とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

拘束

2018-04-28 11:52:35 | 日記

こんにちは。

今日はお天気がいい、穏やかな日和でほっとする。

この1週間、仕事はとても忙しかった。
姑 とこ の入院先へ、お見舞いに行けなかった。

夫が訪ねると、以前は目を開けるのもやっとだったが、
食事を摂るようになったことで元気が出て脱走しそうになるので
結局は拘束されているのだった。

複雑な気持ちになる。
ひょっとすると…と生命も危ぶまれた時にも心を痛めるのだが、
妄想的な発言が戻ると、またそれもそれで心痛の種。

ベッドは垂直に近い角度で上半身部分を起こされていて、
ヘナをしないで切ってしまった髪は白髪が目立ち、乱れている。

夫が動画を撮ったのだ。
以前よりはっきりした口調で、アパートに帰れるなら帰りたい、
荷物を片づけないと…と言う。

「ここから降りられれば帰れる」

動画の中でそう、とこは言っていた。点滴は外れていないし、トイレも
夫がスマホをかざしていて、その画面に自分の顔が映っているので、
覗き込むようにしてしきりと乱れた髪を整えようと手を動かす。

ところで、成年後見人のための書類が親書で病院に届いていた。
とこ 宛てに、夫のところに届いたものと同内容である。
しかし、本人に直接渡さず、病室に「お渡ししたいものあります。お声掛けください」という札が掛かっていたので、本人も何か届いたことが分かったようだ。

「お金を払っていないんでしょ」
督促が来たのだろうと思ったようだ。
そして、もうここにはいられない…と言う。

分かっているようで、分かっていない、思い込んでいる、
聞いているようで聞いていない、といった状態なのかもしれない。
特に数字の話は怪しい。数字の大小がわからない感じがある。
それとも、私たちも今回のことで多少なりとも持ち出しはしているので、
こちらに迷惑がかかっているということを心配しているのかもしれないけれども。

ともかく、身体を動かそうという意欲はあるので、
「ごはんが不味い」は聞き流すとして、
ひとまず、元気がでたことが良かった。


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