ソフトバンク 王貞治監督 お大事に。
胃全摘と伺っています。食道と小腸のつなぎ目は時として狭くなります。
これを「狭窄」と申します。狭くなっているので食べ物が詰まるんです。
腹腔鏡手術に限らず消化管の手術では起きうる事です。
食道胃小腸大腸は筒です。食べ物が通るパイプです。
手術で切って繋ぐと狭くなってしまう事があります。
良く咬んでゆっくり食べましょう。
でも 肉なら10回とか野菜なら15回とか
何グラムの米飯を30分かけて嚥下しましょうとは 言わないんです。
医療 医学 人体 は 全て 予定通りに行かない事があります。
でも 予定通りに行かないと 今は 裁判になってしまいます。
おまけに 期待権の損害(なんじゃこりゃ?)とか言われてしまうと、、、、、
私なんか 萎縮してしまいます。
そのうち 出来る事も「自信がありません」 て 逃げてしまいそうです。
自分は 内視鏡の専門的知識と経験を積んできたと自負していますが、
今後 万一 検査で穴でもあけたらどうなってしまうんでしょうか。
世間様から、マスコミから、袋だたきにあって
市中引き回しの上打ち首獄門かなぁ?
以下 一部の先生には わかってしまいますが、 平に ご容赦下さい。
食道外科で有名なM先生が南米某国で食道の公開opをなさったそうな。
その時 食道の癌は見事に取られたんだが、食道の壁に小窓が開いたそうな。
でも その小窓は穴が開いたとは騒ぎ立てられず、
二週間の絶食安静と抗生物質の点滴で患者さんは無事退院なさったそうな。
これは、医療ミスなんだろうか、医療の不確実な部分なんだろうか。
M先生は国内学会でも
「このようにたとえ穴が開いても抗生物質の点滴をして安静にしていれば穴は閉じます。」
とおっしゃいます。
どうか M先生、内視鏡検査や内視鏡治療では壁に穴が開く事があるんだと
広くお話下さい。(M先生 押しも強そうだし)
我々 未熟もんの若輩が言っても、だれも聞いてくれません。
そして 日本は食道胃大腸の早期癌が世界で一番見つかっている国なんだとお話下さい。