白島線の終点、白島電停の行き止まり。道路の中央にあるので、車止めらしい車止めはない。レールの先端に黄色いクサビのようなものが付いているのみ。
広島電鉄の市内軌道線はどの系統もどこまで乗っても(乗り換えても)150円均一だが、この白島線は100円乗り切りとなっている。途中に3停留所があるだけの短い路線だが、2台の電車が往復しており本数は多い。
他系統の乗り入れもなく、線内折り返し電車だけとなっているようだが、レールは八丁堀で紙屋町方面につながっている。
少し引きで撮影すると、こんな感じ。
折返し八丁堀行きの電車がやってきた。旧京都市電の車両には京都にあやかった名称が各車両についていて、今回の電車は「鞍馬」。
白島電停の手前ですでに行先表示幕は「八丁堀」になって入ってくる。
八丁堀で折り返す「白島行き」。
白島線の八丁堀電停は、線路は複線になっているが、ホームは一方の線路にしかなく、線内折り返しを前提とした作りとなっていた。
写真では分かりづらいが、電車の後方に折り返し用の片渡り線がある。
運行形態は独立独歩の白島線だが、レール自体は白島線も八丁堀で他線に接続している。(左に曲がっているのが白島方向、直進すると広島駅方向)
ご覧のとおり、線路は複線だがホームは片側のみ設置されている。幅も狭く、車道に挟まれているので、降車客が信号が青になるまでホームに滞留してしまい、乗車客とひしめき合う。
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