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yabanjin-soulのTシャツ魂

ロック魂を手描きで表現するyabanjin-soulのたわごと・ひとりごと

クリント・イーストウッド「許されざる者」

2009年11月30日 | 映画

Photo 昨日から息子が熱発し、下痢と嘔吐の症状があるんだけど

熱自体は37,1度までしか上がってないから

たぶん、インフルじゃないね。

今日は大事をとって学校を今年度初めてお休みした。

おかげでこちらも仕事を休ませて貰うことに。

まあ、いい骨休みになりそうだよ。

ところで、ここ最近はクリント・イーストウッドの映画にはまってる。

今回レンタルしたのは1992年にアカデミー作品賞を獲得した「許されざる者」。

その当時は「クリント・イーストウッドも年とったなあ」って思ったけど

今見ると「まだ若い」。(笑)

ま、当然っちゃあ当然なんだけど。

いや~、しかし、今見ても面白いね。

この映画で一番すごいのはジーン・ハックマン演じる「リトルビル」っていう保安官。

好き嫌いがハッキリしてて、好きなものには甘いけどキライなものにはとことん容赦ない。

このヒトに嫌われたらって思うとゾッとする。

まあ、嫌いな人種は「悪党」、「賞金稼ぎ」、「浮浪者」等々、まじめに生活してない人たちだから、個人的には問題はないんだけど。(笑)

でも、この保安官の町にいる娼婦達が「賞金稼ぎ」を雇ってカウボーイに復讐する話だから

「賞金稼ぎ」にとったら最大の敵になる。

昔の西部劇ではこういうキャラの保安官はヒーロー役になるはずなんだけど、それが敵なんだもん。

それを敵役として演ずるのはすごく難しいと思うよ。

でも、ジーン・ハックマンは、やっぱ名優だよね。

町民の味方なんだけど、アウトローに対する「凄み」や「怖さ」を存分に出してるよ。

敵役はこうでなくっちゃ面白くない。

おかげでこの映画も素晴らしいものに仕上がってる。

唯一ともいえる友人が保安官のリンチで殺され酒場の前にさらされてるっていうのを聞いた主人公「マニー」が仕返しをしに町に戻り、保安官達を殺してからの最後のセリフ、

「死人を埋葬しろ!娼婦を人間扱いしろ!でないと皆殺しだ!」

というのには心が震わされる。

もちろん、「マニー」たちにも理があるわけじゃないし、どっちかっていうと理不尽なのは「マニー」の方なんだけど

なぜか感動しちゃうんだよね。

虐げられていた娼婦達がすごく希望に満ちた表情をしてたせいかなあ。

その辺りがクリント・イーストウッド監督のうまさなんだろうね。

以前にも書いたけど、「希望」が感じられるから感動するんだと思う。

単なるお決まりのハッピーエンド的な映画とはちょっと違う、

本当の「希望」がそこにはある気がするんだよね。

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コメント (4)
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