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yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

「結果がすべて」は不幸になるよ。

2018年05月07日 | たわごと、ひとりごと

「世の中結果がすべて」

7年ほど前、元妻が小学生だった息子に伝えているのを聞いて「そんなことを教えるもんじゃない」と怒って論争したことがある。

*  *  *

その当時、元妻は息子に合格倍率10倍もの難関の中高一貫校に受験をさせたくて、受験なんて何の興味もなかった息子を焚きつけていた。
母の意を察してか、とうとう息子が「受験する」と決めたので、
ボク自身も
「まあ経験の一つとしてやってみるのもいいかもね~。やるからには受かるようがんばってね。でも、落ちてもキミがダメというわけじゃないから落ち込んだりしないでね~」
と伝えたせいかどうかはわからないんだけど、
さほど熱心に勉強するわけでもないから一向に成績が伸び悩んでいた。
そんな時に息子に向かって発せられた言葉がこれだった。

*  *  *

世間ではよく言われる「結果がすべて」とかいう考え方がとても気に入らなかった。だって、この世の中のほとんどの人は「見栄えの良い結果」なんて出せないわけだからね。
そういう人たちの人生はダメだとするこの考え方がとても救いようのないものに感じていたから、息子にはこんなことを思っていて欲しくなかった。

*  *  *

今回、高校生活で最後になる部活の大会で自分の思ってたような結果じゃなかった息子が
「結果を出せなかった俺って本当にダメな人間だ。これからもきっと良いことなんて全くないに違いない」
と泣き言を言っていたので、
夜中の1時半ごろまでずっと話に付き合った。

というか、
「どちらかが勝ってどちらかが負けるような勝負ごとの結果なんて気にするな。どんなにそれまで努力しても必ずどっちかが負けるんだから。そんなことよりも自分のベストを尽くすことだけを考えるべきだよ。そして、自分のベストを尽くせれば結果がどんなんだろうとそれでOKなんだよ。」
ということを伝えたかったから、
ボクの話に付き合ってもらったというべきかな~。(笑)

*  *  *

彼は相当しつこく「結果の出せない自分はダメなんだ」と言い続けてたけど、最後は根負けしたのか
「わかった。結果を考えずにベストを尽くすことだけを考えてみるよ。」
と言ったのでそこで話は終了となった。

事あるごとにそういう話をしているから「大丈夫」と思ってたんだけど、彼にとっては「結果がすべて」の方が理解しやすいんだろうな~。
でも、
どこを「結果」とするのか?
「禍福はあざなえる縄のごとし」とも「人間万事塞翁が馬」とも言うし、何が「良い結果」かなんて誰にもわからないよね。
そういう中で、
自分自身ができることは、
「ベストを尽くす」ことだけしかないし、それに尽きるんだよね~。
そこらへんのことをしっかりと理解してもらいたいとおもっている今日この頃。

コメント
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