四季折々 やぶさか真佐の吉野だより

世界遺産の地 吉野から怒れるおばちゃんの四季折々をお届けします。

経済危機対策臨時交付金使い道決定

2009年07月02日 22時05分47秒 | Weblog
 2日、臨時議会で補正予算が承認されました。経済危機対策臨時交付金と言う名の交付金で、うれしい中身だけれど選挙目当てが見え見えです。元はと言えば、三位一体改革とか骨太とかネーミングはいいけれど、地方への交付金を削り続けて地方が疲弊しているから、ばらまいてくれたものです。

 他の補助金もあわせて1億8380万円。町道8路線の舗装や壊れていた観光用の移動トイレ、病院の浴槽や持ち運び用のエコーなど必需品に使われます。買いたくても買えなかったものが購入でき、ほっとしますが、国策に振り回されているなというのがありました。
・デジタル化に向けたテレビの購入。公共施設に12台。学校に55台。莫大な金額です。
・光ケーブル導入によるパソコン購入。子どもたちや先生用に118台。シルバー用に20台。昔は、先生たちは自分のノートパソコン持ち込みでしたが、今は、LANの時代。これも高額。
 もし、交付金がなかったら、どうなっていたのだろうと思います。
 
 さくら苑の福祉車両も購入。吉野町の負担金453万円。「車のがたがたがひどくて病院に行くと腰が痛くなる」と嘆いておられた入居者さん。よかった。ちょっとは楽になることでしょう。

 各論賛成、総論異議あり。若者定住や子育て支援など将来への投資に回らないのです。削られた交付税を元に戻して。みんなで奪い合いしなくていいようにしてほしい。本当に必要なものばかりなのだから。

 おっと・・。新型インフル対策のマスク9600人の10日分というのもありました。危機管理システムの構築と共にどう配分するのか検討がなされるとのこと。

 消費者相談窓口もきれいになります。クーリングオフや多重債務など困った時は、毎週火曜日の午後、専門家が相談に乗ってくれるそうです。

 町民の暮らしを支えるためには、国の支援が不可欠。田舎があってこそ、国土と環境が守られるのですから。