題目 : 羅生門
京都の守護職・源頼光の館で、酒宴の最中に四天王の一人渡辺綱は、都の南北に走る朱雀大路の南端に建っている「羅生門」に鬼が住み着き夜な夜な出没するとの噂を聞いた。
さっそく真偽を確かめるため、夜が更けてから一人、馬に乗り「羅生門」に向かった。
「羅生門」に着いた綱はその証の札「禁札」を門前に打ち立て、「いざ帰らん」と踵を返そうとした。その時、突如背後から鬼が現れ、綱の兜を掴み襲いかかろうとした。
このねぶたは襲いかかろうとした鬼に対し、腰の名刀"髭切丸"を抜き、応戦する渡辺綱との対決の場面である。