台風や雨が続くので久々に壁面画(縦1m、横4mほど)を作成した。
もちろん職場でのお話。
前回は7月だったかな?
「ひまわり」の壁面画だったので、
寒くもなってきたし「さすがにひまわりじゃね~」と季節感にうるさい職員さんにも催促され
子どもたちにご協力を頂いた。
いつものように、男女に分かれてそれぞれ作成したんだけど、
今回は彼らの手のひらを使った「手形」で紅葉を表現してみた。
手の平に直接絵の具を付けるから最初はどぎまぎする子どもたち。
でも、すぐに慣れて大はしゃぎに(笑)
特に男子さんね。
手の平で塗りたくるもんだからほとんど抽象画の世界に入り込んでる(笑)
黄色、黄緑、橙色、赤、と順番に手形(?)を付けて、
ある程度乾いた後にその隙間に空や木の幹なんかの色を入れ込んでもらった。
約80分の製作時間だったけど、
はしゃぎ過ぎたせいか最後はもうヘトヘトになってた(笑)
制作終了後には、
いつものように
1.これくらいの大きさの壁面画を作成するのは相当大変なこと
2.近くだとぐちゃぐちゃに見えても、ちょっと距離を取ればそれが気にならなくなること
3.「良いと思って取り組んだこと」ならどんなことでも最終的にはうまくいくということ
を伝えて彼をねぎらった。
話している時は半信半疑で聞いていた彼らも、
後ほど壁に飾られた絵を見て彼らは結構満足そうな顔を見せていた気がする。
一発じゃ理解できなくとも、
こうやって何度も繰り返し体験すればそのうち腑に落ちる時が来ると思うんだよね。
地味な道のりだけど、
それが彼らの心の中の糧になっていくことを信じて毎日取り組んでる。
ホントにね、
未来への希望がないとやってられないほど凄まじい生活を送ってきてる彼らだから
なおさら大人には「希望」を提示する役割があると思ってるんだよね。
それと同じように、
大人たちは「自己責任で切り捨てる社会」ではなく
「希望のもてる社会」をつくっとかないといけない。
と、つくづく感じている今日この頃。