんのサイト Turquoise Blue 比類なき歌姫八神純子 をご覧下さい。
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しかし歌謡界での幸運の連続は、彼女の育ちからして人を押しのけてまでTOPを張ろうという気概にはつながらない。
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今の時代の子には見られない落ち着きと色気。貪欲に生きていく訳でもなく生存バイアスを生き抜くそんな浮世離れした彼女が好きだ!!
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そう言えば、純子さんは自分の歌を売り込もうと言う姿勢はそれほど強くなかったように私も感じます。
デビュー当初のコンサートでも、どうしても私のレコードを買って下さい、というイメージがありません。
にも拘わらず彼女が売れたのは、やっぱり純子さんには売り込まなくても売れる魅力があったんだと思います。
彼女って多くの人が感じているのですが、若い頃貪欲さはなかったですよね。
最近、生存バイアスに関する事を文献で読んだので、彼女の事がイメージに浮かびましたのでその話を書きました。
彼女自身全く売る気はなかったって事では無いでしょうが、みずいろの雨以降自分の思っているところとは違った展開になったと私は想像しています。
ということで最初のスタート時点、人並み以上の歌手への意欲があったわけではなく、それが初期の彼女の良さだったのだと思います。
魅力って無欲から出てくるのが一番美しいから、それが彼女の魅力の原点だと思っています。
物事は切り口にあり、切り口こそが知的であるかの価値基準。
兎も角も、盗作から此処にたどり着きました。
アナログ時代は彼女のアルバム全部?もってましたが、CDの快適さにすべて破棄。
二月ほど前、LPからCDになったことを知り買いあさっていた折、金銭的理由からユーチューブにたどり着きました。