vol.230 ヤーコンの先進地・岩手県陸前高田市の惨状に心を痛めています

2011年03月15日 | Weblog
東北地方でヤーコンの栽培・加工に熱心な所は陸前高田市と福島県の天栄村です。
陸前高田市には平成13年に、天栄村には平成15年に訪れたと記憶しています。
いずれの地もヤーコンに関しては日本で5指に数えられる熱心な土地柄です。
情報を持ち合い、力を合わせて高品質のヤーコン作りを進める姿に出会いました。

雨が降れば自然に水が流れる傾斜地を選んでヤーコンを栽培していました。
また、栽培方法も失敗の積み重ねの中で確立したものだと聞きました。
陸前高田市の場合は農協が、天栄村の場合は役場が中核となって進め、
前者はジュースなどの高度な技術を、後者は麺などの加工品を開発していました。

陸前高田市では美しい海の傍の5,6階建てのホテルに宿泊し歓待を受けました。
海に流れる川沿いに作られた町並み、水に囲まれたホテル周辺の美しい風景、
ヤーコンが栽培された小高い山間から眺める海岸線の美しさを思い出します。
それが今回の地震・津波で壊滅状態となり、テレビに連日映し出されています。

お世話になった方々に電話をしたいと思いながらも、とても怖くて出来ません。
被害範囲が500キロにも及び、想像を絶する惨状に胸が痛みます。
ヤーコンに係わる上記2つの取り組みは地域興しのモデルだと考えていました。
チームで仕事をしたり、近所の助け合いで成り立つ社会の名残を感じていました。

「自民党をぶっ潰す」と、意見を異にする仲間を追い出して政権を維持した小泉総
理。
「脱小沢、反小沢だ」と、党を分裂させても政権を長く守ろうとする管直人総理。
21世紀に入り原発事故を含めた今回の東北関東大震災は日本没落の象徴です。
天罰と言うか、神の与えた警告であり試練だと思うのは私だけではありますまい。



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